山城1人に完膚なきまで叩きのめされた。その思いが、雷門イレブンに刻み込まれた。次の日の練習の雰囲気は、最悪だった。誰もが、本選に行けるか不安だった。それは、豪炎寺も同じだった。自分と怪物の差が、予想以上に開いてる現状に焦りを感じていた。だが、1人だけ違うものがいた。
「いやぁ、一平は強かったなぁ。あれで、練習あんまりしてないとか反則だろ。けど、今日あいつに会えて良かった。」
「「「??」」」
「だって、そうだろ。あいつの本気が見れた。つまり、目標が出来たってことだよ。」
「そうか、確かに本気ってことは少なくともあれがあいつの基準になる。」
「あれに近づくことができたら。」
「フットボールフロンティアに出れる。」
「よし、目標は決まった。とりあえず、次の試合に絶対勝つぞ。」
「「「「おー。」」」
こうして、雷門イレブンは、次のオカルト戦に気合いを入れた。一方山城は、帝国に向かって歩いていた。学校につくとチームメイトが、練習をしていた。鬼道が、気づいて近づいてきた。
「山城?今日は、休みじゃなかったのか。」
「いやぁ、来るつもりはなかったけど、ついさっき雷門の連中と遊んでた。」
「雷門?ああ、この前の弱小チームか。なんでまた。」
「いや、俺この間の試合出てないからな。どんなもんか体験してみたかった。」
「で、どうだったんだ。」
「どいつもこいつもまだまだだったな。豪炎寺も円堂も。だから、不完全燃焼だったから少し体動かしにきた。」
「そうか、ならちょうど良い。俺と相手しろ。ドリブルの技を磨きたい。」
「良いぜ、相手してやる。」
この後、山城は鬼道と一対一をして時間を潰して1日を終えた。そして、次の日。オカルト中との部存続の運命の試合が始まる。
「この試合勝って、予選に出る。いくぞ。」
「「「おーーー。」」」
キックオフ、最初は雷門ボール。パスをもらった染岡がシュート。竜のようなシュートで、ゴールが決まる。雷門が、先制。そこから、勢い乗ろうとするが、向こうの策に嵌まり逆点され前半を終える。ミーティングなり、向こうの必殺技の攻略が見つからず士気が下がる。だが、円堂は皆の士気を上げるため鼓舞する。
「お前ら、こんなことで沈んでる場合じゃないぞ。」
「しかし、円堂。動けないことにはどうにもならないぞ。」
「けど、ここで諦めたら、帝国に勝つなんて夢のまた夢。」
「そうだな、何とか打開策を見つけて逆点だ。」
「よーし、この試合絶対勝つぞ。」
「「「オーー。」」」」
こうして、士気を戻した雷門イレブン。後半の序盤は、上手くいかなかったが円堂が打開策を見つけて。遂に、機能し始める。
「ドラゴンクラッシュ。」「ファイアトルネード。」
「ゆがむ、うわぁ。」
二人の合体シュート「ドラゴントルネード。」が生まれ、遂に逆点に成功。そして、遂に試合終了笛がなる。
円堂を中心に喜ぶ雷門イレブンとマネージャー達。遂に、雷門サッカー部の復活。さらに、フットボールフロンティアに挑戦の権利を得た。
「次は、フットボールフロンティアに出るぞ。」
「「「おーーー。」」」
雷門中サッカー部の戦いが、始まった。一方、変わって帝国の屋上。そこに寝そべっている1人の怪物。そこへ、ゴーグルの生徒が近づいて話をする。
「雷門が、予選参加するようだ。」
「へえ、勝てたんだまもちゃん達。まぁ、オカルト中も催眠術だけの弱小だけどね。」
「ふ、確かにそうだな。だが、お前としては、朗報じゃないのか。」
「いや、別に。出れるからって、そんなすぐ強くなんないし、ましてやオカルトごときに苦戦してるようじゃね。」
「ま、お前からしたらそうか。今日は、参加するのか。」
「いや、ここでゆっくりして帰るわ。」
「わかった。風邪ひくなよ。」
山城は、手を軽くふって返事。それを見て、練習に行く鬼道。帝国の日常は、何にも変わらないものだった。