時をさかのぼる。場所、エリア学園マスターランクキャプテン会議室。そこに、グラン、ガゼル、バーンの三人と皇帝が揃う。
「本日をもって、チームガイアにジェネシスを授けます。」
「な、。」「そんな、。」
最強の称号ジェネシスが、決まった。皇帝とグランは、その場をあとにした。残った二名は、怒りからある思いつきをする。それは、二つのチームを合わせて、最強チームを作り、雷門を倒してジェネシスの座を奪う作戦である。そして、時は戻り現在。
「カオスの力見せてやる。」
「我々が、最強なのだ。」
こうして、カオスと試合することになった雷門。今日のスタメンに山城の名前は、なかった。
「おい、何で俺を外すんだ。」
「今の貴方は、今回のゲームに組み込めません。」
「ふざけんな!俺が、点取ってやるって言ってんだ!それに、ここまで得点したのは、俺だぞ。なのに、何で外すんだ。」
「今回は、貴方の力を必要としない。それだけよ。」
「ち、わかったよ。」
少し、ひと悶着あった雷門。そして、試合が始まる。最初は、敵の勢いに押されるが、鬼道の観察により敵の内部分裂の隙をついた。結果、新技のデスゾーン2を発動できた。そして、先制をする。その後バーンが、シュートを放つ。それに、立向居は、円堂の祖父のノートのヒントからムゲンザハンドを完成させ、見事に止める。そして、連携で繋ぎ、2点目を決めた。勢いに乗った雷門。だが、その亀裂に気づかない二人では、なかった。すると、ガゼルとバーンは、二人で上がる。そして、二人技のシュートを放つ。
「「ファイアブリザード。」」
「く、ムゲンザハンド。うわあ。」
カオス反撃の一点が入った。あまりの威力に、驚愕する雷門。
「これからが、本番だ。」「我らの力存分に思い知れ。」
「く、。」
その後、防戦の一方の雷門、アフロディのヘヴンズタイムも破られた。そして、前線の二人渡った。
「「ファイアブリザード。」」
「ムゲンザハンド。うわあ。」
カオスが、同点に追いつく。そして、前半終了。対策なく、ハーフタイムを終える。山城は、後半もベンチだった。皆が疑問に思ったが、後半を始めるのだった。
「なあ、この試合に俺の出場がないなら。サブグラウンド行かせてもらうぞ。」
「そんな、勝手だぞ。」
「そうですよ、試合に出ないからって。」
「良いわよ。」
「「「?!。」」
「それじゃあ、あと頑張れ。」
山城がベンチをあとにする様子を見た試合メンバー。
「な、一平の奴どこに行くんだ。」
「山城、戻れ。」
「、、、、、、。」
足を止めず、そのままグラウンドを後にする。山城の行動に驚愕するも試合を開始する。後半、アフロディが自己犠牲のボールキープをやって、チャンスを作る。そして、試合は、突然終わりを迎えた。
「ガゼル、バーン。ずいぶん勝手な真似してくれたね。」
「うるせぇ、俺は認めてねぇ。お前がジェネシスに選ばれるなんて。」
「!ガイアがジェネシスに。」
「だから、私達の力を皇帝に示す。」
「皇帝の決定に意義を唱えるのかい。とりあえず、このざまじゃ無理だね。帰るよ。」
「ち、。」「、、、。」
「ヒロト。」
「じゃあね、円堂。」
こうして、カオスと共にヒロトは、消えて行った。同時に、サブグラウンドで汗を流してた山城も今までの出来事を肌で感じていた。
「ふー、終わったか。さて、あいつらは勝ったかな。ま、今回の試合は、学校破壊に関係無いないしな。どうでも、良いか。それより、あと少しか。何とか、ものに出来そうだな。」
そして、練習を続ける。その後、合流する。試合内容を聞いた。アフロディを病院に連れていった。次の日、アフロディのお見舞いに行った。円堂、鬼道、豪炎寺、山城は、アフロディと話す。
「ふ、やはり神になれなかったかな。」
「いや、今回の試合は、あれが最良だろう。助かった。」
「体は、大丈夫か。アフロディ」
「ああ、幸い重くはない。だが、ここでリタイアだね。」
「ゆっくり休め、お前が、チームに貢献した分だけ、俺が暴れてやる。」
「君は、やっぱり頼もしいね。」
そして、五人が会話をしていると扉が開いて吹雪が来た。
「具合は、どうだい。」
「大丈夫だよ。」
「君のプレイに勇気を貰った。僕も頑張ってみるよ。」
「ああ、頑張れ。」
そのまま、吹雪はその場を後にした。それを見ていたアフロディは、吹雪の不安定な状態を心配する。
「大丈夫かな彼。また、背負い込まなきゃ良いけど。」
「この間も言ったろ、吹雪の問題はあいつ自身が解決しなきゃいけない。」
「もし、何かあったら、神の力を越えた君の力を貸してくれないかな。」
「俺は、神でも何でもない。奴の問題を、簡単には出来ねぇ。あいつが、来ない限り手は出さない。」
「頼んだ。」
こうして、カオスとの一戦を終える。そして、いよいよ最終決戦が、近づいている。