数時間の特訓により、あと一歩まで来た円堂達。しかし、そこから上手くいかず、進展しない。そこで、鬼道は、ある提案をする。
「やはり、完成のヒントは、あそこにあるか。」
「あそこ?。」「どこだ?。」
「帝国だ。」「?!。」
そして、帝国に連絡を取って了承を得た。いざ、帝国へと思ったが、山城は、今回の帝国との合同練習に不参加を申し出た。
「一平行かないのか。」
「ああ、あそこに俺の居場所はない。鬼道と違って、自分の欲を優先にして、出てったからな。頑張った奴らの門をくぐる訳に行かない。」
「そうか。だが、流石にお前を1人を残させるわけには、。」
「そうね、山城君。貴方には、今回の合同練習には参加して貰います。」
「はぁ、だけど向こうに行ったら、別行動させてくれ。」
「おい、山城。流石にそれは。」
「、、、、。分かりました。今回は、特別に認めます。」
「ありがとうございます。」
少し不穏な雰囲気のまま雷門は、帝国に向かった。帝国に着くと、相変わらずの凄みに圧倒される。すると、帝国のサブの選手が迎えに来て、控室に案内される。久しぶりの帝国のフィールドに思いを馳せる鬼道。そこに、帝国の一軍メンバーがやって来た。
「鬼道久しぶりだな。」
「源田、それにお前らも。今日は、無理言ってすまない。」
「かまわない。もう一度、お前とサッカー出来るからな。」
「ふ、ありがたいな。」
そして、鬼道が本当に帝国と和解した。源田は、もう1人の人物を探した。
「鬼道、山城は?。」
「あいつも来る。だが、今回の練習とは、別行動らしい。」
「あいつ、どこまでも勝手な。」
「だが、あいつなりのけじめかもしれん。」
「そうか、伝えて置いてくれ。次は、俺ら帝国が敗けを教えてやると。」
「ああ、確かに受け取った。」
こうして、鬼道と帝国のわだかまりが無くなった。一方で1人、帝国の総帥部屋に来た山城。総帥の部屋は、部屋は変わっているが、かつての面影も残っている。
「影山さん。あんた、サッカーを恨んでたのに、何で俺なんか帝国に呼んだんだ。あんたとのサッカーは、悪くなかった。本当は、サッカーのこと。」
怪物の独り言を答えるものは、いなかった。その後、合同練習が始まる。鬼道は、休憩時に佐久間と会話した。そして、見事にデスゾーンは形になる。そして、もう一段階行くため、鬼道は敢えてそれぞれのタイミングを蹴る。それが功を奏し、完成に持っていく。
「やったな、鬼道。」
「ああ、雷門のデスゾーンだ。」
そして、立向居も完成にあと一歩。それからそれぞれの班が、順調に進める。だが、二人止まっているものがいる。吹雪と山城だ。吹雪は、自信が沸かず、サッカーボールに恐怖する。山城は、新しい力を求めていた。今の所ゾーンで圧倒しているが、それを無し敵と渡り合える武器を探していた。豪炎寺や鬼道などとほぼ毎日相手してるが、それでも何か足らなかった。そして、いつも通りの体力メニュー1人やっていると、後ろから声を掛けられる。
「山城、ここに居たのか。」
「?佐久間か。何か用か。」
「少し、話さないか。」
「別に、構わねーけど。」
山城は、佐久間と話をするため手を休める。
「お前が練習何て、いつ以来だ。」
「まぁ、普通にサボることもあるけど、あいつらに引っ張られて。なんとなくだな。」
「そうか。山城、お前は力を欲したことあるのか。」
「まあ、無いわけじゃねーよ。」
「!そうなのか。お前ほどの男がか?。」
「当たり前だ。俺は、楽しみたいってのはあるが。同時に負けることは、同じくらい嫌なんだよ。だから、力を欲することは、たまにある。」
「そうか。だが、よく神のアクアとかの誘惑に勝てたな。」
「ああ、あれは、そもそも薬の強さには、限界があるからだ。それを見たから、手を出さなかった。」
「そこが、俺とお前の差か。」
「もう良いか。まだ、メニュー残ってるんだ。」
「ああ、悪い。ありがとうためになった。」
「そうか、じゃあな。」
山城は、またトレーニングに戻る。その後、サブグラウンドで1人、イメージトレーニングをドリブルしながら、行っていた。静かなその場所に、風が吹き抜ける音が続いた。そして、時間が経ち、合同練習中の雷門イレブンの前に、黒いサッカーボールが現れる。怪しい光からガゼルとバーンに加え、それぞれのチームの選手が現れる。
「雷門、俺たちと勝負しろ。」
「そして、我々が、新しい力 カオスだ。」
「俺たちも変わったんだ。負けないぞ。」
こうして、チームカオスとの試合が始まる。