その筋肉は置物と化す   作:頭の中将

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筋肉、誤解される

 前回のお話だ!みんなもスクワットしながら聞いてくれ!

 

 

 ある日、ミアがいつもよりきつい脅しで筋肉人形になれと言われて筋肉人形になったのだが。

 

 呼んできた彼女に対してまさかの『ベイビーちゃん』と呼ぶという絶対に爆笑してしまうトラップにかかってしまい、また一人バレてしまった。

 

 そして『ベイビーちゃん』こと高咲侑は、俺の筋肉に興味深々。それはそうだ、俺の腹筋はグランドキャニオンだし、大胸筋はエアーズロック、そしてからは巨大なスイカだからな。で、なんやかんだミアの顔面を握っていたら俺の筋肉センサーが誤作動を起こし、また一人バレてしまったのである!

 

 

 じゃあもう一セットいくか

 

 

 

 「いい加減にしろ!」

 

 で、今はなぜかミアのテキサスクローバーホールドを喰らっているわけだ。

 

 

 「侑ちゃん...」

 「ご、ごめんね歩夢今すぐ準備するから」

 「侑ちゃん、彼氏できたの?」

 「え?」

 「プっWWWW」

 

 おい、ミア笑うな。

 

 「WWWアユム...ベイビーちゃんがこんな気持ち悪い生命体と付き合うわけないから」

 「よし、シバく」

 

 「あ、歩夢全然違うよ!五十嵐さんとは数分前に出会っただけだから」

 「でも、なんで男の人をミアちゃんの寮に連れ込んでいるの!」

 「違うから!全然違うから」

 「侑ちゃんがこんな人と付き合うなんて!」

 「だからちがうって!」

 「いたーーーーーい!!!!!!!」

 

 

 

 

 「うるさいですよ!」

 

 

 玄関に聞き覚えのある声が!って栞子!?

 

  

 

 「栞子助けてくれこの状況!」

 「まず誠也さんはミアさんをアルゼンチンバックブリーカーしないでください!」

 「なんでその技知っているんだ」

 

 

 

 

 

‐‐‐

 

 皆はプッシュアップでもしながら聞いてくれ

 

 今机にお茶代わりにプロテインを置き、皆の情緒が落ち着いてきたところだ。

 

 

 「またセイヤさんバレたのですか?」

 「これはミアのせいだよ、不意打ちでベイビーちゃんって言われてみ」

 「ミアちゃんはこれが普通だよ」

 「で、歩夢さんはなんでミアさんの部屋に」

 「今日、侑ちゃんと一緒に帰る予定だったんだけど遅かったから迎えに来たの」

 「で、迎えに来たら誠也さんがいたと」

 「うん」

 「わかりました。歩夢さん、侑さんと誠也さんは付き合っていません」

 「そ、そうだったの?」

 「そうだよ歩夢、だって数時間前に初めて会った人だもん」

 

 そういって、俺の筋肉をじっと見る。どうした?俺のエアーズロックのような大胸筋を見て興奮したのか?

 

 「セイヤ...引いてるだけだよ」

 「マッチョがそんなにいやか」

 「あの、怖いんです」

 「え?」

 「話が脱線しています」

 「すまない栞子」

 「そして、誠也さんは今現在家がない状態なのです」

 「どういうことなの?」

 「そこは、俺の口から説明させてほしい。俺はつい最近までアメリカにいて、日本に戻るときに両親が寮つきの高校を紹介してくれてそこに入れと言われたけどそこが虹ヶ咲だったんだ」

 「え?」

 「だろ?高校は自力で入学したけど、しばらくはホームレス。で救ったのがこいつ」

 「ボクは、ステイツにいた時にセイヤと知り合って、なんだかんだで今同棲させてる」

 「ちなみに付き合っていない」

 「あぁ、付き合うなら全裸で土下座したほうがまし」

 「で、なんで栞子ちゃんは五十嵐さんのこと知ってるの?」

 「誠也さんとは幼馴染なんです」

 「じゃあ、ランジュちゃんも幼馴染なの?」

 「うん、そうなる」

 

 はっ、俺の脳内がプロテインが足りないと叫んでいる。早くプロテインを摂取しないと

 

 「ちょっとすまん、プロテイン接種する」

 「さっきから気になっていたけど、これプロテインなんだ」

 「侑、Sorry...これしかなかったんだ」

 「えっと...これから何て呼べば」

 「マッチョと呼びなさい」

 「誠也さんふざけないでくさい」

 「わ、わかった普通に呼んでもらっていいよ」

 「くそ野郎でもいいよ」

 「ミアさん?」

 「じゃ、じゃあ五十嵐さんよろしくお願いいたします」

 「こちらこそよろしくお願いいたします、歩夢さん」

 

 これでひと段落ついたな。あーよかったよかった

 

 「で、なぜ栞子はボクのところにきたの?」

 「忘れていました。また、ミアさんのところに生徒会の監査が入ります」

 「「また!?」」

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