「山城君だね、我々は世宇子中だ。総帥の命により君を引き抜きに来た。」
「世宇子中?総帥?お前ら何言ってんだ。こっちは、フットボールフロンティアが控えてんだ。暇じゃねーの。じゃあな。」
足を家の方向に向きを変えて歩き出す。
「ふ、あの数分でシュートを決められないなんてやっぱり君も君のチームメイトもそこら辺の石ころ変わらないな。」
「何?。」
足を止める。そして、全宇子の関係者に向く。
「どこの誰だか知らないが、俺のチームメイトを馬鹿にするやつは許せねぇ。近くにグラウンドがある。そこで、お前らのこと叩きのめしてやる。」
「良いだろう、神に逆らう愚かさを教えてやる。」
河川敷で神と怪物がぶつかる。まずは、怪物の先攻から始まる。そして、手始めに六割程度の速さで仕掛ける。神はそれになんなく着いてくる。あっさり、取られる。次は、神が攻める。怪物は、八割で動き対応する。神からボールを奪う。
「君は、面白いね。先程より早くなるなんて。本気を出さないのかな。」
「は、言ってくれるじゃねーか。お前も試してるくせに。」
「神相手に手を抜くなんて、愚かな行為。後悔させてやる。」
遂に神が動く。今までが、嘘のように早く強い。怪物も着いていくが、それをさらに上を行く。そして、羽を羽ばたかせる。そこから、力強いシュートが打ち込まれる。そのシュートを打ち返しにかかる。いつもの左足ではなく、本気の右足で。
「うおおおお。」
シュートは、すごい音と共にボール打ち返した。ボールは、ゴールを逸れて、果てしなく遠くに飛んでいく。
「ふー、やるじゃねーか。神名乗ってるからどんなものかと思った。」
「ふ、怪物と呼ばれる君の本気見れて良かった。さすが、総帥の最高傑作。尚更、君を迎えたい。」
「は、何回も言ってんだろ。てめぇらに着いてかねーよ。」
「ふ、今の打ち返した程度で神と並んだつもりかい。」
「何。」
神は予備のボール貰い、高く飛び上がり今までより大きな翼で蹴り込んできた。今までとは違い反応出来なかった。山城の顔に焦りの汗が流れる。
「今はまだ急ぐ必要はない。また、後日聞かせてくるかな。山城君。」
「おい、お前の名前聞いて言いか。そして、総帥って誰なんだ。」
神は振り向くと。口を開く。
「私は、アフロディ。君を神の仲間入りさせるために来た。影山総帥の命により。」
「影山、、、総帥?。」
「それじゃあ、フットボールフロンティアで会おう。」
そして、アフロディとその仲間は消えていった。グラウンドに残された山城。本人の心中は、二つの考えに挟まれている。現れた自分が望んでいた、最強の敵と戦うか。今の仲間を裏切って仲間入りして、強くなったライバルを増やすか。どちらに転んでも面白い。怪物の思いを知るのは、怪物のみ。それから、数日後、フットボールフロンティアが開催される。開会式、各校が整列し、雷門そして帝国も呼ばれる。最後にアフロディのいる世宇子が呼ばれるが、出てきたのはプラカードを持った女の子1人だけ。少しだけ問題が生じたが、開会式が無事に終える。一方、変わって世宇子のグラウンド。1人の神が、強烈なシュートをゴールに叩き込んだ。そして、それを見ていたグラサンの男は笑みを溢す。その後、波乱のフットボールフロンティアが始まる。