山城は、疲れていた。練習では、何かと吹雪と染岡、鬼道に円堂が勝負を持ちかけてくる。勿論、全部相手をして負かしている。終わった後は、広いスペースを借りて、小暮の相手をする。そのため、練習中にあえて手を抜くことを多くした。だが、鬼道にばれた。
「山城、お前最近サボりが多くなったな。また、俺たちの相手をすることに、飽きを感じたのか。」
「ちげーよ。ゆうちゃんとまもちゃんだけじゃなく、染岡に吹雪のやろうも相手しなきゃなんねーから。さすがに、疲れる。それどころか、最近他の奴らもやけに勝負仕掛けてくるから余計にな。」
「そっか、それはすまんな。何か手伝えることがあるなら、手伝うぞ。」
「なら、手ぇ貸してくれ。あと、妹ちゃんも連れてきて。」
「なぜだ?。」
「良いから、お前ら兄妹なら大丈夫だろ。」
「?。」
そうして、夜になる。小暮は、いつも通りに待ってると。扉が開く。
「遅い、待ちくたびれって。先生、何でそいつらもいんだよ。」
「先生って、お前がか。ぷっ。」
「ッッ山城さんが笑笑先生笑笑。」
「別に、呼んでくれって頼んでねーよ。」
「なぁ、何で。こいつら呼んだんだよ。」
「お前に必要だからだ。」
「必要?先生との練習じゃダメなのかよ。」
「まぁ、良いじゃん。練習後に、お前と一対一すると疲れる。ただでさえ、うちのチームも同じする奴が多いんだ。それに、相手するなら色々な相手とする方がいい。」
「先生、、、、。俺のために、」
「まあ、1番は俺が単にサボりたいと思っただけだ。いやぁ、これでやっと羽伸ばせる。」
「おい、俺のためじゃないのかよ。」
「それは、嘘じゃない。ま、それ以外も本当だけどな。じゃ、ゆうちゃん、マネージャーちゃんあとよろしく。」
山城は、そう言って本当に消えていった。そして、その日から鬼道も見ることになり、山城は本当に練習もサボって寺の日当たりの良いところで睡眠する。これには、他のメンバーは不満感じた。特に、円堂、吹雪の二人は、昼食などで山城に合って説得するが、本人には相手にされなかった。それには、瞳子も頭を抱える。一応響からどんな選手か話を聞いていたが、まさかこんなにも自由奔放だとは思わなかった。夜の練習は、たまに参加するようにして、小暮の機嫌を取る。そんなある日の夜、音無から小暮のことを聞かされる。
「山城さん、小暮君はどうですか。」
「まぁ、今すぐって理由じゃないけど、いずれは試合で出ても良いかもね。」
「そうですか。しかし、意外ですね。」
「何が?。」
「山城さんが、誰かにサッカー教えるなんて。」
「まぁ、確かに。普通だったら、無視してた。」
「はは、ですよね。」
「でも、面白くなりそうだから。」
「?!それってつまり、小暮が何れ山城さんの相手をするほどの選手になるってことですか。」
「さあな、それはわからん。まだまだ下手だしな。メガネ出した方がまだ良いくらいだ。」
少し、話してると小暮が怒って呼ばれた。少し、気だるげに成りながらも相手をする山城。それを見て、音無は少し笑うのだった。そんな、特訓が続き決戦を迎える雷門。漫遊寺上空から黒いサッカーが飛来し怪しい光を出す。そして、そこからイプシロンが現れる。