帝国学園の屋上、鬼道は、ある人物を会いに来た。
「またこんなとこいたのか、山城。練習をサボるなんてお前らしくない。」
「ゆうちゃんか。だってなあ。」
鬼道は、知っていた。山城が、ここ最近の練習に身が入っていないこと。理由は、初戦の相手が全員後半戦意を損失し諦めていたからである。
「勝つことが、この学校の理念だ。それ以外に必要なものは無い。」
「いやぁ、勝つのは良いんだけど、不完全燃焼だからな。どうせ、木戸川以外どこも弱いのにすぐ諦めるからな。楽しくも何ともない。ハァー」
山城は、ため息をこぼす。鬼道は、主将として、ライバルとして山城の状況何とかして上げたい。が、現実そうも行かない。怪物を相手に出きるのは、同じ怪物しかない。
「とにかく、まだ試合は残ってる。それに木戸川が勝ち残ってる。ここでサボって豪炎寺に負けて良いのか。」
「わかったよ。少ししたら、行くよ。」
その言葉に山城は、動く。鬼道は、とりあえず山城のサッカーの情熱まで消えてないことを確信する。そして帝国は、その後の試合も圧勝する。山城は、ため息をつく数が多くなった。そして、時を同じくして木戸川では。
「おい、豪炎寺。見ろよこれ。今大会の結果。」
「うん?。これは、凄い。」
チームメイトと見た結果の記録。ここまで、4チーム残ってる。豪炎寺の目には、帝国以外入らなかった。なぜなら、スコア圧倒過ぎていたからである。
「やっぱり、今年も帝国か。中でも、この四人の1年は別格か。1年から主将の鬼道、同じく1年でスタメンになった佐久間、源田。そして、今大会のNo.1ストライカー 怪物 山城。」
「確かに。だけど、負けるわけには行かない。」
「そうだな。こっちも負けるつもりは、ねえからな。」
木戸川イレブンが、帝国の結果に気合い入れる。そして、2チームが決勝まで上り詰めた。決戦前日の帝国の練習グラウンド。
「山城、遂に木戸川とやるぞ。気合い入れてけ。」
「分かってる。だって、向こうはそうそう諦めそうなチームじゃなさそうだし。それに、豪炎寺もいる。気合いも上がるぜ。」
そして、最終調整を終えた山城は気分がてら久しぶりに鉄塔に向かった。そして、そこで、見知った顔に出会う。
「久しぶりだな、一平。凄い活躍してるじゃないか。」
「まもちゃんか。久しぶり。相変わらず、熱いね。」
「なんだよ。そっちは少し冷めてないか。」
「まぁ、そうかもね。相変わらず、圧勝だし。」
そして、円堂は山城に向かってボール渡す。それを受けとると、
「一平、久しぶり勝負だ。俺の成長を見てくれ。」
「良いよ、豪炎寺の前にまもちゃん片付けてやる。いくぞ。」
そして、円堂と山城の1対1の勝負が始まった。結果は、山城の完全勝利。だが、久しぶりに熱い円堂のプレイに、山城の心に火をつける。
「ありがとう、まもちゃん。おかげで、明日も勝てそうだわ。」
「くそー、一本も取れなかった。何て威力してるんだ。だけど、やっぱ熱くなるな。山城のシュートに触れると。
。」
「当たり前だ。伊達にこっちは名門のスタメンはってねーよ。もう少し、練習頑張れ。じゃあな。」
「おう、もっともっと。強くなってやる。」
こうして、山城にとっての最終調整を終えた。そして、迎えた決勝戦。ある出来事によって、山城を変えてしまう。