試合当日、雷門中には生徒が集まっていた。そして、サッカー部のメンバーが、気合いをいれていると、不気味なバスのエンジン音が聞こえた。帝国の到着だ。扉が開くと赤い絨毯とともに複数の帝国の制服を着た部員が、サッカーボールを片足踏むポーズで敬礼して並ぶ。そして、一軍のメンバーが、鬼道を筆頭に次々降り、最後は山城が降りる。山城と目が合う円堂、しかし山城は、何事も無いようにベンチに座る。そして、互いにアップ中に鬼道が挨拶代わりに円堂にボールを蹴り込む。
(く、何て威力だ。)
雷門メンバー困惑するなか、雷門ボールで始まる。
「行くぜ、俺が決めてやる。」
染岡が1人ボールを持って上がる。それに連れて他のメンバーも上がり、染岡がシュートするが。源田には、あっさり止められる。
「ドンマイドンマイ、次は決められぞ。」
そう円堂が、チームを鼓舞する。それに、答える染岡達。それを見ていた山城は、あくびをする。
「鬼道、俺の仕事は終わりだ。」
「ご苦労、これからそこでゆっくりしてろ。」
その後、鬼道の合図共に帝国イレブンが上がる。そして、寺門のシュートが円堂に向かいそれを円堂は何とか止める。
「へぇ、向こうのキーパーは骨があるようだ。」
「次は、本気で良い。もう、お遊びはここまでだ。」
「了解。」
そこからは、帝国の一歩的な蹂躙が始まる。円堂は、何とか反応するが力負けし、ゴールの中へ。前半の終了の合図がなる点差は、10点もついていた。全員が、行き絶え絶えの雷門。対して、全然疲れてない。帝国これを見て帰る生徒が出始めた。誰もが諦める状況の中で円堂は諦めていなかった。そして、それはそうと熱伝導のようにチームに広がる。それを見ていた山城は、少し笑みをこぼす。後半が、始まる。
「良いか、総帥の指示により。ゴールではなく選手を潰せ。そして、豪炎寺をあぶり出すんだ。」
その指示のもと、雷門イレブンに帝国メンバーはボールをぶつけるなどのラフプレイを行う。そして、今度は円堂に向かう。
「こい、今度は止めてやる。」
「ふ、デスゾーン開始だ。」
その言葉ともに佐久間と寺門が上がり、デスゾーンを放つ。今までのシュートとは違い円堂はゴールに叩き込まれる。その後、残されたのはメガネのみ。そして、メガネ背番号捨て、逃亡。誰もが、雷門の試合続行不可能に感じ、その場、後にする者が増える。だが、そんなか1人の男がメガネが脱いだ背番号10を着て現れた。
「おーと、雷門メガネに代わり、メンバーが入るようです。彼は、昨年のフットボールフロンティアを沸かせた炎のストライカー 豪炎寺修也だぁ。」
「待たせたな。」
「豪炎寺来てくれたんだな。」
来れきっかけに雷門メンバーが、1人1人立ち上がり、豪炎寺の試合参加を鬼道が認めため、試合続行。そして、雷門のヘロヘロのメンバー奪う帝国イレブン。そして、またデスゾーンの体制に。だが、1人だけ違う行動していた。
「おーと、豪炎寺が前線を走る。メガネと同じ敵前逃亡か。」
(いや、あいつは俺がシュートを止めることを期待してるんだ。なら、答えるしかないだろ。)
そして、円堂の右手が光出す。
「ゴットハンド。」
遂に完成した技でシュートを止め、前線の豪炎寺へパスが渡る。そして、源田に向かいシュートを放つ。
「ファイアトルネード。」
あまりの威力に源田はゴールを許し、遂に雷門に得点が入る。そして、その後主審から帝国の試合放棄により雷門の勝利になる。喜ぶメンバーしかし、豪炎寺と円堂はある人物を見る。ずっとベンチで寛いでいた怪物である。そして、怪物はボールを一個取り円堂に向かってボールを蹴る。それを、何とか止める円堂。
「なんだ、なんだ、帝国からボールが飛んできた?おや、か、彼は、昨年のフットボールフロンティアMVPの山城一平。今のは、何かの挨拶かぁ。」
「なんだ、あのやろう。」
「大丈夫か、円堂。」
「あぁ、何とか。だが、次は覚悟しろって言われた気がする。」
こうして、波乱の練習試合が終わる。豪炎寺はユニフォームを脱ぎ円堂に返し、グラウンドを去った。その後、鬼道は山城が終始笑っていたのを見て、今回の試合で得られたものの多さに喜ぶ。