「円堂、デスゾーンを打ってみないか。」
「デスゾーンって、あの帝国の?。」
「そうだ。技の種類を増やすには、丁度良い。幸い、このチームは、元帝国の選手がいるからな。」
「よし、やるか。あと1人は、どうするんだ?」
「もう1人は、土門だ。あいつはDFだが、連携を取ることに長けている。」
「そうか。ん?あれ、一平は?。」
「山城か。奴は、悪くないんだが、連携を取ることが余り上手くない。だから、今回は別件を頼んでいる。」
「そうなのか、豪炎寺と良い連携してると思ったんだけどな。」
「あれは、単純に空いたタイミングでパスを出してるだけだから、上手く嵌まったんだ。」
「なるほどな。よし、土門を読んで練習だ。」
その後、土門と鬼道と共に練習する円堂。まずは、タイミングを揃える練習をする。勿論、一発で決まるわけがなかった。鬼道は、流石の正面にボールがある。土門は、左に、円堂に関しては、真後ろ。当分は、長い戦いになりそうだ。一方変わって、立向居組。ムゲンザハンドの練習に勤しんでるが、何せ円堂の祖父が、書いたもの。まあ、擬音語のオンパレード。こちらも苦戦している。唯一の救いは、立向居も少し分かること位だ。綱海にシュートを打って貰っている。
「ムゲンザハンド、ぐわぁ。」
「中々、上手く行かないな。」
「けど、何かあと少しなんです。もう、一本お願いします。」
「おっしゃあ、いくぜ。」
そして、他のメンバーは、アフロディと共に連携の練習をしていた。こちらは、中々上手く形になっているそうだ。残った、山城は、1人別メニューだった。やることは、体力を上げるランメニューが主である。しかも、ボールに基本触れさせて貰えてない。
「ふー、流石にキチーな。ずっと、ランメニューでボールも触れない。中々、これは精神に来るな。」
「じゃあ、次行きます。」
「待て、音無。一旦、待って、お願い。」
「そうですか。はい、3,2,1スタート。」
「くそ、鬼、悪魔。」
山城は、音無の監視の下で練習させられてる。気づいたら、どこかに消えるため、ずっと、グラウンドの周りを走らされてる。こうして、それぞれが頑張る。数日後、それぞれで、変化が生まれる。デスゾーン組は、タイミングが、揃い始めた。立向居組は、あと一歩で、迷走していた。アフロディ組は、連携のズレが修正できている。そして、残りの山城は。
「あああああああ、ボール蹴らせろぉ。ランメニュー飽きたぁ。」
「そうも行かないわ。貴方は、このチームの柱なんだから。まぁ、頑張ってる。ご褒美を挙げようかしら。」
「何々、ボール蹴れんの。やったぁ。」
「勿論、条件あるわよ。」
「ボール蹴れるなら何でも良い。なにするの?。」
「もう、ため口なのね。良いでしょう、付いてきなさい。」
そうして、山城は、瞳子に連れてかれる。そして、その場所につく。
「さあ、目一杯ボールを蹴って良いわよ。」
「確かに、ボールを一杯蹴れる。けど、まさか、DFと立向居を相手にやるとはな。」
「山城さん、よろしくお願いします。」
「先生、俺の実力見てくれよ。」
「山城、今日こそ、お前を止めてやる。」
「うー、やっぱり、山城さん。おっかないっす。」
「なあ、山城。また、お前のプレー見せてくれよ。」
「さあ、どうぞ。」
「鬼、鬼畜、悪魔、貰い手無し。」
「そんなに元気なら、明日からメニュー増やそうかしら(怒)」
「分かりました。頑張ります。ち、お前ら、ただですむと思うなよ。」
そして、威圧感をゾーン近くまで引き出し、メンバーに加速していく。それから数時間、息つくメンバー、そして、地面に寝っ転がる山城。
「やった。初めて、山城を止めた。」
「ふー、やっぱり山城さんは化け物っす。」
「先生に、何とか付いてけた。」
「やっぱり、山城は、最高だな。」
「これでも、駄目か。だけど、何か見えてきた気がする。ありがとうございます。山城さん。」
「はぁ、、、、はぁ、、流石にランの後は、死ぬ。二度と、監督の誘いに乗らん。」
こうして、濃厚な1日を終えた。