「う、げっほ、げっほ!なにするんですか!豪炎寺さん!」
「虎丸。お前、自分がしたことに気づいてないのか!ストライカーとしてあるまじきことをしたんだぞ!」
「でも、自分が決めるより豪炎寺が決めた方が!」
「まだ、そんなこと言うのか。お前は、日本代表のFWに選ばれたんだぞ!その人間が、ゴールから逃げるなんて一番やってはいけないことだぞ!」
「、、、、。」
「皆が、日本の勝利を期待している。皆が、日本のFWに期待している。皆が、お前を期待しているんだぞ!お前の過去に何が合ったかは知らない。だが、今回の行為はお前に期待した皆を裏切る行為だぞ!」
「!すみません。けど、自分が点を取ったら1人浮いちゃう!そんなの嫌なんですよ!」
「安心しろ。俺達も居る。お前を1人になんかするか。」
「!?ありがとうございます!」
何かが、吹っ切れた虎丸。それを見て何かを感じた豪炎寺。これをきっかけに虎丸の動かしたが変わる。そして、再びチャンスが巡って来た。
「今度は、決める!」
「ふん、こい腰抜け!」
「タイガードライブ!」
「ストームライダー!く、うわぁ!」
虎丸のシュートはゴールネットを揺らした。そして、笛が鳴り響き試合に勝利した。その後、皆が虎丸を祝福する。だが、一つ疑問になったのが
「これ程の選手がなぜフットボールフロンティアにいなかったんだ?」
「だって俺、小6ですもん!」
「「「えぇーー!!」」
これには、皆が驚いた。しかし、思い返すと確かに今回の大会は、U-15。つまり、十五歳以下でも出れる。しかし、フットボールフロンティアは中学生だけの大会。小学生や高校生は出れないのだ。
「へへ、このまま。エースの座も俺が貰いますよ!」
「!ふ、大きく出たな。俺も負けてられないな。」
こうして、虎の復活と共に前進したイナズマジャパン。それを見ていた者がいた。
「へぇ、少しは見ないうちに腕を上げたな。あいつら。」
「だが、俺達も負けない。敗者の底力見せてやる。」
「おお。その息だ、砂木沼。俺は、お前らの覚悟見させて貰うぞ。」
「ああ。貴様には、感謝している。勝利を持って恩返しをしよう!」
「ふ、期待してるぜ。じゃあ、俺は少しあいつらに会って来るから、お前は先にチームに合流してて。」
「ああ、わかった。」
そして、砂木沼と別れた山城はスタジアムの選手の入場口の上に行く。山城の行動に気づくものがいた。
「ん?あいつは!一平!来てたのか!」
「おう!ちょっと用事が会ってな。たまたまだ、まもちゃん。」
「山城なにしに来た!」
「ゆうちゃん怒るなよ。単純に、応援だ。」
「ふ、どうだった俺らは?」
「まあ、少しマシになったんじゃね。それにしても、見たことない奴らも居るな。」
山城は、他のメンバーも見る。皆が、その視線に警戒する。そして、山城は更に口を開く。
「まあ良いや。お前ら次は決勝だけど、足元掬われねぇようにな。じゃあな。」
その言葉を残して、山城は消えた。
「なんだったんだ?あいつは、本当に分からないな。」
「足元を掬われる?それだけのチームなのか?」
「豪炎寺さん、今の人は?」
「ん、ああ。やつは、山城一平。間違いなく、日本のトップストライカー。俺は、あいつに勝てたことがない。」
「山城一平、、、。もしかして!怪物 山城ですか!あの、三年前の全国を騒がせた最強ストライカーの。」
「ああ。あいつだ。あいつは、昔から俺達の先を行っている。そんなやつだ。今回も何か隠しているのかもな。」
決勝へ駒を進めたイナズマジャパン。この数日後、思いもしないことが彼らを待っていた。