その筋肉は置物と化す   作:頭の中将

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筋肉 同居する

-ミアの部屋-

 

 「ほら、入って」

 「お邪魔します」

 

 

 前回土下座と美しい背筋により、おかげでミアと同居することになったんだが、なんとまぁビックリ。女子校の寮に住む事になったんですね

 

 

 「よし、誰にもバレてない」

 「危なかったな」

 

 

 入り口からミアの部屋まで階段を全力で駆け上がり、ここは三階。幸いなことに生徒にはバレていないみたいだ

 

 「で、Ruleなんだけど」

 「そうだったな、何だ?」

 

 

 コンコン

 

 

 「え?」

 「えっとえっと...はーい!」

 

 

 ミアが、大急ぎで玄関を開けるって俺は!?

 

 

 

 えっと....あ、そうだ!

 

 

 

 「ランジュ、いきなり来てどうした?」

 「次の楽曲のことだけどって....」

 

 

 どうも、ラッドスプレッドをしているマッチョです。見なさいこの背中の筋肉ときれいな歯を、そしてどうにかバレないでくれ!

 

 

 俺は置物、アメリカから送られてきた置物だ....

 

 

 「ミア、貴方こんな物買っていたのね」

 

 頼む、ミア!なんとか分かってくれ!俺は置物だ!

 

 「う...うん!ボクが最近買ったfigureheadさ!」

 「figurehead?どうしてこんな大きい置物を買ったのよ?」

 「こ、こうやって!」

 

 いった!殴っていいとは聞いてないぞ!流石に腹筋も鍛えているからなんとかなったが、流石に声が出そうになったぞ!

 

 「へーストレス解消用ね、いくらしたの?」

 「えっ...とー、Friendからもらったんだ」

 「ふーん、ランジュも欲しいわね」

 「で、曲についてどうしたの?」

 「ここなんだけど」

 

 

 あっぶねーまさかの置物作戦が成功しちゃったよ。この状態は一応リラックス状態だから、この先1時間は大丈夫だ。

 

 

 

 

 しかし、ミアの部屋すっごいなー、こんなに音楽設備があるなんて流石作曲家だな、ギター一本の俺とは全く違うぜ、ちなみに俺の昔の部屋は大量のダンベルとプロテインが置いてあった。両親は置いてこいと言われたしプロテインは持って行こうとしたら検疫で没収された。おいおい、プロテインはク○リでは無くて聖なる飲み物だぞ

 

 

 「謝謝、ミア」

 「全く、急でビックリしたよ」

 

 あ、どうやら終わったみたいだ、置物から解放される...

 

 

 

 

 「で」

 

 扉が閉まったらミアがにらみつけてきた

 

 「どうして、隠れなかったの?」

 

 答えは簡単だった

 

 「筋肉でバレる」

 「ハァ...でもバレなかったし、今後は他人が来たら絶対に動かないこといいね!」

 「分かった筋肉に誓う」

 「後、着替えも風呂も見るの禁止!一緒にベッドに寝るのも禁止!いいね!」

 「お、おう..」

 

 流石に異性と同居するからルールは流石に厳しいな... 

 

 「で、今日は風呂入ったの?」

 「まだ入っていないが...」

 「分かった、シャワー貸してあげるからそれで済まして」

 「あぁ、分かった」

 

 

 シャワー中も筋肉の状態を常に確認する。ここ最近はホームレス生活でジムの会員登録が出来ていなかったから不十分なトレーニングができていなかった。筋肉には物足りない事したな...

 

 

 「ふー」

 

 シャワーも浴びたし、体でも拭こうとするか...

 

 「あ」

 「あ」

 

 ミアがありがたくタオルを持ってきてくれてはいたが、彼女の目の前には、全身の筋肉が生まれたままの状態の姿が

 

 

 「わあああああ!!変態!」

 「おわぁ!」

 

 ミアがタオルを投げつけて来た、いきなりの全裸トラップから始まった同居生活大丈夫かな....

 

 

 

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