試合も終盤、ジェネシスとの試合も残り僅か。互いに、体力は限界を越えていた。途中出場の山城も先程の力によってあまり残っていない。そして、再開の笛がなる。ジェネシスのボールから始まる。先程と同様に、リミッターを外した。最高速で攻めてきた。だが、そんなジェネシスの前に怪物が立ちはだかる。しかも、ゾーンに入った状態で。
「やはり、君が僕らの最大の壁だね。ここで勝って、父さんに勝利をもたらすんだ。」
「どいつもこいつも父さん父さんって、少しは自分のために動こうとしねーのか。」
「うるさい、ここで倒す。」
グランと山城の一対一になる。互いに、上の次元で勝負する。だが、数の多さでグランに軍配が上がる。
「ち、不味いな。だが、あとは、あいつらに託すしかねぇ。頼むぞお前ら。」
山城は、後ろのメンバーに託した。だが、ジェネシスの勢いは衰えずそのまま立向居とDF陣と合間見える。
「これで、決める。ウルビダ、ウィーズ。」「「あぁ。」」
「「「スーパーノヴァ。」」」
放れたシュートは、今日一番の威力である。雷門の砦達は構える。そして、それぞれの必殺技で防ぎに掛かる。
「「「うおおおお。ぐ、ぐわぁ。」」」
威力は、削れた。だが、強力には間違いなかった。立向居は覚悟を決める。
「みんなが、俺に託してくれたんだ。なら、その気持ちに答えたい。ハアアアアア。ムゲンザハンド。」
立向居の気持ちの籠った必殺技。思いが通じたのか、シュートを止めることに成功する。それに、驚愕したジェネシスのメンバー。そして、立向居からカウンターが、始まる。そのボールは、チームのみんなの思い込められていく。ボールが、山城に回る。
「このボール、あったけぇな。久しぶりに感じたチームメイトと繋がる感覚。なら、届けてやんねーとな。決めてこい、お前ら。」
ボールは、前線を走っていた豪炎寺、吹雪そして、円堂の三人渡る。
「わかったよ、じいちゃん。これが、チームの思いが1つになるってことか。」
そして、三人はボールを中心に囲んで、力を集中させる。そのまま、力を解放する。
「「「ジ・アース。」」」
その名の通り、地球を彷彿させるその巨大なシュートはジェネシスのゴールへ。ジェネシスのメンバーは、全員で止めにいくが、散り散り吹っ飛ばされる。キーパーのネロも奮闘虚しく進行を許す。決まりかけたその時、グランとウルビダが間に合い、二人で止める。二人の吉良への勝利をもたらす思いをぶつけるが、その思いは届くことはなかった。
「これが、絆の力か。」
そして、ボールはゴールに突き刺さった。その瞬間、試合終了の笛がなる。歓喜する雷門、絶望に陥ったジェネシスの二つの空間が生まれる。すると、グラウンドに吉良星二郎が現れた。
「私のジェネシスが負けたのか。これがお前の答えだったのか。瞳子」
「そうです、お父さん。これが仲間を信じる子供達の力ですよ。」
「他人を信じるか。昔に忘れてしまった気持ちを復讐なんかに変えて、自分のことを信じてくれたこの子達も道具に変えてしまった。」「お父さん。」
「やはり、ジェネシス計画なんて間違っていたのか。」
その言葉にウルビダが反応する。
「ふざけるな。」「「「!。」」」
「あなたを信じて頑張ったのに、そのあなたが否定するなぁーー。」
ウルビダは、近くにあったボールを吉良星二郎に放った。そして、誰もが衝突音と共に星二郎にボールが叩き込まれたと思った。だが、星二郎の前に二つの影立っていた。1人は、グラン。そして、その前には。
「!ヒロト、それに、、、山城くん。」
「山城くん!!。」「一平。」
「「「山城。」さん。」」」
「ぐは、、、げほ、げほ。」
山城は、膝をついてしゃがむ。
「何故だ。貴様は、関係ないだろ。」
「ハー、フー、このおっさん。確かに、やってたことは許されねぇし、許すつもりもねぇ。お前らを道具にした挙げ句、裏切った。最低な人間だ。」
「なら、、「だが、。」!。」
「お前らのこと愛してくれたんだろ。なんだかんだ、お前らの勝利を信じてくれたんだろ。なら、良いじゃねぇか。」
「そうだよ、ウルビダ。こんな人でも、僕らのお父さんなんだ。家族のいない僕らを家族として、迎えてくれた人なんだよ。」
「っ!?。」
「ヒロト、山城くん。ありがとう。そして、ウルビダ。そこまで私を愛してくれたのに踏みにじってしまってすまなかった。さあ、あなたの気持ちが晴れるまでぶつけてきなさい。」
「!父さん、何もそこまでしなくても。」
「良いんだ、ヒロト。私には、お前達の怒り受け止める義務がある。さあ、ウルビダ。打ってきなさい。」
「、、、、。うわあああ。」
ウルビダは、右足を振り上げ下ろす。だが、ボールに当てる前に止め、しゃがみ込む。
「出来ない。だって、あなたは、私のお父さんなんだから。」
ウルビダに近づき、抱き締める星二郎。
「馬鹿だよ私は、こんなかわいい子供達の愛を忘れるなんて。」
その後、吉良星二郎から語られた。今回の騒動の要因、それは、実の息子のヒロトという少年が事故に見せかけた他殺でその事故を政治汚い力で揉み消されたことを。
そして、エイリア石の誘惑に囚われ、復讐のジェネシス計画を立ち上げたこと。全てが終わりに見えた。だが、その裏で動く影いた研崎である。エイリア石の欠片を持ち出すと同時に自爆装置を起動する。
「吉良、あんたには勿体ない。この石と共に、私がこの世界覇者になる。行くぞ、お前達。」
「「「はい。」」」
その場、後にする。一方、試合会場にいるメンバーは突然の警報と爆発に驚く。すると、出口から古株がキャラバン共にグラウンドに入ってきた。皆、それに乗り脱出する。そして、見事に外へ。大きい音と共に施設は崩れ去っていった。それを見送る一同に終幕が降りた瞬間でもある。
ヒロインは、瞳子にするつもりです。