その人物は、見知った顔であった。
「一平!」「「山城!」」
「試合見させて貰った。」
「偵察とは、お前らしくないな。なにしに来たんだ。」
「なに、本当に試合を見に来ただけだ。」
そして、山城はネオジャパンに体を向ける。冷たい視線向けながら。
「負けたな、見事に。」
「すまない、山城!お前に練習付き合って貰った上に、勝利出来ず!面目ない!」
「ああ、情けないな。代表の選考に異議を唱え勝負し負けたのだから。どうする?代表に迷惑かけたことは、大きいぞ。」
「それは、代表して私が責任を取るわ。」
瞳子が割って入る。
「監督!」
「チームを勝たせられなかった責任は、私にあるわ。」
「違う!監督、悪くない。キャプテンとして指揮しFWとして点を取れなかった俺が悪い。責任は、私だ!」
「砂木沼君」
「いや、俺が悪い。俺がゴール守れなかったから。キーパーとして失格だ。」
「源田君」
「いや俺が」「私が」「僕が」
「みんな。」
皆が今回の敗北を受け止めていた。それを見て、山城は、口を開く。
「お前達の覚悟は、確かに見させて貰った。だが、負けたことに代わり無い。だから、久遠さん。貴方に決めてほしいです。お願いします。」
久遠は、少し考えて口を開く。
「確かに、今回の試合は、我々に取ってとても迷惑なものだった。だが、得るもの合った。だから、ネオジャパンには、定期的に練習の相手をして貰う。それで良いかな。」
「はい、ありがとうございます。」
「「「ありがとうございます!」」
「良かったな、お前ら。」
「ああ、本当に良かった。」
「じゃあ俺は、行くわ。瞳子さん、それにネオジャパンのみんな。結果は、残念だったが悪くなかったぞ。次も楽しみにしてる。じゃあな。」
「山城君!本当に、ありがとう。」
「「「山城!ありがとうございました!!」」」
ネオジャパンの処遇が決まり、それを見届けた山城は、帰ろうとする。すると、後ろから呼び止められる。
「山城一平。待ってくれ、君にも話がある。」
「!何か用ですか久遠監督。俺は、もう用はないんですが。」
「君は、何故招集を断った。そして、世界への挑戦を得ている君から見た日本代表は、どう見えた。」
「、、、、。ふー。」
皆が注目した。山城は、少し黙考し口を開く。
「断ったのは、日本への成長ためですよ。」
「成長だと?」
「そうです。今回確かに、招集貰っていたらジャパンのユニホームを着たでしょう。だが、学校の海外交流で変わりました。世界は、とんでもないスピードで成長していました。その後、帰国した時に円堂、豪炎寺、鬼道と練習しました。結果は、圧倒的でした。円堂達が、練習をサボって居るんじゃないかってくらいに。そこで気づいたんですよ。もし、代表に入ったら俺1人のワンマンチームになってしまうってね。だから、今のチームのユニホームを着ました。」
「そうか訳は、わかった。話してくれてありがとう。それで、今の日本代表はどうだった。」
「、、、、。」
また、黙考する山城。そして、口を開いた。