楽しくただ純粋に   作:瓦版

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鎮火

迎えた決勝、バスに乗り決勝へ。そして、スタジアム入りをする帝国。山城は、全国の決勝を楽しみにしてた。なぜなら、強くなった豪炎寺と戦えるからである。そうして、アップする。そして、木戸川のベンチを見る。しかし、いくら時間になっても豪炎寺が出てこず、気になって木戸川のベンチに行く。そして、木戸川の監督に質問する。

 

「あの豪炎寺君は?。」

「あいつは、来ないよ。」「え?。」

「今日は、あいつ抜きで君達に挑むよろしくな。」

 

その瞬間、山城の中の何か消えた。今までのモチベーションが、ここで一気に下がる。そして、ベンチに戻る。

そこで、影山と話をする。

 

「どうした、豪炎寺が居なくなっただけで、そんな腑抜けになるのか。相手は、強豪の木戸川だ。お前の望みを叶えてくれるかもしれん。」

「はい、期待しないで頑張ります。」

 

こうして、波乱のキックオフ。向こうは今までと編成を変え、三つ子の選手を入れてきた。そして、ボールを持った山城に話し掛けてくる。

 

「お前が、山城だな。」

「豪炎寺君の代わりにお前を倒すみたいな。」

「つーか、俺たちならお前ごとき、豪炎寺なしで勝てるみたいな。」

 

その言葉に、山城は何も感じず、ドリブルであっさり三人ともぶっ飛ばした。その後は、あっさり先制を決めた。そして、ポジションに戻る際、三つ子に話す。

 

「お前達が、豪炎寺の代わりしてくれるのか。なら、簡単には壊れてくれるなよ。」

 

三つ子は、後悔した。豪炎寺の代わりに出たこと、名門相手に慢心したこと。そして、目の前の怪物に無謀な勝負を挑み、地雷を踏み抜いたこと。それから、三人は山城に挑むが箸にも棒にもかからず、あっさり数分で三人仲良く交代する。その後も帝国の猛攻、感情の無い怪物の遊びのプレイになす術なしに蹂躙された。その場の観客は、誰1人として木戸川の優勝を期待するものは居なくなった。そして、帝国学園が連覇を達成する。帝国のメンバーは、誰1人として喜んでおらず、山城に関しては、試合終了後さっさと帰る始末。そこは、影山のおかげで、関係者や取材陣に追求されることは、なかった。

この状況を見ていたものが、2人いた。1人は、弱小のサッカー部の建て直しに勤しんでるキャプテン。そして、本来試合に出て怪物達の相手をするはずだった炎のストライカー。それぞれの思惑が、あるなか熱狂を帯びていた。フットボールフロンティアのスタジアムは、静かに終演を迎えていた。

こうして、帝国学園はまた1つ連続優勝を増やしていた。だが、その日から山城が練習にまともに参加することはなくなった。

 

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