その筋肉は置物と化す   作:頭の中将

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筋肉外泊する(後編)

 前回のお話!

 

 俺のことをキモいと言ったあいつがいろいろバラしたせいで俺はミアの部屋から出ていることになった!行き着いた先は栞子の家、幼い頃一緒に遊んだことのある姉の薫子さんとも再開して数日間お泊まりすることになった。しかし、ボディビルの大会が控えていた俺はなんということか飯を忘れてしまってしまった!そんなときに助けてくれたのは同居人のミア!なんと栞子の家まで届けてくれてのだ、俺の普段食べてる飯をしっかり模倣してくれていて本当にありがたかったが、味が非常にしょっぱい。むくみができるのではないのかと多少心配しながらも食事を終えた。

 

 

 

 

 

 で今、俺は日本に帰国してから初めて湯船に浸かっている。ミアの部屋では基本的にシャワーで済ませと命令されているせいでいっつもシャワーしか使えてもらってなかったからこれは本当にありがたい。しかもご丁寧に入浴剤まで入っている。

 

 「タオル置いておくねー」

 「ありがとうございます薫子さん」

 

 

 

‐数分後‐

 

 

 

 「ふぅ...」

 

 しっかり温まったところで、風呂から上がることにしようか。

 

 

 上がったらまずポージング着替えてスクワットとプッシュアップだな。大会まであと少し、やはり自分の肉体を

 

 

 

 「あ」

 「え?」

 

 

 しまった、鍵かけるのを忘れてた。てかこれデジャヴじゃね?

 

 

 「し、失礼しました!」

 

 

 大急ぎで扉を閉めた。一応はいているよな...はいて...はいてなかった...

 

 

 

 

 

 

 スクワットしながらだが聞いてくれ、さっきから栞子がこっちに目を合わせてくれないんだ。別に普段ならいいんだよ、でもさっきのアレ、アレ見てしまったからなんか気まずいんだ。

 

 

 「...」

 「し、栞子...なんかすまん」

 「スクワットしながら謝らないでください」

 「じゃあ、スクワット終わってから」

 

 

 

‐数分後‐

 

 

 「すいませんでした!」

 

 スクワット100回終わってすぐに高速土下座をかました。つーかよく栞子ずっといてくれた

 

 「...」

 

 しかし反応がないこうなったら、前みたいに土下寝を

 

 「あれは急なことだったので許します」

 「よっしゃ」

 「私も確認せずに入らなかったミスもありますし」

 「栞子」

 

 

 

 

 

 やっべーまた、なんかへんな空気になったよ。どうしようこれってそうだまだプッシュアップが残っていたんだった。

 

 

 

 

 

 

-さらに数分後-

 

 不思議だ、不思議すぎる普通のプッシュアップなのになぜか違和感を感じる

 

 

 軽い、軽すぎるんだ。このままだとすぐに100回になってしまう。

 

 

 そうだ、確かミアがむっっっっっちゃ嫌がらせしてたな。背中になんか乗せたり、足で踏んづけたりしまいには座っていたりしてたし。

 

 

 よし、頼むか

 

 

 「栞子」

 「ど、どうしましたか?」

 「俺を踏んづけてくれ」

 「は?」

 「頼む!俺を踏んづけてくれ!」

 「何を言っているんですか誠也さんは!」

 「こうでもしないと成長できないんだよ!」

 「何の成長なんですか!」

 

 

 

 

 こうして、三船家の外泊は栞子に謎の距離感が生まれる形で夜が明けた。あと、ついでに俺のこと言いふらしたやつの顔面はつぶしといた。

 

 

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