チームがまた動き出しているが、その中心の男はまだ失墜の底にいた。キャプテンとして、無力な自分に失望した。そんな、男に気にせず、山城は練習する。そこへ瞳子がやって来た。
「山城君、これ以上円堂君の復帰は待ってられないわ。あなたが、このチームを率いて行きなさい。」
「ふ、俺は別に構わない。だが、それはあくまで雷門じゃなければの話です。雷門は、円堂のチームです。俺がキャプテンやるわけには行かない。」
「そう、鬼道君にも同じ事を言われたわ。ですが、これ以上ここに留まるわけには、行きません。猶予は、後3日。それ以上は待てません。」
「大丈夫ですよ。あいつなら、もう少しで戻ってくる。だって、あいつは、何度倒されても這い上がった男ですよ。」
そして、山城は練習に戻る。マネージャーの秋と夏未の姿が見えないから、彼女らが何とかするだろうと山城は思った。さらに、山城は、円堂の心に火を付けさせる行動に出た。
「立向居、ちょっと良いか。」
「良いですよ。何でしょう。」
「お前のマジンザハンドの練習に時間を掛けれない。」
「それは、しょうがないですよ。」
「だから、これからお前には後3日で完成させるように俺と一対一の練習にしろ。」
「!?良いんですか!山城さんは、忙しいはずじゃ。」
「いいよ、どうせ面倒だし。彼奴らの事は、ゆうちゃんに全任せするから。」
(あ、この人、本当にダメな人だ。)
「ほら、行くぞ。ちゃんとやんねーと怪我するぞ。」
「お願いします。」
それから、怪物のシュートを受けた立向居1日目は何も出来ず、ボロボロになる。二日目何とか形なる、その成長速度に山城は感心している。そして、最終日。
「行くぞ、これがラストだ。ハアアア。」
「マジンザハンド!!」
立向居の背中から円堂とは、違う色の魔神が出る。そして、見事に怪物のシュートを止めて見せた。
「はん、やるじゃねーか。」
「やった、完成した。やった、やった、やりましたよ円堂さん。」
立向居は、円堂に見えるように完成の喜びを表した。そして、それは円堂の心を動かした。そして、その円堂に向かって、怪物は左足で振り抜き、円堂のいる金網を直撃させた。円堂は、もちろん、驚いて尻餅を着く。
「なんだ、今のは。?!一平か。」
驚く、円堂を見た山城は、「早く来いよ。お前が居ねーと、つまんねーだろ。」そう呟いた。それが、決め手となったのか。円堂は、見事復活する。そして、チームに謝罪をした。それを見た、山城は、笑みを溢した。その後、瞳子から吹雪の退院ともう1つの朗報が聞かされた。
「沖縄に炎のストライカーが、居るそうよ。」
「炎、豪炎寺かな。」
「豪炎寺君か、分からないわよ。」
「でも、例え地球の裏側でも会いに行きます。」
「そう、勝手にしないさい。」
そして、雷門の次の行き先が決まる。太陽の暑さと夏の海を感じる町、沖縄。雷門の一行は、沖縄に向けて走る。一方変わって、エイリア学園マスターランクのチームのキャプテンが集まる場所。
「おい、グラン。お前、何勝手にジェネシス名を使ってる。」
「そうだ、チームガイアはまだ選ばれてないだろ。」
「ふ、いずれ選ばれる話だよ。」
「「何?!。」」
「人間のチームに失点したくせに、やけに偉そうだな。」
「そうだ、ジェネシスの名を使って、点を取られる何て。泥を塗りやがって。良く戻ってこれたな。」
「君らは、怪物の力を止められるんだね。彼は、下手したら僕らと渡りあえる逸材だよ。」
「ああ、お前みたいにならないさ。」
「へ、失点した奴の話なんか聞くかよ。」
「無様な、結果にならないと良いな。」
こうして、エイリア学園の中でも争いが、勃発している。そして、それを見ていた皇帝は。
「やはり、ガイアでも彼を完璧とまでには行かないか。まあ良いでしょう、いずれ彼もこちら側に来てくれるでしょう。」
そう、呟いた。場所が変わり、キャラバンの休憩時間。カレーを振る舞い、皆で食べる。小暮のイタズラで、壁山とメガネが餌食に。そして、立向居にも仕掛けるが、本人普通に食べる。それを不思議に思い、一口食べると自分で仕掛けた激辛を味わう小暮。そんな、にぎやかな一時を終えた雷門目指すは、炎のストライカーがいる沖縄へ。