世界選抜メンバーでの活動が始動。だが、チームは、すぐに壁にぶつかった。それは、
「俺に任せろ。」
「いいえ、私だ。」
「ミーだね。」
「ぼくでしょ。」
代表のキャプテンを務めていた者達が、今回のキャプテン決めで揉めていた。ことの発端は、練習直前のミーティングで起きた。
「このチームのキャプテンなんだが、君たちで決めてほしい。」
「「「!?」」」
「今回、選ばれたのは、選りすぐり選手達である。誰にチームを任せても面白い。」
「つまり、我々で決めると……。」
「そうだ、決まったら教えてくれ。それじゃ。」
マードックは、そう言うと退室する。それからは、現在に至る通りになる。キャプテンマークにこだわりのない山城と一部の人間は、その様子を伺う。だが、長引きそうなので山城が動く。
「なあお前ら、その辺にして練習しようぜ。キャプテンなんざ別に後で決めてもいいだろう。」
「「「……。」」」
だが、不服そうな面々。山城は、ため息をつく。練習が始まり、各々のアップを済ませた後に練習に移るが、やはりそこでも各々こだわりでぶつかる。フィディオは、遂に注意する。
「お前たち、いい加減にしろ!チームメイト同士だぞ!少しは、他の者に協力しろ!」
だが、一同は止まらなかった。
「何でお前に支持されなきゃいけないんだ。」
「そうだ。悪いが、これは、俺たちのやり方だ。口を挟まないでくれ。」
「それに、ユーは、キャプテンじゃないだろ。」
「お前たち……。」
フィディオは、我慢の限界に達していた。そんな状況に、山城が動く。
「よし!こうしよう。お前ら俺に掛かってきな。」
「「「!?」」」
「イッペイ!?どうしてそうなるの?」
「だってよ、お前ら自分を曲げれないだろう。ならいっそ、勝負ことで決めた方が早い。」
「「「……」」」
「決まりだな。誰からくる?」
山城の前にテレス、エドガー、ディラン&マーク、ロココが揃う。山城は、キーパーグローブを付ける。
「それじゃあまずは、一人ずつシュートを打ってこい。俺から点を取れたら勝ちで良い。」
まずは、エドガーが出る。
「良いんですか?あなたFWでしょう?ケガしないでくださいね。」
「良いから打ってこい。最下位の奴のシュートなんて屁でもねーよ。」
「っ!後悔しても知りませんよ!ハアア!!エクスカリバー!!!」
「マジンザハンド。」バシンッ
「なっ!ばかな!?」
エドガーのシュートをあっさり止める山城。ゾーンを発動し全員に威圧する。
「次。」
「!?ミーたちが行くよ!!」
ディラン&マークが次に出る。
「二人で攻めるからって文句ないよな。」
「ああ、別に問題ない。お前ら二人でようやく戦えあるレベルだしな。それぐらいのハンデだ。」
「!行くぞ!ディラン!」「OKマーク!!」
「「ユニコーンブースト!!」」
「ハアア!!っ正義の鉄拳!!!」ボコッ
「「なにい!」」
今度は、大きく弾く。この時点で皆が気づいた。自分たちが誰を相手にしているのかを。その後のテレスとロココもあっさり止める山城。次は、ボールを足元に置く。先程のメンバーが身構える。
「はあ、始める。いくぞ。」
「「「うおおおお!!!」」」
ロココ以外が攻めてボールを奪いに来る。だが、ゾーンの怪物には、虫けら同然。あっけなく吹っ飛ばしロココの前に立つ。
「来い!イッペイ!!ここで僕が勝つ!!」
「そうか、ならこのシュートにしよう。」
山城は、大きく踏み出し左足に力を溜めて放つ。
「あれは!!」
「フィディオの。」
「オーディンソード……。」
光の剣は、ロココを襲う。ロココも自身の技で挑む。
「タマシイザハンド!!」ドンッ
凄まじい音が響き渡る。ロココは、自分の成長に自信を持っていた。だが、目の前の怪物それを上回っていたことをシュートから感じた。
「くっうわあ!!」
その気持ちで勝てるわけでもなく、シュートは、ゴールに刺さる。それを確認した山城は、力を解く。
「お前もまだまだだったな、ロココ。大介さんの教えを無駄にするなよ。」
「うん……頭が冷えたよ。」
「さて、どうするかな。これじゃあキャプテンいなくなっちまったな。」
「何言ってるんだ?君がキャプテンだよ、イッペイ。」
「え?なんでそうなるフィディオ。」
「だって、ねぇみんな。」
「「「うんうん。」」」
「ヤマシロ、お前がやったこと思い出してみろ。」
「あ!」
自分の力で黙らした山城。それは、エドガー達のやったことと同じになる。そして、後ろからレビンが来た。
「決まったようだね。」
「はい!彼が私たちのキャプテンです。」
「そうか頼むぞ、山城!」
皆の視線も集まる。
「しょうがねえな、任せてください。それじゃあ、練習再開するぞ!」
「「「おお!!」」」