新しいチームに加入し、1ヶ月。山城の小学生としては、最後の大会が始まる。「行くぞ。」とキャプテンの一声で、皆とグラウンドに出る。一回戦の相手は、いきなり、源田のいるチームだ。あの時より、鍛えたらしい。そして、キックオフの笛がなる。ボールを味方が、奪う。パスが、山城に回る。その瞬間、敵チームに緊張が走る。二年前とは、自分達は、確実に強くなった。去年は、全国に出た。が、その自信を目の前の怪物は、自分たちの簡単に消し去ってくれる。
「やっぱり、スゲーな源田達は、だが、こちとらサッカー捨てたわけじゃねーからな。いくぜ。」
山城は、ドリブルで抜き去る。抜かれた相手は、風を感じる。そして、源田と1対1になる。
「こい、山城。俺たちの二年前のリベンジだ。」
「それじゃあ、いくぜ、はぁぁあ。」
山城は、大きく、左足を振り抜く。放たれたボールは、風を纏い、源田とぶつかる。
「負けるか、うおおおお。」
源田は、負けじと、シュートを押し返す。が、徐々に押される。歯を食い縛り、粘りを見せる。ボールの威力は、弱まって両手に収まる。
「くそ、」
山城は、少し悔しがる。源田は、喜びを顔には出さず味方にパスを出す。その後、ボロボロの両手を見て、ガッツポーズを取る。その後は、山城も守備に加わり失点を防ぐ。なんとか守り抜く。試合が動いたのは、前半終了間際、やはり怪物は黙ってなかった。山城のエンジンは、全開に温まった。ボール奪い、敵の固まりに突っ込む。獣のようなドリブルで、敵を散らす。そして、源田との勝負。
「いくぜ源田、うおおおお。」
「今度も止めて、チームに勝利をもたらす。」
山師は、今度は、右足で振り抜く。今までの威力は、本気ではなかったのような威力。源田も覚悟を決める。
「うおおおお。」
源田は、力ずくで押さえるが、会えなく吹っ飛ばされる。そして、無惨にも、ボールは、ゴールに突き刺さった。観客は、大歓声をあげる。そして、誰もが怪物の復活に盛り上がりを見せる。だが、源田のチームメイトは、そうはいかなかった。自分たちの頑張りが、あっさり蹴散らされたのだから。その後は、山城とそれに続いたチームメイトの攻撃になる。源田は、諦めることなく、奮闘するが、もはや抗う体力がなくなる。そして、試合終了のホイッスル。点差は、圧倒的になった。山城は、チームメイトと帰る支度をする。すると、源田が、近づいて来て来た。
「完敗だ。まさかここまでとはな。山城、次は、中学で貴様を倒す。それまで、もっとレベル上げてやる。」
「ふ、次も負けねーよ。俺が、またハットやってやる。楽しみしてろ。」
「ふん、相変わらずの減らず口が。じゃあな。」
「ああ。」
二人は、別れるそして、山城がチームメイトと別れ、家に着く。玄関を見ると1つ見慣れない靴が、あった。リビングに行くと、両親と以前会ったグラサンのおじさんだった。
「やぁ、元気にしてたかい。山城君。君にまた話があってね。」
「おじさん、この前はヒント教えてくれてありがとう。今度は、何を教えてくれるの。」
「いや、今日は、いい話があってね。君を我が帝国学園にスカウトしに来た。」
「?!」
これが、帝国学園 総帥としての影山と山城の出会いだった。