遂に迎えた世界大会リーグ線。ABの二つのリーグに別れ、そのリーグの一位と二位が決勝トーナメントに行ける。勝ち点は、それぞれ勝利3点引き分け1点負け0というルールで行われる。イギリス代表との試合に備えるイナズマジャパン。そして、笛がなる。試合は、一進一退の攻防になる。エドガーを中心に攻め上がるイギリス代表。イナズマジャパンは、何とか防いで、攻撃に回そうとするが上手く行かない。そして、遂に均衡が崩れる。ボールがエドガーに回る。
「今までの無礼を謝罪しよう。これが、私の本気だ!パラディンストライク!!」
「く、怒りの鉄槌!うわぁ!」
エドガーの左足から繰り出されたシュートはゴールに突き刺さる。そして、笛がなり前半終了。先制を取られたイナズマジャパン。円堂は、気合いを入れ直すためにトイレへ向かう。すると、例のお爺さんに会う。
「あ、この間のお爺さん!タイヤありがとうございます!」
「ん?ああ、あのときのボウズか。」
「見に来てたんですか?」
「まあな。ワシもこう見えて監督じゃから偵察はする。」
「監督なんですか!どこの!」
「それは言えん。それよりお前さんなにやら苦戦しとるな。」
「やっぱり、気づいてましたか。俺、自分の必殺技を持ってなくて。それで今日もじいちゃんの技で挑んだんですが。」
「まあ、結果は最悪じゃな。フム、なら一つヒントをやるかの。」
「ヒント?」
「お前さん、キーパーの仕事を何か勘違いしてないか。キーパーは、シュートを受け止めるのが仕事じゃないシュートを入れさせないのが仕事じゃ。」
「わかっているんですが、それでも止められなくて。」
「なら、止める必要無いんじゃないか?」
「止める必要がない?それは、一体。」
「おっと、時間じゃないか。戻らなくて良いのか?」
「え?あ、ホントだ!ありがとうございます!」
「ウム、良い結果期待しとるぞ!」
「はい!」
走り去る円堂とそれを見送るお爺さん ダイスケ。
「頑張れよ守。」
後半開始。攻めかたを変えた日本代表。染岡にボールが渡り新必殺技を放つ。
「くらえ!これが、俺の特訓の成果だ!ドラコンスレイヤー!」
「く、うわぁ!」
染岡の必殺技が炸裂する。同点に追い付くイナズマジャパン。そして、その勢いのままさらに一点を追加するイナズマジャパン。遂に、勝ち越す。だが、エドガーがここで黙っていなかった。同点にするため、イナズマジャパンのシュートをなんとエクスカリバーで弾き返す。その勢いは、増していきゴールに迫る。みんな、円堂に託す。円堂は、先ほどのお爺さんの言葉を思い出し、その答えを気づいた。
「そうか、止めなきゃ良いは、諦めることじゃなくてシュートを反らして、入れさせなければ良いってことか!つまり、こう言うことだな!イジゲンザハンド!」
円堂は、怒りの鉄槌と同じフォームでボールではなく地面を叩く。すると、光の壁がシュートをゴールの外へコースを変えた。その瞬間、笛が鳴り試合終了を告げる。日本、初陣を勝利で飾る。皆が、歓喜する。そして、整列し挨拶する。
「負けた。だが、次は勝たせて貰う!」
「ああ!次も負けないぞ!」
握手を交わす両キャプテン。スタジアムは、熱気に包まれた。その中、お爺さんはスタジアムを後にしようとすると、
「お爺さん!」
「ん?お主か。初戦勝利おめでとう。」
「ありがとうございます!お爺さんのヒントで勝てました!ありがとうございます!」
「はっはっは!そうか、わかったか。シュートは、入らなければ良い。」
「はい!」
そうして、二人が離していると1人の選手とマネージャーが来た。
「こんなとこにいたんですか!帰りますよ!」
「おう!すまんな!」
「!夏未!」「円堂くん!」
「なんじゃ知り合いか?」
「夏未どうして」
「円堂くん、私は今このアラヤ ダイスケ監督のチーム リトルギカントのマネージャーをさせて貰ってるの。」
「なんでまたリトルギカントに?」
「それは、また会うことが話すわ。それじゃあね。」
こうして、遂に幕開けた世界大会。波乱の予感させるそんな開幕戦になった。