楽しくただ純粋に   作:瓦版

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支度

「なぜ、あなたは、私を信じてくれるの。先程の奴らと同じくあなたをエイリア学園に連れていったかも知れないのに。」

「それは、あんたが目を反らずにずっとついて来たからだ。」「?どう言うことかしら?。」

「つまり、あんたは、俺が自由奔放な性格をしていて、チームに迷惑をかける存在なのに、決して俺を切り捨てず、ずっと見ていたから。1人にならずにすんだ。」

「でも、私はあなたを危険な目に晒した。いつもあなたに頼ってしまった。私は、教育者としても大人しても最低よ。」

 

瞳子の目には雫が溢れ、頬を流れた。それを見た山城は、ちゃんと向き直し、瞳子の手を握り口を開く。

 

「あんたは、最低なんかじゃない。選手1人1人の必要なことを考えて、それに合った指導をしている。例え、選手から反発されてもめげずにチームのため俺たちのために頑張ってる最高の監督だよ。だから、泣くなんて勿体なことするな。折角の美人が台無しなっちまうぞ。」「!ありがとう。気持ちが、軽くなったわ。」

「そうかい。それは、良かったな。」

「まさか、あなたから美人って褒め言葉が出るなんてね。」

「っ////。ほっとけ、俺は行くぞ。あんたも早く戻れよ。」

 

こうして、山城はトレーニングルームを後にした。残った瞳子は、笑みを溢し呟く。

 

「もし、貰い手がなかったら引き取って貰おうかしらね。」

 

そして、瞳子も笑顔のまま修練場を出る。空は、雨が上がり、夕日が出て綺麗な虹を作っていた。次の日、山城は、いつも通りに練習するが。昨日の自分に少し恥ずかしさを感じていた。

 

「(ああああああああ、馬鹿じゃねーの俺。なに監督を口説いてんだよ。相手は、確かに若いけど監督と選手。もっと言えば、大人と未成年の中坊だぞ。ああああ、昨日に巻き戻りてぇ)とりあえず、この戦いが、終わったら考えよう。」

 

そして、少し落ち着きを取り戻し、最高難易度のロボット選手相手に集中する。山城は、ある自分の気持ちの思い出していた。それは、小学生時代の好敵手達との試合の時、再結成当時の雷門のメンバーを倒した時、神のアクアを飲んだアフロディ達世宇子のメンバーとの特訓の時、佐久間達真帝国との試合の時のただ純粋に力で破壊する感覚。楽しいと清々しさの半々の気持ち。それを、呼び起こす。ゾーンの時とは、違う強い風が台風になり全てを吹き飛ばす感覚。そして、怪物は新たな力を引き出した。

 

「ゾーンの静けさとは違う破壊の衝動。フー、ぶっ倒してやる。」

 

円堂と豪炎寺は、久しぶりに来た。すると、突然中から物凄い爆発音がした。二人は、驚いて中に入る。すると、奥から山城が歩いてきた。

 

「一平、凄い音がしたが、大丈夫か。」

「外まで響いたぞ。」

「そっか、それは悪かった。ちょっと、気合いが入ってな。」

「そうか、練習してたのか?。」

「ああ、次の試合楽しみしておけ。じゃあ、ちょっと。古株さんに用事があるから行くな。」

「あ、ああ。引き留めて悪かった。じゃあ、明日な。」

「じゃあな。」

 

こうして、山城は、修練場を後にした。二人は、中に進むと驚きの光景が合った。

 

「な。」「これは、山城がやったのか。」

 

二人が見たのは、ロボット達が見事にスクラップになっていた。しかも、モニターを見るとレベルMAXと表示されていた。

 

「一平。あいつは、一体どんな練習をしてたんだ?。」

「ああ、しかも、これほどまでに行くなんて。山城の力は、また俺たちの想像を越えたのかも知れないな。」

「そっか、クー、燃えてきた。あいつに負けてられないな豪炎寺。」

「ああ、そうだな。」

 

こうして、山城の力がまた一段レベルが上がったことを確信した二人は、その後の練習に気合いを入れる。そして、次の日敵の基地に乗り込む日。中々、人が集まらなかった。

 

「一之瀬達、来ないのかな。」

「まあ、しょうがない、あれだけのことが合ったからな。最悪のことを考えよう。」

 

そうして、数分待つと、一之瀬達他のメンバーがみんな来た。そして、全員が集合することができた。

 

「みんな、揃ったわね。遂に、敵の本部に乗り込むわよ。引き締めて行きましょう。」「「「はい。」」」

 

こうして、雷門一同は、富士にあるエイリア学園を目指す。その道中、皆がリラックスしている。円堂は、ノートを見て、考えていた。円堂が見ていた技は、11人の力と気持ちを合わせる必要がある究極奥義。その名も「ジ・アース」。円堂は、これが完成出来たらと意気込む。そんな中、豪炎寺は、二人の選手を見る。1人は、窓を見ながら自分を見失って不安な顔している吹雪と1人で後ろに座り試合のための仮眠を取っている山城。

 

「(吹雪は、結局自分では抜け出せないか。何か、良い方法が有ればな。そして、山城の奴、鬼道以外は気づいてないが以前よりまた一段と雰囲気が違う。まるで、今にも何か壊すような危ない雰囲気を纏っている。)鬼道ちょっと、良いか。」

「なんだ、吹雪のことか。」

「それもあるが、山城だ。みんな気づいて内外、不気味な雰囲気を纏っている。気を付けないと、こちらも巻き込んで破壊するような。」

「ああ、奴は少し様子がおかしい。俺達二人で様子見だ。」「ああ、そうだな。」

 

こうして、一抹の不安があるが、雷門キャラバンは、遂に宇宙の中に入る。

 

 

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