楽しくただ純粋に   作:瓦版

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大阪の秘密

試合開始、攻め上がる雷門イレブン。だが、向こうの選手の実力に翻弄される。そして、向こう先制される。初めは、メガネと同じように少し油断する雷門。結果、予想以上苦戦し、2点のリードを許して前半を終える。ベンチに戻ってきたメンバーに山城は、さらに発破をかける。

 

「おいおい、どうしたお前ら。だらしないな。特に、風丸、メガネ、円堂。」

「く、ぐうの音もでない。だが、お前が出れば良いんじゃないか。」

「そうですよ、山城君。ベンチで遊んでる人に言われたくないですよ。」

「良いのか、俺が出て。確かに、逆転まで持っていける自信はある。」

「なら、。」「だけど、良いのか。」

「?。」

「俺が出て勝ったら、「山城が居なきゃ女の子に勝てないチーム」に成り下がるぞ。」

「「「?!。」」」

「まぁそれでも良いなら。」「「やってやる。」」

「よし、行ってこい。」

 

マネージャーや監督にジト目で見られる山城。だか、本人は気にせず、近くの自販機で買ったジュースを飲む。女将に注文で薄焼きの海老せんを作って貰った。もう完全に、観客状態である。そして、試合は雷門が息を引き返し、吹雪と一之瀬中心に得点を重ね勝利。見事、一之瀬脱退阻止に成功した。その後、リカは結婚を諦めたが付き合うことは諦めてないらしい。そして、浦部が加入することになった。それから、少し話が進み、彼女達の実力の根元教えて貰う。彼女達曰く秘密の場所らしい。そこへ案内されるとナニワランドのアトラクションの屋敷の中だった。

 

「あれ、ここは探したけど何も無かったぞ。」

「せやろ、けどなここに仕掛けがあんねん。」

浦部が、手すりの一部分を押すと、床が変動して下にさがる。すると、景色が変わり未知な風景に変わる。そして、そこが修練場とわかった。そのあと、浦部達に好きに使って良いと言われたのでそれぞれが、練習に入る。円堂は無数の穴からランダムで出るシュートを不安定な足場の上で止める。他のメンバーはランニングマシン。さらに、ロボットキーパーとの対戦。これらのメニューに取りかかる。最初は、苦戦しする面々だったが、何とか着いてきている。その中でも、やはり山城は群を抜く。

 

「へぇ、結構面白いな。」

「すごい、ほんまに初めてなんか。動きが、体験者そのものやで。」

「やはり、山城は凄いな。」

 

皆が、山城を称賛する中、吹雪は山城に嫉妬し焦る。それからは、修練場での練習がメインになる。皆が、それぞれのメニューで高いレベルの設定をクリアする。山城は、メニューをこなしながら吹雪を見る。いつもの余裕がなかった。エースとしての重圧と戦っているのだろう。本来なら、声を掛けてやるところだが、山城は敢えて掛けなかった。本人の力に掛けたのだ。一方、吹雪は、完璧になることに固執していた。

 

「完璧ならなきゃ、完璧にならねーと。負けたくねぇ、負けてたまるか。エイリア学園の野郎どもに勝つ。そのためには、山城を越える力を着けねーと。」

 

一匹の狼が、迷いの渦の中を歩く。先の見えない、暗闇を手探りに進む。目標の怪物は、遠く歩く。それに、追いつきたいのにどんどん離される。狼の戦いは、まだまだ続くのであった。

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