楽しくただ純粋に   作:瓦版

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黒幕

カオスとの試合を終えた雷門。そして、エイリア学園の黒幕を知ることになる。黒幕は、吉良星二郎。吉良監督の父で吉良財閥のトップ。そのことが分かり、監督と選手間で亀裂が生まれた。そして、一度解散し3日後集合することになったが、チームはここに来てまた問題にぶつかる。それぞれが、時間を潰す。気持ちの整理をするもの、目の前の敵を倒すことに集中するもの。もちろん、円堂などの監督を信じることにしているメンバーは、後者である。場所は、河川敷のサッカーグラウンドに1人立つ吹雪。

 

「ふー、っ。エターナルブリザード。」

 

吹雪のエターナルブリザードは、途中で威力を失い、ゴールのバーに当たる。1人で練習する吹雪、そこへ1人近づくものが。

 

「やってるな吹雪。出発前の自主練習とは感心だな。」

「豪炎寺くん。僕は、皆に出遅れてるんだ。だから、少しでも追いつかないと。」

「そうか、練習付き合うぞ。」

「!ありがとう。」

 

そして、二人のストライカーは練習する。だが、天気が悪くなりそう長くは続かなかった。雨宿りする二人。

 

「降ってきたな。これは、荒れそうだな。」

「そうだね。」

 

そして、突然の雷に驚く二人。豪炎寺は、吹雪を心配して目をやると、本人は小さく疼くまっていた。

 

「!大丈夫か、吹雪。」

「、、、なる。みんな、僕を置いて居なくなる。怖い、、、1人にしないで。」

「大丈夫だ。誰もお前を1人にしない。しっかりしろ。」

 

弱気になる吹雪を励ます豪炎寺。だが、次の吹雪の一言で態度を変える。

 

「完璧にならなきゃ。そうすれば、誰も居なくならない。」

「!それは、違う!。」「?!。」

「この世に完璧な人間は、いない。」

「良いよね。君や山城くんは、完璧で。」

「っ。どうやら、俺は、お前を買いかぶり過ぎたみたいだな。」「え?。」

 

そして、雨が止むのを確認した豪炎寺は吹雪をその場に残し、歩き始めた。

 

「吹雪、俺は完璧じゃない。そして、あいつもだ。じゃあな。」

「待って、1人にしないでよおぉぉ。」

 

その場に残された吹雪は、また1人悩みの中に。場所が、変わりイナビカリ修練場。音無は、小暮が練習していることに感心する。

 

「小暮くんは、練習してるんだね。」

「当たり前だよ。だって、敵は強いんだから少しでも強くならなきゃ。」

「そっか、偉いね。」

「ふ、だけど先客が居たよ。奥見てきな。」

 

そして、音無は、言われた通り奥に進んで行くと、音がして見ると、山城が1人コンピューター相手に練習をしていた。

 

「山城さん!!あの人も来てたの。」

「そうだよ。先生俺より先に来てずっとああやってる。」

「凄い気迫。これ以上進めない。」

「凄いよね。俺も声を掛けようとしたけど、おんなじ。全然入れないよ。」

 

二人が、山城の練習を見ていると。

 

「おい、そこの二人見てないで入ってこいよ。」

「「?!。」」

 

本人に気づかれ、驚く二人。そして、部屋に入る。

 

「山城さん、お疲れ様です。凄い気迫ですね。」

「先生、俺ら全然近づけなかった。」

「ふーん。で、何か用か。」

「あっさりしてる。山城さんは、今回の監督のことはどう思ってるのかと。」

「監督?別に、特には。」

「敵に情報送ってるのかも知れないんですよ。不安は、ないんですか。」

「そうだよ。スパイしてたかも知れないんだよ。」

「ふー、別に気にするな。監督が、敵かどうかなんてどうでも良い。残りは、ジェネシスだけだ。なら、そいつら倒して終わらせれば良い。」「「!!。」」

「強いですね、山城さんは。私、監督のこと信じてみようと思います。」「俺も。」

「そっか、じゃあ俺は、練習に戻るぞ。」

「すいません、ありがとうございます。」

「ありがとう、先生。」

 

そして、二人は出ていった。山城は、再び練習に戻る。また、気配を感じた。

 

「何だ、忘れものか。早く、戻れよ。」

「ちょっと、良いかな山城一平くん。」「?!。」

 

山城が、振り向く。すると、三人の男達が立っていた。

 

「誰だテメーら。うちの関係者じゃねーな。」

「我々は、エイリア学園のスカウト。山城くん、きみを皇帝はスカウトしたいそうだ。」

「我々と来てくれるかな。」

 

山城は、少し笑みを浮かべて口を開く。

 

「失せろ。」

「何。」

「俺は、テメーらに手は貸さねぇ。とっととお家帰って、皇帝とやらにこう伝えとけ。勝つ気がねぇなら、今すぐ荷物まとめてどっか行きな。雑魚ども。」

「な、貴様。どうやら、調子に乗りすぎだ。やるぞお前ら。」「「おう。」」

 

山城の周り囲む男達。そして、手にはスタンガン。

 

「さあ、大人しくしてもらうぞ。」

「ふ、おもちゃ持った程度で勝ったつもりか、かかってこい。」

 

そして、一斉に襲いかかった三人。子供相手に負けないと油断する。すると、怪物から圧倒される威圧感がその場を包み込む。一瞬、足が止まる三人。それに、怪物は狂喜笑みを浮かべて加速する。

 

「うおりゃああああ。」「「「うわあ。」」」

 

そして、怪物は手元にあるサッカーボールを三人にぶつける。そして、三人は倒れる。

 

「く、なんて力だ。」

「本当に、子供か。」

「化け物だ。」

「オイ。」「「「!!。」」」

「何寝てんだ。まだまだ、終わらねーぞ。うおりゃああああ。」

「「「うわあ、助け。」」」「何をやっているの貴方達!!。」

 

その場に、偶然居合わせる瞳子。そして、足を止める山城。その隙に怪しい光で逃げる三人。

 

「ち、命拾いしたなあいつら。」

「大丈夫、山城君?どこか怪我は。」

「あ、ああ。問題ねーよ。」

「そう、良かったわ。エイリア学園ここまで来るなんて。お父さん何を考えているのかしら。」

「ふん。敵も案外切羽詰まってるのかもな。たく、練習する気失せたわ。じゃあな、監督。」

「待って。」

 

山城の手を止める瞳子。それに、驚く山城だが、少しして口を開く。

 

「なあ、手を離してくれ。」

「ごめんなさい。でも、待って。話があるの。」

「フー、で、話って何?」

 

少し、機嫌の悪い山城に、瞳子は話を始める。

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