楽しくただ純粋に   作:瓦版

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忠告

誘拐された山城を追って未来に戻ってきた天馬たち。誘拐した犯人のいるエルドラド本部にやってきた。本部に到着すると、天馬たちを待っていたかのように誘拐を企てた張本人 トウドウが立っていた。トウドウは、「中で話をする。」と言い中に入っていった。天馬たちは、警戒をするが、トウドウについて行き、本部の中に入る。会議室のような所に案内されて今回の事を全て話す。エルドラドの目的、山城の誘拐の目的、最終的な計画も。天馬たちも今回の件について意義主張を行った。そんな、会議室にサルからメッセージが届きフェーダも最終段階に移るということで最後の試合 ラグナロクを持ちかけてきた。これを機に天馬たちとエルドラドは、手を組むことにした。一方、宣戦布告を終えたサルは、フェーダの施設に足を運ぶ。そして、目的の人物たちに声を掛ける。

 

「やあ、やってるね。」

「サルか、用は、済んだのか。」

「うん。終えてきた。こっちは、どんな感じ?」

「ああ。最終段階だ。試合には、間に合うだろう。」

「そうか。それは、試合が待ち遠しいね。それじゃ、失礼する。」

「おつかれ。」

 

山城は、ゴールに移動しながらトレーニング相手 エルに声を掛ける。

 

「というわけだ。最終段階の仕上げだ。来な。」クイクイ

「ああ。いくぞ!ハアアア!!」ゴゴゴゴゴゴゴッ

ドンッギューンッ

「……。」サッ

ズドォン

 

エルは、自身の力を山城に見せた。

 

「どうだ。」

「良いんじゃないか。これなら渡せるだろ。」

 

そう言って、エルに近づいて手の平を前に突き出す。エルも同じように突き出す。二人の手のひらが重なる。すると、二人から輝かしいオーラが発動する。その光は、発行してすぐに収まる。それと同時に二人は、手を下ろした。

 

「これで、私は、最強になった。」

「そうだな。少なくともフェーダでもいないんじゃないか。エルドラドにもそれこそ天馬たちにも。」

「そうか……なら、貴様も用済みになるな。」カチャ

「……何の真似だよ。そんな物騒なものを向けて。」

「勘違いするな。武器では、ない。」バシュッ

カチッ

「またこの輪っかかよ。」

「悪いな。流石に野放しにできなくてな。終わったらもちろん開放する。それでは、行こうか。」

「たく、しょうがねえな。」

 

二人は、施設を出るために歩き始める。本部に到着して自室に入った山城は、エルに忠告する。

 

「エル。」

「なんだ?」

「さっき、お前に最強になったと言ったが、完璧で無敵になったわけじゃないからな。それだけは、覚えといてくれ。」

「?わかった。覚えておく。」

「なら良い。あと、サルを一人にさせるなよ。」

「?どういう意味だ?」

「そのままの意味だ。あいつのそばに居てやれ。皇帝というのは、いつだって孤独だからな。」

「……承知した。」

「よし、もう良いよ。悪いな引き留めて。」

「いや、問題ない。それじゃ、失礼する。」

 

エルが、部屋を出ていき一人になる山城。窓から見える未来の景色を眺める。そして、時間は、進んでいき来るラグナロクが始まる。

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