その筋肉は置物と化す   作:頭の中将

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筋肉センサー(?)崩壊

‐ミアの部屋‐

 

 やぁ、お台場の自由の女神像よりでかい筋肉を持っている男だよ。

 

 「すごい...」

 

 で、この子ベイビーちゃんこと高咲侑はさっきから俺の筋肉に興味深々だ。

 

 「侑、そこまで興味持たなくてもいいだろって...うっ」

 

 よし!さっきの顔面圧縮2倍コースで見事にミアに大ダメージを与えたぜ!安心しろ、しっかりと小顔効果が証明されているから。これからもしっかりと受けるがいい。

 

 「Fuck...セイヤのneckが太いからkillできなかったじゃないか!」

 「甘いな、真のマッチョは首まで鍛えるのさ」

 

 と言ってみたものの危うく死にかけた。これ、たぶん首に手跡ついているぞこれ。

 

 「五十嵐さんって本当に同級生なの?」

 「そうだよ」

 

 彼女は俺と同い年で虹ヶ咲学園の2年生。どうやら彼女は作曲もできるらしくミアのために曲を作ったことがあるらしい。が、今彼女は俺の筋肉に興味津々だ(2回目)

 

 「侑...まさか筋肉にときめいてないよね?」

 「五十嵐さん腹筋触っていい?」

 「いいぞ」

 

 タンクトップを脱ぎ現れたのはグランドキャニオンのように起伏が激しい腹筋。世間では「板チョコ」とも呼ばれていることだが、そんな生半可なものではない!

 

 「すごーい」

 

 そういい、腹筋をなでる彼女。まさか生粋のマッチョ好きか?

 

 「Hey!いい加減にしろ!」

 

 いつの間にか俺はミアに大根で頭叩かれていた。

 

 「なんで俺!」

 「ベイビーちゃんに大根でたたくバカがどこにいる」

 「いや、お前大根でたたくバカだろ」

 「ボクのことバカって言った!?」

 「いや、バカだろお前ステイツでは大学生だけど中身はベイビーちゃんだから」

 「はぁ!?骨の髄までプロテインなヤツに言われたくない!」

 「哺乳瓶でプロテイン飲ませてやろうか」

 「セイヤ!息の根止めてやる!」

 「ちょっと!ラウンド2始まっちゃう!」

 「ミア、ぶっこって...ハッ!」

 

 

 突如俺の脳内に衝撃が走る

 

 この感じ、そして驚異的な圧!まさか...近くにとんでもないマッチョがいる!

 

 「Hey!離せ!」

 

 あ、いつの間にかミアの顔面をギュってしてたわ。って今はそれどころじゃない...近くにとんでもないマッチョがいる!間違いない!

 

 「い、五十嵐さんどうしたの?」

 「ち、近くにとんでもないマッチョがいる」

 「マッチョ?この学園に五十嵐さんほどのマッチョはいないよ」

 

 そんなわけはない、段々と近づいてきている。とんでもないマッチョが!

 

 今、インターフォンが鳴った

 

 「侑ちゃんいるー?」

 「そうだった今日歩夢と一緒に帰る日だった!」

 「離せ!セイヤ!」

 

 扉が開く、ついにとんでもないマッチョとご対面だ!

 

 「もー侑ちゃん、ずっと待っていたんだよ?」

 

 え?ふつうの高校生?いやいやまさかとんでもないマッチョがすぐ後ろに...いない

 

 

 なぜだ、俺のマッチョセンサーが壊れたっていうのかっ!?

 

 「歩夢ごめーん、ちょっと五十嵐さんの筋肉を」

 「だ、誰ですか?」

 「どうも、五十嵐誠也です」

 「なぜ、ここに?ここ女子高の寮ですよ?」

 「いろいろありまして」

 「いい加減離せー!」

 「ミアちゃん?!」

 

 

 こうして、また一人バレたのである。

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