楽しくただ純粋に   作:瓦版

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イタリア代表のグラウンドに着く円堂達。そこには、ミスターKこと影山零治が鬼道にそっくりな選手とそのチームと待っていた。

 

「影山。生きていたのか。」

「ふ、ある人のおかげでな。」

「ミスターK。あなたのチームに勝って見せます!そして、代表は俺達 オルフェウスですから!」

「ふ笑なら、かかった来るが良い。行ってこい!お前達!」

「はい。」

 

そして、試合を始めようとすると、

 

「ちょっと待ったぁ!」

「「「!?」」」

 

皆が声のする方を振り向くと、そこにはリトルギカントのジャージを着た山城がいた。

 

「一平!」「「山城!」」

「彼は、あのときの!」

「なんだ?あいつは。」

「来たか。待っていたぞ。山城。」

 

そして、皆のところに行く山城。影山に話すことがいっぱいだった彼は、今回のことを円堂達から聞いて尚更影山に聞こうとする。

 

「影山さん、来たぞ。」

「来たって。山城、お前も呼ばれたのか?」

「確かに、呼んだ。」

「それで、用件ってなんだ?来てみればまた変なことしてるし。なんで俺を呼んだんだ。」

「お前には、ちょっとした実験に付き合って貰うために呼んだ。とりあえず、オルフェウスのチームに入れ。チームKに勝てたらお前の質問にも答えよう。」

「わかった。あんたが言うなら今回はそうするよ。という訳で加わって良いか?まもちゃん、フィディオ。」

「ああ、俺は構わないけど。フィディオは?」

「俺は、ミスターKと親しい君を余り歓迎したくないが、今はそうは言ってられない。力を貸してくれ山城。」

「決まったようだな。それじゃあ始めようか!」

 

こうして、イタリア代表の座を賭けて怪しい監督のチームと日本、コトアール(1名)、オルフェウスの無事だったメンツで作った混合チームの試合が開幕する。山城は、様子を見るため今回はMFに回る。先にボールを持ったのはフィディオ。白い流星と呼ばれているそのスピードで駆け上がる。

 

「凄い!なんて速さだ。流石、イタリアのエースだ。」

「へぇ、早いな。」

「行け、フィディオ!」

「!」

 

だが、そこは影山の手腕が光る。フィディオが1人を相手にすると、直ぐに囲い混んでパスを限定させた。それには、流石のフィディオも手を出せずに終わる。攻守交代し敵のデモーニオを中心に駆け上がる。個人の身体能力は、桁違いに高くなす術に前線を走るデモーニオに渡る。そして、シュートに入るが、日本代表メンバーと山城はそのフォームに見覚えがある。

 

「見ろ!これが最強の力を得た俺達の力だ!皇帝ペンギンX!」

 

放たれたシュートは、円堂に迫る。円堂は、イジゲンザハンドの体勢に入ろうとするが、余りのシュート速さに間に合わずゴールを許す。それには、帝国組は驚く。それは、禁断のシュート 皇帝ペンギン1号に似ているからである。

 

「禁断のシュートを打って、無事なはずない。」

「何を考えているんだ影山は。」

「とりあえず、同点にしようぜ。」

「、、、、、、。」

「おい!聞いてんのか鬼道!」

「ああ、、、、。」

 

今回の一件ずっと鬼道の様子がおかしかった。それを気に掛けている日本代表のメンバー。そして、試合は混合チームのボールだが、鬼道が影山のことで頭いっぱいのせいで敵にボールを取られた。デモーニオは、先制した時と同じように攻めるが、怪物が許さなかった。

 

「こいよ最強さん。」

「お前も越えてやる!お前も越えて本当の世界一の選手になってやるんだ!」

 

そこから、怪物と改造された挑戦者の一対一が始まる。デモーニオの能力の高さを知ったメンバーは怪物の動きにも驚きを隠せなかった。

 

「すげぇ、これが一平の力。」

「山城のやつまた腕を上げたのか。」

「チ、鼻につくヤローだ。」

「、、、、。」

「世界の中でも、1,2を争うほどだ。それこそ、キャプテンと同等かそれ以上に。」

「ふ笑流石、最高傑作。お前を呼んで良かった。」

 

それぞれの思惑の中、遂に決着が訪れる。

 

「はぁ、、、、はぁ、、、くそ!」

「なんだ?もう終わりかよ。案外、呆気ないなお前。」

「な!」

 

ボールを奪った怪物。そのまま、駆け上がる。フィディオや他のメンバーも付いていこうとするが、どんどん離されて行く。そして、怪物は最後のDFを抜くとキーパー一対一に。

 

「こい!化け物!」

「は笑。笑わせんなよ。三流ども。」ドッ

「え?」

 

キーパーは、一歩も動くことがなかった。いや出来なかった。山城のシュートの速さは、強化されたキーパーでも認識できないほどに速く。気づいた時には、ゴールに突き刺さる音を聞いた時だった。試合に出てるメンバー皆が言葉を失った。今のプレイに絶望したデモーニオに山城は耳元で呟いた。

 

「影山さんの連れて来た選手って言うからちょっと期待したけど、話になんねーな。」

 

そして、自分の陣地に戻る怪物に話掛けてきたメンバーだが、山城の次の言葉は予想外の言葉だった。

 

「はぁ、お前ら遅くね?ちゃんと、付いてこいよ。」

「何!山城てめえ!調子乗りすぎだ!」

「ああ?何、お前居たの?不動だっけ?まあどうでも良いけど少し頑張れ。」

「な!こいつ!」

「待て不動!山城は、いつもこんな感じだろ。きにすることじゃない。山城、悪かったな。次は、頑張ってお前に付いていく。」

「そうか、わかった。佐久間、しっかり付いてこいよ。」

 

それを遠くで見ていたフィディオと影山。フィディオは、怪物のプレイに畏怖と尊敬の念を抱いていた。そして、影山は何も話しかけずにただ静かに笑う。自分の教え子の成長に喜んでいた。そして、前半は怪物のプレイに付いていく佐久間やフィディオ達が、躍動し何とか1点勝ち越して終えることができた。だが、鬼道は1人浮かない顔をして、ハーフタイムに入る。

 

 

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