雷門の初戦の相手は、戦国伊賀島に決まった。忍者を育成するだけあって、機動力が高い。風丸は、向こうの選手に目を付けられるが、チームの連携と新しい必殺技の炎の風見鳥で見事勝利を納める。その数日後、雷門イレブンはいつもの地下修練場で練習する。そんな中、音無慌てて入ってくる。帝国の結果が、出たようだ。
「キャプテン、帝国の試合が終わりました。大差でした。」
「そっか、さすが帝国だな。初戦突破だな。」
豪炎寺と拳をぶつけて喜ぶ円堂。だが、返ってきたのは、予想外のことだった。
「10対1で、帝国が大差で負けました。」
「嘘だろあの帝国だぞ。鬼道はどうしたんだよ。」
「お兄ちゃんは、大事を取ってベンチでした。そして、出場したときにはもう。」
「そんな、一平、山城だって出てたんじゃないのか。」
「山城さんは、出場してました。そして、先制点を取りましたが。その後は、チームメイトが一方的にやられて。山城さんは、一人を相手するだけで手一杯で仲間の倒れていくのを見ていくだけでした。」
「!。」
「円堂。」「キャプテン。」
修練場を抜け出して、帝国に来た円堂。グラウンドに行くと、一人選手が立っていた。
「鬼道!!。」
「、、、、円堂か。何だ、笑いに来たのか。」
「っ。残念だったな。」
「残念なものか。俺は何も出来なかったんだからな。お前らの優勝。心から応援するよ。じゃあな。」
「一平は、どうしたんだ。あいつは、どこいる。」
「わからん。初戦が終わってから、一回もグラウンドに来ていない。」
「そうか、悪かったな。引き止めて。」
鬼道はその場を後にする。そして、話題に上がった怪物は世宇子のグラウンドに立っていた。
「やあ、来てくれたんだね。歓迎するよ。」
「山城、待っていたぞ。今日からまた私のもとで励め。」
アフロディと影山に諭され、頷く。そして、来ていた帝国のジャージを脱ぎ捨て、世宇子のユニフォームを着る。
「ふ、新しい神の誕生だ。」
怪物は、神の衣を身に纏い口を開く。
「総帥、またサッカーを教えて下さい。よろしくお願いします。」
影山は、笑った。怪物は、無表情で冷酷で不気味な笑顔していた。
「よし、まずは1人で2人相手出来るようになれ、それからだ。」
「分かりました。早くこのチームのトップになれるように精進します。」
その瞬間、怪物から威圧感が生まれる。楽しむことなんて忘れた悲しい怪物の誕生である。そして、同時期に帝国のロッカーから山城の退部の申請が出てきた。