仮面ライダーナスカ   作:ボルメテウスさん

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AtoZ-03

無事にファング・ドーパントとアクセル・ドーパントから逃げる事ができた俺達はそのまま探偵事務所で合流する事ができた。

 

そこから、俺達は奴らの正体を探る事にした。

 

既にフィリップさんの検索が終わった所であり、敵の正体も既に分かった。

 

「ネバー?」

 

「そうだ。大道達はNECRO-OVER・・・通称NEVERネバーと呼ばれる存在だ。特殊な薬品やクローニング技術によって死者の蘇生を行い、刀剣や銃弾を用いて急所を貫かれてもすぐさま回復するタフさを備え、死体であるが故に運動能力のリミッターも外れている」

 

そのままフィリップさんはページに浮かんでくる文章を読み上げる。

 

「かつてはミュージアムのガイアメモリとで競争を行ったが、貧弱で普通な人間だろうとメモリ一本で手軽にドーパントになれるというガイアメモリの特性に比べ、NEVERは一人を強化蘇生するのにも手間がかかるという点とドーパント程の実力を出せなかったが故に敗退したらしい。

しかし彼らはプロジェクトが凍結されたあとも、世界中で実践と調整を繰り返して来た」

 

「それって、つまり奴らはゾンビ軍団という訳か」

 

まさか、ゲームに出てきそうな奴が現実に現れるとは。

 

それには俺達も驚きを隠せなかった。

 

そうしていると、フィリップさんに連絡が来た。

 

その内容は、マリアさんからの連絡のようだった。

 

「すぐに風都タワー建設予定地に行こう」

 

それと共に俺達はそこに向かった。

 

風都タワー開発予定地。

 

集められたメモリを持ってきた一同は、人気が全くないここにきていた。

 

そこには、マリアさんがいた。

 

「マリアさん!」

 

それと共に、彼女がいた事にフィリップさんは少し嬉しそうな顔をした。

 

だが、それもすぐに警戒の色に変わった。

 

それは、NEVERのリーダーである大道克己がいた

 

「お前は・・・!」

 

「大道克己・・・!」

 

「よぉ!・・・兄弟」

 

「「「「「「「「「・・・・・・???」」」」」」」」」

 

一同は克己の言葉に首を傾げる。

 

「お前のことだよ、フィリップ。運命的に誕生した科学の怪物。俺たちは同じ・・・化物だ」

 

どうやら、こちらの事情に関してもある程度知っている様子だった。

 

「フィリップは化物じゃねぇ。死人のお前らと一緒にすんな」

 

翔太朗は静かなれど怒気を燃やして反論する。

 

「調べたのか、ならば見せてやろう、死人の力を」

 

同時に取り出したのはガイアメモリだった。

 

「お前もっドーパントに」

 

「違う、俺は仮面ライダーだ」

 

それと共に、奴が持っていたのは俺と同じロストドライバーだった。

 

『エターナル』

 

そのまま腰に巻いたロストドライバーに向けて、そのままエターナルメモリをセットする。

 

「変身」

 

その言葉と共に変身した。

 

白いボディをしていて、仮面にはEの字を横倒しにしたような触覚と∞を描くような黄色の複眼。

 

上半身と右上腕と左太腿にスロット付きのコンバットベルトを装備し、青いグローブといういでたち。そして黒いマントを身に纏っている。

 

「仮面ライダーエターナル」

 

「エターナル、永遠」

 

その単語の意味を知ると共に、俺達は警戒する。

 

目の前にいる存在は、間違いなくこれまで戦ってきた誰よりも強い。

 

その名乗りを聞き、

 

「ふざけんなよ!仮面ライダーはこの街の人達の希望だ。戦争屋が名乗っていい名前じゃねぇ!」

 

翔太朗は静かに怒りの感情をたぎらせる。

 

「翔太郎、僕が行くよ」

 

それはフィリップさんも同じだった。

 

同時にフィリップさんの手元にはファングメモリが現れる。

 

『ファング』

 

「「変身!」」

 

その言葉と共に、フィリップさんはそのままWに、ファングジョーカーへと変身する。

 

同時に真っ直ぐと、エターナルの元へと突っ込む。

 

「さて、せっかく仮面ライダーがここにいるんだ。

少し試運転をするか」

 

同時にエターナルが取り出したのは、見た事のないガイアメモリだった。

 

『パラレル!MAXIMUMDRIVE!』

 

そのまま横にあるメモリスロットに挿入すると同時に、エターナルの背後に現れたのは銀色の壁だった。

 

それが何を意味するのか、疑問に思っていると、そこから現れたのは大道と同じジャケットを身に纏っていた二人だった。

 

「あれは」

 

「さぁ、行くぞ、異なる世界の仲間達よ」

 

同時に、エターナルが取り出したのは二つのメモリだった。

 

それをそのまま二人に向けて、真っ直ぐと投げる。

 

『ドラグーン』『ナイト』

 

その音声が鳴り響くと共に、そいつらの姿が大きく変わる。

 

一人はまるで怪人体は鳥や蜥蜴のような外見をしており、表皮は骨のような鱗で覆われており、その手には両端に鋭利な刃を持つ双刃の特殊な薙刀を持つ。

 

もう一人はまさしく騎士を思わせる鎧に剣と盾を持ち、構える。

 

「パラレル、もしかしてっパラレルワールドにいたネバーっ!」

 

「なっ」

 

それに驚きを隠せない間にも、二人のドーパントはそのままWへと迫る。

 

「影!」

 

「了解です!」

 

俺と照井さんは同時に仮面ライダーへと変身し、各々がドーパントと戦う為に向かう。

 

「はああぁぁ!!」

 

俺はその手に持つナスカブレードを真っ直ぐと、ドラグーン・ドーパントに向けて斬りかかる。

 

それに対して、ドラグーン・ドーパントは俺の斬撃を受け流す。

 

そして、まるで流れるように目から光弾を放つ。「くっ!」

 

俺は咄嵯に横に転がり、光弾を回避する。

 

しかし、光弾はそのまま後ろの壁へと着弾し、爆発を起こす。

 

だが、今の俺にはそんな事を気にしている余裕はない。

 

今すぐにでも目の前にいる敵を倒して、翔太郎さんに参戦しないといけない。

 

すると、ドラグーン・ドーパントは薙刀を構えて突進してくる。

 

どうやら、俺が攻撃した隙を突いて倒すつもりらしい。

 

だが、そう簡単に倒される訳にもいかない。

 

俺は迫り来る薙刀に対して、ナスカブレードを構える。

 

だが、ドラグーン・ドーパントは、その人型の姿からまるで伝説に出てくるようなドラゴンの姿へと変身する。

 

そして、その姿のまま炎を吐きながら襲い掛かってくる。

 

俺は咄嵯に横に飛び、なんとか回避する。

 

だが、その瞬間にドラグーン・ドーパントは一瞬にして人間体に戻り、そのまま薙刀を振るう。

 

俺は咄嵯に後ろに飛んで避けるが、薙刀の先端部分が肩に触れる。

 

「うわっと!」

 

俺は思わず声を上げる。

 

肩からは血が流れ出し、痛みを感じる。

 

しかし、それでも俺はすぐに立ち上がり、ナスカブレードを構え直す。

 

ここで止まるわけには行かない。

 

俺はこの先に進まなければいけないんだ。

 

すると、今度はドラグーン・ドーパントの方からこちらに向かって走り出す。

 

俺はそれに対してナスカブレードを振り下ろす。

 

だが、ドラグーン・ドーパントはそれを軽々と避けてみせる。

 

「なっ!?」

 

俺は驚きの声を上げてしまう。

 

まさか避けられるとは思わなかったからだ。

 

すると、ドラグーン・ドーパントは薙刀を横に振るって攻撃を仕掛けてくる。

 

俺はそれを何とか受け止めるが、力の差がありすぎるのか吹き飛ばされる。

 

「ぐっ」

 

横を見れば、同じくナイト・ドーパントと戦っている照井さんが吹き飛ばされていた。

 

見ると、騎士を思わせる盾で照井さんのエンジンブレードを受け流し、カウンターを決めている。

 

「まさか、ここまでとはっ」

 

照井さんも負けじとエンジンブレードを振るうが、そのタイミングを合わせて、盾で受け流して逆にダメージを与える。

 

照井さんはそのダメージに耐えられず膝をつく。

 

このままではまずい。

 

そう思った時だった。

 

「なるほど、なかなかに使える。

 

ならば、あとは」

 

そう思った時、翔太郎さん達が戦っているエターナルが手に持つ武器を、そのまま自身のメモリをセットした。

 

『エターナル!MAXIMUMDRIVE!』

 

「なっぐぅ」

 

その音声と共に、俺達の身体に変化が起きた。

 

それは俺の変身が強制的に解除された。

 

「これは、まさか」

 

『エターナルメモリの力っ』

 

「僕達のメモリが、機能を無力化されている・・・」

 

「こんなマキシマムがあるなんて・・・」

 

「俺のメモリは特別でね。

 

エターナルレクイエムは一度発動すれば、T2以前のガイアメモリは作動不能――永遠にな」

 

それが、何を意味するのか、すぐに理解できた。

 

「T2を纏めて持ってるのは、お前だな」

 

「ッ!逃げろ亜樹子!!」

 

同時に既に隠れていた他のNEVERのメンバーが亜希子所長に銃口が向けられ、絶体絶命となっていた。

 

ここからは間に合わない。

 

そう思っていた時。

 

『CYCLONE』

 

聞こえた音、それと共になんとマリアさんがメモリを自身に挿入した。

 

それと共に現れたのは、風を思わせるドーパント、サイクロン・ドーパントだった。

 

「まさか、マリアさんが」

 

『・・・・・・・・・』

 

サイクロン・ドーパントは亜樹子所長からT2メモリが入ったバッグをとって変身をとく。

 

「まっ待って」

 

そう、ヒサメがすぐに向かい、鞄に手を触れる。

 

しかし、それはすぐに振り払われる。

 

「克己、もういいわ。メモリはほぼ集まった」

 

「そうだな、では、帰るとしよう」

 

エターナルは気をよくしたのか、素直に耳を傾ける。

 

「マリアさんが、そんな・・・」

 

「これが現実よ、坊や」

 

マリアさんはそういうと、あのオルゴールをフィリップに手渡していった。

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