楽しくただ純粋に   作:瓦版

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開幕

山城は、練習後のストレッチをしながらノートパソコンを開く。

 

「(さてと、そろそろポジションを決めないとな。正直、今回のメンバーは、フォワードが多すぎてバランスが悪い。そこに、未知数のルーク。本当にロココとテレスが来てくれて助かった。)どうしたものかな…。そういえば、そろそろあっちも始まる頃か。さーて、誰が出場したかな?」

 

山城は、冬期フットボールフロンティアのページヲ開く。時間が遡り場所は日本のフロンティアスタジアム。今回も数多くの学校が出場した。場所が変わって日本のフロンティアスタジアム冬の大会も各都道府県から勝ち上がった強豪揃いである。その中でも注目は、イナズマジャパンの選手がいる学校である。

北海道 吹雪率いる白恋中

東京 佐久間と不動擁する前年覇者 帝国学園

京都 小暮所属 漫遊寺

福岡 立向居をキーパーに据える 陽花戸中

沖縄 綱海を中心とする 大海原中

そして、この5校より下馬評が高かったのが。

 

『最後は、今年の夏季フットボールフロンティア優勝校 雷門中だ!!』

 

そのアナウンス共に入場する雷門中。それと同時にスタジアムの歓声は、一気に高まった。日本代表を複数人所属かつフットボールフロンティア優勝。これほどの実績を引っ提げた雷門が注目されないはずがない。開会式は、順調に進み大会委員長からの言葉である。

 

「諸君、フットボールフロンティア出場おめでとう。各都道府県から選りすぐりのチームが出場してくれた。世界選抜チームへの挑戦権勝ち取れるように健闘祈っています。」

 

大会委員長の言葉とともに開会式は、終わる。閉会後イナズマジャパンのメンバーは、集まって互いの健闘を祈った。ある程度の談笑が終わり解散する際に円堂と豪炎寺と鬼道は、吹雪に呼び止められた。

 

「どうしたんだ吹雪?」

「円堂君、豪炎寺君、鬼道君。君たち世宇子中の様子見たかい?」

「いや、列が離れてて分からなかったな。」

「…そうなんだ…。」

「?どういうことだ吹雪?」

「あのね僕、予選での君たちや他の学校の予選のデータを見ていたんだ。その中でもイナズマジャパン、地上最強イレブンのメンバーについては、特にチェックしていたんだ。勿論、仲良かった世宇子中も見ていたんだ。そしたら、今回の予選全試合で相手が途中棄権してるんだ。」

「「「!?」」」

「そして、さっきすれ違って挨拶しようとしだけど、できなかった。」

「?どうして?」

「彼らのオーラというか雰囲気がまるで別人レベルで恐ろしかったんだ。」

「「「…」」」

「もし、当たるようなら気をつけた方が良いかもね。」

「そうかありがとう吹雪。」

「うん、じゃあまた試合で。」

 

そして、吹雪は、その場を去っていった。

 

「あの吹雪が忠告する程か。」

「世宇子、もしかしたら一番警戒する必要があるかもな。」

「とりあえずまず初戦だな!それからでも良いじゃないか。」

「そうだな。」

「よし!まず初戦勝ちに行くぞ!!」

「「おう!」」

 

場所が変わって練習場。

 

「キャプテン、揃いました。」

「ありがとう。みんな、我々は遂にスタートラインに来た。目指す場所は、わかっているね。」

「「「……」」」

「目指すは、頂点!!そして、チームを去った彼を叩き潰す!!いくぞ!!」

「「「おぉ!!」」」

 

それぞれの思惑がある中で開会式後に行われる大会最初の試合。世宇子中の登場もあり会場は、盛り上がりを見せる。客席には、各校の偵察チームまたは選手達が見に来た。そんな中で世宇子は、驚きの力を見せつけるのだった。

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