「ワシは、日本で監督していた。お前さんも知っている雷門じゃ。当時のワシらを世間は、「イナズマイレブン」と呼んでいた。」
「それは、知っている。あなたの孫からよく聞かされてた。40年前のあの事故も。」
「そう、今回もあの事件に繋がる話じゃ。あの事件の犯人を知っておるな。」
「影山さんだろ。だけど、違う話を聞いたぜ。」
「そうじゃ、やつは教え子だった。確かに、あの事件は影山がやったことじゃが、黒幕がいたことをワシは知ったのじゃ。」
「黒幕は、わかったのか?」
「ある程度は、分かっている。だが、まだ尻尾出さない。そして、そいつは今回の世界大会にも顔出すそうじゃ。つまり、今回の大会はワシとそいつの最終決戦になるじゃろうな。」
「勝てそうなのか?」
「今まだわからん。じゃが、勝たないといかん。」
「そうか、どうしてそれを俺に。」
「お主は、どこか信頼できる。勘じゃがな。」
「勘かい!」
「じゃが、その勘に賭けてみたい!無理を承知で頼む!ワシに力を貸してくれないか!」
山城に帽子をとって、頭を下げる大介。それに、驚く山城だが、その覚悟にかつての幼なじみと自分の愛している女性の姿が重なった。
「わかった顔を上げてくれ、大介さん。俺もあんたに救われた。だから、あんたの戦いに付き合ってやる!ぶっ倒してやろうぜその黒幕を!」
「ああ!すまんな!こんな老いぼれの戦いに未来ある若者を巻き込んでしまうとはな。」
「気にすんな!こちとら、やれドーピング集団やテロリストもどきと戦った男だぜ!こういうのは、慣れてる。」
「!お主も変わってるのぉ。」
「ふ笑今に始まったことじゃないぜ。」
こうして、エースと監督に確かな絆と信頼が生まれたのだった。そして、時は戻り先ほどの二人の会話に戻る。
「それで、黒幕は尻尾出したか?」
「ああ!やつの名は、ガルシルド。今回の大会の幹部でブラジルの監督じゃ。」
「ブラジルか。サッカー王国に黒幕の影。何か、嫌な力が働いているな。」
「そうじゃな。だから、お主にお願いあってのブラジル戦を棄権したいんじゃが。良いか?」
「試合放棄!?大丈夫なのかそんな事して。」
「いや、これは危険を回避するためじゃ。ワシだけでなく、お主そして、ロココ達のためじゃ。」
「わかった。ロココ達には、それっぽく伝えておく。」
「すまんな!何から何まで。」
「気にすんな!俺とダイスケさんの仲だからな!じゃあ、俺は戻るぜ。ブラジル戦に負けても大丈夫なように次の相手も蹴散らすために。」
「ふ笑そうじゃな。ワシも少ししたら休むわい」
「じゃあ、お疲れ様。」
「ああ、お疲れ。」
こうして、リトルギカントの1日が終わる。次の日の朝、山城の元にある一本の電話が入る。
「もしもし、元気だったかな山城。」
「!?あんたは、生きてたのか!何か用か?」
「何、久しぶりに教え子の顔を見たくてな。地図を送るこの場所に来てくれ。それじゃ。」ブッ
「ちょっおい!あんた、また何かしでかすのか?まだ、サッカーに対する恨みを晴らすことは出来てないのか。、、、、、、、、、、、、影山さん。」
そして、山城が電話を貰ったの同時にアルゼンチン街で、鬼道は、自分と同じやつを見かける。さらに、佐久間と合流すると、影山を見かけて、その影山の乗った車に挨拶をしている不動を見た。二人は、不動に対する疑念がわくと共に影山が生きていることに、怪しい雰囲気を感じていた。その頃、イタリアグラウンドでは、更なる波乱の幕開けを告げる事件が起きていた。イタリアの監督が急に交代して謎の男 ミスターKと名乗る男が就任する。そして、悲劇は起こる。フィディオなどの一部を除く選手以外のメンバーが事故に遭う。さらに、そのミスターKからメンバー入れ替えの試合を受けさせられる。もし、負けたらメンバー交代。その事を聞いた円堂、鬼道、不動、佐久間の四人は、イタリアエリアのオルフェウスグラウンドに向かう。そして、その四人とは別に山城もオルフェウスグラウンドに着く。