仮面ライダーナスカ   作:ボルメテウスさん

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今回の話で初登場するナスカの強化形態に関する募集を行っています。
皆様の応募、お待ちしています。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=288456&uid=45956


Zを継ぐ者/大自然の使者

 その屋敷に、事件の当事者が全員集まっていた。

 

 そこには、俺を含めた禅空寺全員と、ホテルの従業員が集まっていた。

 

 その中で、フィリップさんの推理が行われた。

 

 既に内容も、犯人自身も告白されており、俺は衝撃を受けなかった。

 

「あなたの目的はわかった。

 

 だから、これ以上はやめて、自首をしてくれ。

 

 弓岡あずささん」

 

 だが、その悲しさに、そのままフードを深く被ってしまった。

 

 それに対して、ヒサメは俺の手を自然と握ってくれた。

 

「弓岡が、なぜそんな」

 

「君を守る為だ」

 

 同時に警察が同時に彼女に対して、警戒する。

 

「待ってくれ、今回の事件はどちらも争う必要はない。

 

 なぜならば、既に彼女の目的は達成させられた。

 

 そして、ズードーパントは2度と現れない」

 

「なっ、どういう事だっ!」

 

 その言葉と共に一番に飛び出したのはクソ兄貴だった。

 

「あのズーメモリの本来の持ち主はあなたでした。

 

 けど、そのメモリを使用する前に、あずささんに奪われた。

 

 そうですね」

 

「さすがに、先程の反応で、言い訳は逃れないだろうがな」

 

 同時にクソ兄貴はしまったと顔をしかめる。

 

「同時にこの土地が真っ黒だというのも分かったからな」

 

「それは、どういう事なんだよ、探偵助手?」

 

 そう、俺に問いかけてきた。

 

「俺はこの森で生まれ育った。

 

 だからこそ、一部で異常に森が枯れている事を調査して分かったんだ。

 

 そして、ドーパントに襲われた。

 

 その時に、あずささんが助けてくれた」

 

 実際にあの時、あずささんが近くにいた事も考えると、この事件の真相を解き明かす為に行動してくれたんだろう。

 

「そうして、調べた結果。

 

 この土地は組織に関与している事が分かった」

 

 同時に俺はクソ兄貴達を見つめる。

 

「てめぇらは、この森を壊しただけじゃない。

 

 多くの人々を笑顔にできる場所を、自分の我欲で汚した」

 

「どうやら、この事件は終わりを迎えそうだな」

 

 そう言いながら、照井さんはそのままクソ兄貴達を逮捕しようとした時だった。

 

「こうなったらっ!」

 

 同時に、その場にいた全員があずささんに向かって行く。

 

 おそらく、この中で一番人質になりやすい人物としてだろう。

 

 だが、それよりも前に俺は奴らの前に出る。

 

「貴様っ邪魔だ!!」

 

 同時にその場にいた全員が一斉にドーパントへと変わっていく。

 

「宿泊客の避難を!」

 

「はっはいっ!」

 

 照井さんの叫び声と同時に、すぐにその場にいた刑事達が避難していく。

 

 そして、ドーパントの内の一体が、ヒサメに襲い掛かろうとした。

 

 だが、その時だった。

 

 ドーパントの一体を吹き飛ばす影が一つ。

 

 その影は、そのままヒサメの肩に乗る。

 

「なっなっ、それはっ」

 

「ズーメモリ! 

 

 なんで、ズーメモリはっもぅ」

 

「誰がズーメモリを破壊したと言った? 

 

 僕は、ズードーパントはもう出ないと言っただけだ」

 

 同時に俺とヒサメはその腰にベルトを巻く。

 

 俺のロストドライバーに、合体するようにドライバーが実体化する。

 

『ナスカ』『ズー』

 

 鳴り響く音声と共に、ヒサメは自分のドライバーにズーメモリをセットする。

 

 同時にフィリップさんのように気絶し、俺はそのまま受け止める。

 

「お前のようなドーパントから、人々の平和を守る為に」

 

「大自然がつかわした正義の戦士」

 

「「それが俺(私)達仮面ライダーだ、変身!!」」

 

『ナスカ・ズー』

 

 その音声が鳴り響くと共に、俺の姿は変わる。

 

 これまで、何度も変身を行ってきた仮面ライダーとしての姿。

 

 そのナスカとしての、基本的な姿は変わらなかった。

 

 だが、身体の各部にはまるで動物を思わせる牙のパーツが生えている。

 

 だが、確かにこの姿こそ、俺の新たなズーの力だ。

 

「貴様のような出来損ないがっ、よくもズーを!!」

 

『ビースト』

 

 その音声と共に、クソ兄貴はビーストメモリをそのまま自分の身体に挿入する。

 

 同時に、その姿はビースト・ドーパントへと変わる。

 

『あれって、ビースト・ドーパント! 

 

 それって』

 

『あぁ、先日、翔太郎達が倒したのと同じドーパントだね。

 

 しかも、あれは新型だ。

 

 おそらくは、翔太郎達と戦ったビーストよりも強い可能性はある』

 

「それで」

 

 そう、ヒサメと霧彦は言う。

 

「このズーにはな、爺さんの自然を愛する気持ち、弓岡さんからの思いが詰まっている。

 

 何よりもヒサメと霧彦が一緒にいるこのナスカが負ける訳ないだろ」

 

 その言葉と共に、俺は手に持ったナスカブレードを構える。

 

「貴様アアァァ!!」

 

 同時にビースト・ドーパントとなったクソ兄貴は俺に襲い掛かる。

 

 すさまじい腕力と巨大な爪が俺に降りかかる。

 

 しかし、その攻撃に対して、俺はナスカブレードを軽く構える。

 

 それだけで、ビースト・ドーパントの攻撃を軽く受け止める。

 

「なっ!」

 

「凄いな、これがズーか」

 

『ナスカのこれまでレベルアップした力も十全に使える上に、理性も十分にある』

 

「グルルルルッ!」

 

 そう叫びながら、クソ兄貴は、まさにビーストと言わんばかりに攻撃を続けてくる。

 

 だが、それを全てナスカブレードだけで防いでいく。

 

 そして、

 

「どうやら、お前にも少しだけ話してやるよ」

 

「ガアッ!?」

 

 そう言って、俺はナスカブレードで反撃を行う。

 

 高い身体能力を活かした剣戟によって、ビースト・ドーパントの腕を斬り上げる。

 

 それと同時に、さらに蹴りを放ち、腹部を破壊する。

 

「グガッ」

 

 そのまま吹き飛ばされたビースト・ドーパントに更に追撃を加えようと刃を向ける。

 

 しかし、そこに、別のドーパントからの攻撃が襲い掛かってくる。

 

「こいつらも厄介だな」

 

『ズー・ドーパントは確か、他の動物の力を引き出す事ができたけど』

 

「この形は、ファングと同じ。

 

 だったら」

 

 俺はそう言い、ズーメモリにあるスイッチを押す。

 

 すると

 

『ウルフ!』

 

 その音声が鳴り響くと同時に、ナスカの能力を使用した時のように透明なアーマーが現れる。

 

 そのまま俺の身体にある牙のパーツに装着される。

 

 緑色の狼を思わせる牙や爪。

 

 それはまさにオオカミと呼ぶべき姿になった。

 

「っ」

 

 その姿へと、変化すると同時に、襲い掛かってきた他のドーパント達に接近する。

 

 そのスピードは凄まじく、超高速を越える速さで動く。

 

 それにより、襲いかかった連中は全て吹き飛んでいく。

 

 爪による一撃は、一撃でドーパントをメモリブレイクする程の威力だった。

 

「貴様アアァァ!」

 

 そんな声と共に、クソ兄貴が再び俺に向かってくる。

 

 空からは別のドーパント達が襲い掛かってくる。

 

『バード』

 

 その音声と共に、迫っていたドーパントに向かって、俺が身に纏っていたアーマーが飛ぶ。

 

 同時に新たな赤い鳥を思わせるアーマーが装着される。

 

 翼のような羽を持ちながらも鋭いくちばしを持ったマスクを持つ戦士となる。

 

 そのまま空中に浮かび上がると、一気に加速していく。

 

 その速度は先ほどまでの比ではないレベルであり、まるで弾丸の如く飛び続ける。

 

 そのまま他のドーパント達を吹き飛ばしていく。

 

 だが、先程のウルフと比べたら攻撃力は低いのが分かる。

 

 だからこそ、一撃では倒さない。何度も攻撃し、そのたびに確実にダメージを与えていく。

 

 徐々に弱っていくドーパント達に向かい合う。

 

『ズー! MAXIMUMDRIVE!』

 

 鳴り響く音声と共に、俺の身体は巨大な赤い鳥となって、真っ直ぐとドーパント達を瞬く間にメモリブレイクする。

 

「貴様っ、俺の力をっよくもぉ!!」

 

「お前の力じゃない。

 

 これは、この森を守る力だ!」

 

『ウルフ!』

 

 その音声と共に、再び俺は再度、ウルフのアーマーを身に纏い、そのままビースト・ドーパントの爪とぶつかり合う。

 

 火花を散らしながら、互いの爪による攻防が繰り広げられた。

 

 そして、互いに距離を取るように離れると、拳を構える。

 

「俺達の一族の発展を考えず、無意味に生きるお前に、その力は相応しくない!」

 

「自分の私利私欲の為に、爺さんや親父の命を奪ったお前に、そんな事を言う資格なんて、ねぇよ!!」

 

 同時に俺の身に纏っていたアーマーが、再度飛び散る。

 

 それによって、クソ兄貴は後ろへと下がる。

 

 それと同時だった。

 

『ズー! MAXIMUMDRIVE!』

 

 同時に俺の身体に百獣の力を宿るように、その脚に纏う。そのまま一足跳びで奴の元へと向かう。

 

 その速度は通常よりも遥かに速くなっており、まるで瞬間移動したかのような速度で俺は移動する。

 

 蹴りつけた地面は大きくへこむような破壊力が込められていた。

 

 それを受けた事で、奴はそのまま倒れ込む。

 

 同時に、そのビーストメモリも爆散する。

 

「終わったよ、爺さん」

 

 そう、俺は爺さんに告げるように言う。

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