遂に、始まったラグナロク。山城は、天馬たちの試合を見守っていた。試合は、ギルとメイアの二人を中心にフェーダに圧されていたが、天馬たち奮闘する。だが、事件が起きる。なんと、味方であるフェイが、自陣のゴールにシュートを叩き込んだのだ。それにより、試合は、初戦を落とす。そして、フェイが敵側の人間であることが判明した。天馬は、親友の行動にショックを受ける。山城は、自身の席から立つ。
「どこかに?」
「ちょっとな。」
そして、山城が向かったのは、天馬たちの所であった。勿論、山城の登場に驚く天馬たち。山城は、そんな彼らのリアクションを他所に一番心のダメージがある天馬と話す。
「天馬、残念だったな。」
「山城さん……俺どうしたら。まさか、フェイが。」
「それについては、とてもショックだと思う。それで、お前は、どうする?ここで、フェイと決別するか?」
「俺は、……やっぱり、諦めたくありません。フェイにどんな事情が有るのかわからないけど、フェイは、俺の仲間で友達だから!」
天馬の心の成長に関心した山城。ここで、本当に天馬たちの助力を行うことにするのだった。山城は、サルの前に現れる。
「どうかしたのかな?なにか用事でも?」
「この枷を外せ。」
「理由を聞いても良いかな。」
「理由も何も飽きたからさっさと解放しろ。」
「全く、語り継がれるほどに自由人だね。」
カチッ
「ここで、死んでも構わないということか。」
山城の背後にエルが拳銃を突き付ける。だが、サルがその拳銃を抑える。
「エル、無駄だよ。この男は、誰にも縛ることが出来ないよ。勿論、俺や君もね。」
「……。」スッ
「ということだ。君の解放を許可しよう。」
「助かる。お前らには、一応恩があるしな。代わりに何かするか?」
「いや、もう良いよ。エルの特訓に付き合ってもらったから。良いよね、エル。」
「私としては、あまり喜ばしいことではないが、さっき銃を突きつけたところでも意味がなさそうだしな。」
「そうか。それじゃ。」
山城は、その場を後にする。そして、天馬たちの所へ向かう。チームに合流すると、そこで見知った顔に出会う。
「よ、一平。久しぶり。」
「相変わらず、元気いっぱいだな。まもちゃん。」
ギュッ
「なんか変な感じだな大人のまもちゃんと握手なんて。」
「俺も同じだよ。でも、それ以上に嬉しいんだ。また一平とサッカーできるなんて。」
「まあ、選手と監督だけどな。」
「ハハハ、そうだな。」
二人の熱い挨拶に周りも嬉しく思う。そして、フェイの説得のための試合に備えるのだった。