ローブ集団との試合が始まる。笛が鳴りキックオフ、は、集団からローブ先攻のボールである。敵の動きを伺う雷門、相手の実力がジェネシスほどでないことが分かった。すると、たちまちボールを奪うと、そのまま豪炎寺がシュートを放つ。敵は、必殺技で止めに掛かるがあっさりとゴールを許す。先制点が入ったことにより、喜ぶ選手達。だが、響は敵の動きに疑問を感じていた。
「おかしい、こんな奴らがホントにエイリア学園の選手なのか。とてもエイリア学園の選手とは、思えない程に実力が遥かに劣っている。」
そして、試合はそのまま進み、審判の笛とともに、雷門の圧倒的な大差の勝利で終わる。試合終了後、無事に解放されたマネジャー達。
「お兄ちゃん、怖かった。」
「もう大丈夫だ。安心していい。」
ローブ集団達を囲んだ雷門。だが、ローブの選手達は身動き一つせず、立ち止まっている。そして、そのまま詰め寄る円堂達。
「さあ、半田達の居場所を吐いてもらうぞ。」
「、、、、、、。」
「黙ってないで、その怪しいローブを取りやがれ。」
そう塔子が、相手のマントを剥ぐ。すると、その正体は、雷門OBのおじさん達だった。それに、驚愕する一同。
「浮島!それに、おまえらも。これは、どういうことだ。」
「いや、俺たちもよくわからないんだ。突然、後ろから何者かに襲われたんだ。そして、気づいたらお前たちと試合していたんだ。」「「「!?」」」
「じゃあ、半田たちは、いったいどこに?。」
「!空を見て。」「「「!!」」」
吹雪の言葉に、一同は、空を見上げた。すると、上空に突如、複数のヘリが現れて、ヘリから複数の人影が下りてくる。そして、マントを着た集団が雷門の前に現れた。最後にマント着た男が下りてきた。その男は、ゆっくりと、顔を現した。
「久しぶりですね。雷門の皆さん。」
「おまえは、吉良星二郎の近くにいた奴だな。」
「はい、研崎と申します。今日は、あなたたち雷門中の皆さんこの間の借りを返させてもらうために来ました。」
「借りだと。」
「ええ、あなたたちに大事な計画を潰されましたからね。なので、私がそれを引き継いで、新しいジェネシス計画を執行するために、まずは、あなたたちと彼ら「ダークエンペラーズ」で試合をしていただきます。」
「彼ら?」
「さあ、お前たち。彼らに、その素顔を見せてやりなさい。」
「「「はい。」」」
マントを脱ぎ去るダークエンペラーズの選手達。その正体に、円堂を含めほかのメンバーも驚きを隠せなかった。なぜなら、彼らは。
「やあ、円堂。久しぶりだな。」
「か、風丸。それに、半田達まで。」
「染岡くん!。」
「栗松。それに、宍戸達まで。」
「西垣まで。」
「おまえら、なんだよその恰好は。」
「それじゃあまるで、。」
「エイリア学園だって言いたいのか。」「「「!?」」」
「円堂。俺たちは、お前たちの活躍を見て、自分たちの無力さを恨んでいた。だが、今は違う。このエイリア石のおかげで、前より力と自信が溢れるんだ。」
「そんな、、、、嘘だ。」
「円堂君、彼らは、君たちの才能に嫉妬していたのさ。だから、私が力を与えたのさ。」
その言葉が信じられなかった円堂は、再度風丸達を説得するが、今の彼らには届かない。
「試合をしろ、円堂。」
「嫌だ。お前たちと争いたくない。」
「戦え。」
「いやだ。」
「ふ、なるほど。あなたは、戦い拒否するのですね。なら、君たち。敵は、戦う意志が無いようですから、戦うように仕向けるために、学校を破壊しなさい。」
「「「わかりました。」」」「「「!?」」」
風丸達は、学校の方に体を向けて、ボールを蹴る姿勢に入る。その行動に、円堂は、遂に折れて試合をすることにした。試合の準備をするため、ベンチで準備をする雷門のメンバー。響は、スタメンを考えていると、山城が来た。
「響さん、俺を出してくれるか。」
「!いや、お前は、出せない。その体で無茶すれば、ホントに大変なことになるぞ。」
「無理は、承知の上だ。だが、この試合はジェネシス以上に厄介になる。だから、出してくれないか。」
「、、、、、、。こんなことを言いたくないが、チームにその力貸してくれないか。」
「分かった。」
「だが、ベンチスタートで行かせてもらう。始めからでは、負担が大きいからな。」
「それに関しては、俺もそうさせてもらうつもりだ。」
「頼んだ。」
一方そのころ、全国各地のテレビ中継がジャックされた。人々は、困惑した。もちろん、その話は、鬼瓦刑事にも伝わっていた。そして、その画面には研崎が映し出されていた。研崎は、全国ネットで試合を中継し、自身の計画とその全貌を日本全国に知らせたのだ。そのことは、雷門のメンバーにも知れ渡っていた。ベンチの山城は、アップをしながら一人考えていた。
「(ち、余計なことしやがる。にしても、あいつら、どこまで強くなったんだ。おれは、一緒に旅したメンバーしかその特徴を知らねえ。まもちゃんたちには、やりづらい相手だな。)音無ちゃん、なんかデータない。」
「あります。けど、エイリア石の力は、人の力を向上させるもの、役に立つかわかりませんよ。」
「構わねえ。無いよりかは、マシだ。」
「わかりました。どうぞ。」
「あんがと。」
「山城さん、みんな、元のチームメイトに戻れますよね。」
「わからん。あいつらの心情は、俺たちではどうにもならん。」
「そんな。」
「だが、「!」試合には勝たせてやる。最後まで雷門の選手として、手貸してやる。それぐらいしかできねーけど、それでいいか。」
「はい!お願いします。」
そして、雷門対雷門のこの日本全国を巻き込んだ事件の最終決戦の火ぶたが、切って落とされた。