仮面ライダーナスカ   作:ボルメテウスさん

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Nとの出会い/謎の男子高生は仮面ライダー? Part2

 その見た目を一言で表すとしたら、人の形をした絵であった。

 

 

 

 青いボディに様々な絵が刻み込まれており、その数はヒサメが見ている限りでも26はあるだろう。

 

 先程までクラスメイトである花村が変身した怪物を思わせる容姿のアンブレラ・ドーパントと比べても、噂に聞く仮面ライダーの姿に似て、安心感が確かにあった。

 

「さてっと、やるとするか」

 

 そんな仮面ライダーナスカに変身した影は気怠い言葉と共に、その腰にある武器を手にする。

 

 武器は、まるで影の意志に合わせるように細長い剣へと変わる。

 

 その剣も合わさって、その姿はまさしく騎士を思わせる姿だった。

 

「どうやら、失敗に終わったけど、人質がいる変わらない!!」

 

 その叫び声と共に、アンブレラ・ドーパントは、その手に持つ傘から垂直な刀を取り出し、すぐに影に向かって襲い掛かる。

 

 背中には傘を思わせるマントを広げながら、宙を舞いながら、真っ直ぐと襲い掛かる。

 

「お前を相手にこいつを守るのは十分だよ」

 

 影はその言葉を言う通り、手に持った剣で、花村の攻撃を防ぐ。

 

 全身の力を込めるように突撃した花村の一撃に対して、影は、軽々と受け止めて、そのまま前へと吹き飛ばす。

 

 狭い路地裏の中で、影はそのまま後ろにいるヒサメを守るように前に出る。

 

「おい、それ以上、前に出るなよ。

 

 守るのは意外と面倒なんだから」

 

「なっ」

 

 影の言葉に思わずむっとしてしまうが、そうしている間にも、花村はその手に持つ刀で再び突っ込んでく。

 

 そして、それを影は再び同じように軽くあしらう。

 

「さすがは、ナスカメモリというだけあるなっ! 

 

 メモリのランクだけならば、確かにこのアンブレラよりも! 

 

 だけどっ、未だに十分に使いこなせていないようだな!!」

 

 はぁはぁと息を荒げながらも、花村は叫びながら、突っ込む。

 

 だが、影は特に気にした様子もなく、ただ冷静に攻撃を捌いている。

 

 ただそれだけなのに、なぜか、花村の方が焦ったような表情を浮かべている。

 

 まさに実力差がありすぎるのだ。

 

 ただそれでも花村は諦めずに立ち向かう。

 

「影、大丈夫なの」

 

「こっちは仕事の準備があるんだ。

 

 だから、さっさと終わらせる」

 

 その言葉と共に花村を蹴り上げると共にベルトを一旦締める。

 

 それと共に影は自身の身体の一部を触る。

 

【ハチドリ!】

 

 それと共に再びベルトを開く。

 

 同時に背中から生えたのは、光の羽が大きく羽ばたく。

 

 羽ばたく事によって、風が舞う。

 

 ただの突風に思えるが、それは違った。

 

 ただの風のはずなのに、花村の動きを止める。

 

 まさに、嵐の中に放り込まれたかのように、その動きが鈍くなる。

 

 ただでさえ、圧倒的な力の差があった。だが、今はそれよりも更に大きく開いた。まるで、巨大な獣に睨まれた小動物のように、その瞳は恐怖で揺れていた。

 

 まさに絶望。

 

「どうなっているんだっ、なんで、ナスカにっ」

 

「これもナスカの力だよ。

 

 まぁ、お前に言う必要はないな」

 

 そう影は言いながら、そのまま真っ直ぐと花村へと突っ込む。

 

 ただそれだけで、花村の手からは刀が離れる。

 

 ただの体当たりだけで、完全に無防備になった花村に影は、その拳を叩きつける。

 

 みぞおちに拳が入る。ただの拳でしかないのにも関わらず、まるで大砲でも喰らったかのような衝撃。

 

 肺の中の空気が全て吐き出され、一瞬意識を失う。

 

 その間にも、影は次々と拳を花村に打ち付けていく。

 

「ぐぅ、がああぁあぁ!!!」

 

 そのまま花村を宙に浮かばせる。

 

 同時にドライバーに装填されているナスカメモリを腰にあるメモリスロットに装填する。

 

【ナスカ! マキシマムドライブ!】

 

 鳴り響く音声と共に、その脚には先程まで、背中に身に纏っていたハチドリの模様は今度は脚へと纏う。

 

 同時に巨大なハチドリの頭を模したエネルギー体が花村に向かって、放つ。

 

 真正面から直撃し、花村の体は吹き飛ばされ、そのまま地面へと叩き落とされる。

 

 それと共に、花村の身体からガイアメモリが吐き出される。

 

「アンブレラ、まぁそこそこだったけど、やはりあのメモリじゃないからな」

 

 そう言いながら、影はそのままベルトからナスカメモリを取り出し、仮面ライダーの変身を解除させる。

 

「まさか、影君が仮面ライダーだったなんて」

 

「別に仮面ライダーじゃない。

 

 というよりも、ヒサメだったけ? 

 

 この事はすぐに忘れろ、良いな」

 

『まったく、影はもう少しレディの扱いを考えたまえ。

 

 君がメモリ関連で関わらせないようにしていると分かるがね』

 

「えっと、そこにいるのは一体」

 

 そうヒサメが影の隣に何時の間にかいた男性に思わず目を見開く。

 

 上品なスーツを身に纏い、首元にはスカーフ。

 

 首には白地に赤い丸の模様が描いてあるスカーフをまいている。

 

「こいつが見えるのか」

 

「えっ、うっうん」

 

 そう言うと、影は少し髪をかく。

 

「どうやら、分からない事ばかりだな。

 

 とりあえず、俺の家に来い」

 

「えっ!」

 

 その言葉に思わずヒサメは顔を赤くする。

 

「んっ?」

 

 ヒサメが顔を赤くした事に、影は首を傾げる。

 

『影、そういうのはもうちょっと雰囲気を考えたまえ」

 

「どういう意味だ?」

 

 男の言葉に対して、影は首を傾げる。

 

 すると男はため息を吐く。

 

 その様子にさらに影は疑問符を浮かべる。

 

 そんな二人のやり取りを見て、ますますヒサメの顔は赤くなる。

 

 そのままゆっくりと歩き始める。ヒサメも恥ずかしそうにしながらも。




仮面ライダーナスカ
ナスカメモリを使って、影がロストドライバーで変身した姿。
基本的な戦闘能力はナスカ・ドーパントと変わりなく、専用武器であるナスカ・ブレード。
だが、ロストドライバーによって、引き出されたナスカメモリの力によって、身体に無数の絵が刻み込まれている。
これは、ナスカの地上絵が描かれている。
その地上絵を触れる事によって、一時的に他のメモリへと書き換える事ができる。
書き換える事ができる能力は26個ある。
ただし、これには4つの弱点があり、⑴1度に使える能力は1つだけ⑵能力使用後、10分は他の能力を使えない⑶1度の戦闘に3つ以上、別のメモリへと書き換えると、1日は仮面ライダーに変身はできない⑷限界以上を使用した場合、毒素で身体が崩壊する。

仮面ライダーナスカの能力に関しては、こちらのURLで募集しています。
皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=285106&uid=45956
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