空港に居る山城。チームに戻るため、飛行機を待っていた。あれから、誰とも話をせず今日に至る。だが、今日は1人ではなかった。
「はぁ、別に来なくて良いのに。何で来たの?」
「お世話になった身として当たり前だ。」
「お前が、いたから俺達強くなれたんだ。」
「それは、良いとして。この間のことがあったのに良く来ようと思ったなお前ら。」
「ふん、あれくらいで折れる我々ではない。むしろ、ありがたい言葉だ。そして、また一段と励みなったからな。」
「はぁ、もう好きにして。」
「一平、お友達来てくれたのに、それは無いんじゃないか。」
「そうよ。あんたのためにこんなに大勢で来てくれたんだから。」
「勘弁してよ。父さん母さん。」
さらに、両親も加わって面倒になっている。
「フフ笑これは、良い顔が見られたわ。これは、癖になるわね(喜)」
「瞳子さんも勘弁してください。」
「「「アハハハ!!」」
そして、飛行機が来たので乗り込む準備をする山城。皆に振り返り一言。
「じゃあな、世界行ってくる。」
「「「行ってらっしゃい!」」」
そして、ゲートに進む山城。だが、足を止めてもう一度皆に言葉を送る。
「お前ら良いチームだった。ありがとう!」
「「「!おう!」」
そして、怪物は皆に見送られて旅立つ。一方、変わってイナズマジャパンのメンバー。皆が、少し暗かった。次の敵の韓国代表 ファイアドラゴンの凄さもあるが、怪物からの課題に悩まされていた。特に、円堂は嵌まっていた。
「今のレベルでは、世界勝てない。やはり、新しい必殺技を作らなきゃ、山城には勝てない。」
円堂は、知らなかった。チームの状況が最悪ことに。中でも、豪炎寺と飛鷹である。飛鷹は、今回の大会に意気込み過ぎて萎縮してしまっている。豪炎寺は、親父さんからサッカーを辞めるように言われ、意識して焦っていた。そのため、ピリピリしていた。そんな状況を見た久遠は、円堂を呼んだ。
「円堂、今のチームを見て勝てると思うか。」
「?勝てます!次も勝って世界に行きます。そのために、もっと強くならないと。」
「そうか、ならお前ら勝てないな。」
「!何故です!」
「この間のことを意識しすぎだ。肝心なものを見失っている。」
そう言うと久遠は、他のメンバーのところへ向かった。
結局、円堂には分からずじまいだった。その後、円堂は鉄塔で次の決勝に向けて気合いを上げていた。そこへ、マネージャーの秋が来た。
「やっぱり、ここにいた。」
「おお、秋か。」
「やっぱり、頑張ってるね円堂君。」
「ああ、次は遂に決勝だ。それに勝てば遂に世界だ。だから、新しい必殺技のヒントを探してて。」
「うん、応援してる。それにしても、山城また強くなってたね。びっくりした!」
「ああ、背中が見えたかと思ったらまた、遠くに行っちまった。けど、諦めない。次は、絶対に勝つ!」
「うん、そのいきだね。でも、そろそろ帰って明日に備えて休まなきゃ。」
「そうだな!じゃあ、これでラストぉおお!?」
バランスを崩した円堂。とっさに、出した手がその場に凄い光を放ち消えていった。
「なんだった?今のは。」
新しい技のヒントが、見えた瞬間であった。だが、一瞬のことで円堂も秋も分からなかった。そして、数日後決勝戦が始まる。イナズマジャパンに挨拶に来た韓国代表のメンバー。そのなかには、バーン、ガゼルにアフロディの姿が合った。泣いても笑ってもこれが最後。切符を手にするのはどちらか。その運命の決戦の前に久遠に呼ばれる円堂。
「円堂、このチームは勝てると思うか?」
「はい!みんなと力を出せば勝てます。」
「そうか、今のお前は試合に出せないな。」
「!何故です!監督!」
「お前は、何も見えていない。今のお前は必要ない。」
「そんな、」
「正気ですか久遠監督。円堂外すなんてこの試合勝てないかもしれませんよ。」
「なら、負ければ良い。今日勝ったとして、先はない。」
何と、まさかの円堂のベンチスタート。これに誰もが驚愕するが、チームの揺らぐ中試合のホイッスルが響き渡る。