チームとして活動し始めたドリームチーム。キャプテンになった山城は、皆の思いをくみ取り練習メニュー立てる。以前のいがみ合いは、無くなり活気が出る。山城もその中で、共に加わるが、ある選手が気になっていた。あまりに注目しているため、フィディオが不思議に思い話しかけてきた。
「彼が気になるの?」
「まあな。世界大会では、見たこと無いからな。」
「確かに、あの話を聞いたら尚更ね。」
それは、メンバー招集時の顔合わせの時に遡る。山城は、見知ったメンバーの中に初めて会う顔もいたので気になったのだ。そして、声を掛けることにした。
「よう、初めましてになるな。俺の名はy。」
「イッペイ・ヤマシロだよね。」
「!?そうだが、何処かで会ったか?」
「いや、初めましてで合ってるよ。初めまして、ヤマシロ。僕は、ルーク・トライトン。よろしく!」スッ
「ああ!こちらこそ!」ガシッ
握手を交わした二人。その後、お互いの話になる。
「トライトンは、」
「ルークで良いよ。」
「俺もイッペイで良い。ルークは、何処のチームでやっていたんだ?イギリス出身だからてっきりエドガー達と同じなのかと思ったぜ。」
「うん、たしかにイギリスの生まれだけど、その時別の用事で参加できなくてね。今回は、たまたまエドガー達と今回のレビンさんが試合を見ていてくれたから声がかかったんだ。」
「へえ、数奇なもんだな。」
「僕も驚きさ。けど、そのおかけでこうしてサッカーできるんだ。」
「そうかよかったな。これからは、チームだ。よろしくな、ルーク!」
「こちらこそ、イッペイ!」
時が戻り、練習に混ざっているルークを見る山城。
「まあまだ知らないところもあるがな。」
「そうだね。けど、それを言ったら僕たちも同じじゃないかな。」
「そうだな。じゃあそろそろ俺たちも戻るか。」
「だな。俺は、向こうに混ざるけど、イッペイは?」
「おれは、もう少し皆の様子見てから参加するわ。」
「OK待ってる。」
そう言ってフィディオは、その場を後にした。山城は、再びルークを観察する。
「(たしかに素性も気になるが、俺としては、平均ぐらいの能力で選ばれた方が気になる。ルークの何が選抜される力なのか……。)そういえば、もうそろそろ強化試合があったな。さて、そこでチームの現状と一緒に計るか。」
山城は、キャプテンとしての仕事を全うするのだった。その夜、自主練習を行う山城は、1人グラウンドでリフティング、ドリブルなどの基礎練習に励む。ある程度まで行ったら、休憩に入った。だが、気配を感じ取って声を掛ける。
「誰かいるのか?俺に何か用か?」
すると、気配の人物は、近づいて姿を現す。
「いや、バレてたか。」
「まあ、いそうだなって感じただけだ。それで何か用か……。ロニージョ。」
「いやなに、君が出ていくところ見たからついて行って何かプレイのヒントにならないかと思ってね。」
「なんだそんなことか。で、何か掴めたのか?」
「まああくまでイメージでしかないけどね。」
「へえ、流石ブラジルの至宝だな。」
「けど、ある部分が掴めそうにない。」
「それは?」
「ゾーンだっけ?あれには入れたらもう少しなんだけどね。」
「!?ゾーンをか。あれは、切っ掛けが必要だ。」
「切っ掛け?それっていったい?」
「残念だがおれにもわからない。けど、ロニージョなら見つけられるだろうな。」
「そうなのか?なら、頑張ってみるか。イッペイ!明日から付き合ってくれないかな?」
「良いけど、大丈夫か?貴重な時間削ってしまうことになるが?」
「ああ大丈夫さ!むしろきみとの時間がさらに自身の力になると思う。」
「そうか……よし!一緒に頑張ろうぜ!」
「ああ!よろしく頼むよ!」
そして、次の日から二人が一緒に行動する時間が増えた。この経験は、ロニージョにも山城にも壮大な力になるのだった。
強化試合の相手何処にしますか?感想をください。