仮面ライダーナスカ   作:ボルメテウスさん

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AtoZ-05

風都タワーが占拠され、最後のメモリを探していた俺達。

 

その間、なんとフィリップさんがNEVERに捕まってしまう。

 

あの時のフィリップさんの様子から考えても、おそらくはマリアさんを説得しようと考えていたかもしれない。

 

だが、それが裏目に出てしまった。

 

すぐにでもフィリップさんを助けに行かないといけないが、俺とヒサメだけでは助ける事ができるか、怪しい。

 

だからこそ、最後のメモリを探していた。

 

しかし、今、そのメモリを探す理由は、無くなった。

 

「まさか、最後のメモリがそれだったとは」

 

その言葉と共に、俺は翔太郎さんが持つ最後のメモリ、ジョーカーを見つめる。

 

「正直言って、この状況で突っ込むのは賭けに近いからな。

目の前のこれを見たらな」

 

そこには既に大道によって呼び出された他の世界から呼び出したNEVERのメンバーが多く存在していた。

 

パラレルワールドに繋ぐ事ができるそのメモリによって、呼び出されたNEVERのメンバーは直接戦ったからこそ、どれほど強敵なのかも分かる。

 

だからと言って、諦める訳にはいかない。

 

「それじゃ、行くとするか」

 

そう、翔太郎さんはそのまま自分のバイクに乗る。

 

既に、この風都を救う為に、俺達4人しか、今はいない。

 

だからこそ、真っ直ぐと俺達はそのままバイクで真っ直ぐと風都タワーに向かって走る。

 

同時に見れば、既に多くのメモリを持って、駆け込んでいる市民が見られる。

 

「行くぜ、変身!」

 

翔太郎さん達の声に合わせるように、俺もヒサメもまた仮面ライダーへと変身する。

 

「まさか、仮面ライダー。

私が、愛してあげる」

 

同時に、NEVERのメンバーの1人がルナ・ドーパントへと変身する。

 

それと共に、ルナの能力を使い、マスカレイド・ドーパントの幻影を次々と作り出す。

 

「それじゃ、頼むぜ、ヒサメ!」

 

「分かっている!」

 

その言葉と共にヒサメは手を前に翳すと共に、俺達を包み込むように、霧が出てくる。

 

「何これ、何これ!?

前が見えない、きゃぁ!」

 

それと共に霧によって、完全に視界を封じられたNEVERはそのままパニックを起こす。

 

「これで、数の理はなんとかなる!」

 

そして、照井さんもまたバイクから降りると同時に、その目にはデンデンセンサーを漬けていた。

 

それによって、霧の中でも見る事ができ、混乱するマスカレイド・ドーパント達を倒していく。

 

「影っ、この場は私がなんとかするから、あなたは」

 

「あぁ、翔太郎さん!」

 

「そうだな、ヒサメ、頼んだぞ!!」

 

同時に俺と翔太郎さんはそのまま真っ直ぐと風都タワーの中へと入り込む。

 

風都タワー内部に入り込むと共に、鉄の棒が襲い掛かる。

 

俺はすぐにナスカブレードで受け止め、それを斬り裂く。

 

「次はてめぇか」

 

そう言いながら、NEVERの男はそのまま構える。

 

「行くぜ、マッチョマン」

 

『METAL』

 

それと共にNEVERの男が取り出したのは、メタルだった。

 

これまで幾度となく共に戦ってきたメモリという事で、未だに混乱はあるが、それでも戦う意思は変わらない。

 

そのまま。メタル・ドーパントは真っ直ぐと俺に襲い掛かる。

 

手に持った鉄の棒はまさにメタルを使った時のWを思わせる戦い方であり、振り払う一撃一撃が重い。

 

「よっと、影、なんだか調子が良いなぁ」

 

「まぁね、けど、本調子じゃないですよ!!」

 

確かにT2メモリの性能は良いが、それだけだ。

 

エターナルのメモリの効果でナスカの機能が止まるのと同時に、霧彦のあいつの声も聞こえなくなった。

 

「なるほどな、確かに!

相棒がいないと、どうも調子が出ない!

だから」

 

「はい、早く助けましょう!!」

 

『ジョーカー!MAXIMUMDRIVE!』『ナスカ!MAXIMUMDRIVE!』

 

俺と翔太郎さん。

 

同時にメモリスロットに、各々のメモリをセットすると共に構える。

 

「「ライダーパンチ」」

 

翔太郎さんの声に合わせるように俺もまた言うと同時に、こちらに向かって、再び振り下ろしてくるメタル・ドーパント。

 

それに対して、俺達は真っ直ぐとその胴体に向けて、拳を放つ。

 

それによって、メタル・ドーパントはそのまま吹き飛ばされる。

 

「行くぞ、影!!」

 

「あぁ!!」

 

既に連戦。

 

その疲れは未だに完全に取れていないが、すぐにフィリップさんを助けなければいけない。

 

重い身体を引きずりながらも、フィリップさんが捕らわれているだろう部屋に辿り着く。

 

「ふむ、最後の3本のメモリか。

その中でも、最も必要だった1本が既にそこにあったとは」

 

「てめぇ、フィリップに何を!!」

 

『エターナル』

 

そう、翔太郎さんが言っている間にも、既に奴は大道は仮面ライダーエターナルへと変身していた。

 

Wの最強の姿であるエクストリームでも勝てなかった相手。

 

それでも、勝てる保証はない。

 

「それでも!!」

 

同時に俺と翔太郎さんは真っ直ぐと、エターナルに向かって、走り出す。

 

それに対して、エターナルはまるで余裕を見せるように、マントを翻す。

 

大道が仮面ライダーエターナルへと変身した。

 

Wが、1度は戦い、敗北した相手。

 

それに対して、俺と翔太郎さんで勝てるかどうか分からない。

 

それでも、風都を守る為に。

 

「行くぜ!」

 

「あぁ」

 

翔太郎さんの言葉を聞くと同時に、俺もまたナスカブレードを構える。

 

それに対して、エターナルは余裕の態度を崩さないまま、そのままゆっくりと近づく。

 

「はああぁ!!」

 

同時に翔太郎さんの拳が真っ直ぐとエターナルへと向けて、放たれる。

 

しかし、エターナルはそれを軽々と受け流す。

 

それに合わせるように、俺はナスカブレードをそのままエターナルに向けて、斬りかかる。

 

だが、その身に纏ったマントがまるで意思を持つように、エターナルはその斬撃を受け流す。

 

「なっ!?」

 

「どうした?この程度か?」

 

驚く声を上げる俺に対して、エターナルは不敵な態度を見せる。

 

強い。

 

そう感じながらも、諦めるつもりはなかった。

 

「はぁぁ!!」

 

それと共に宙へと飛んだ翔太郎さんはそのままエターナルに向けて、蹴りかかる。

 

「ふん……無駄だ」

 

対して、エターナルは余裕を見せながら、その攻撃を受け止める。

 

「まだまだ!!」

 

そして、それと同時に今度は俺の方から攻撃を仕掛けるが、それもまた受け止められてしまう。

 

「くそ!やっぱりダメなのかよ!?」

 

「諦めるな!!」

 

思わず弱音を吐いてしまった俺に対して、翔太郎さんが叫ぶ。

 

「はぁぁ!!オラァ!!」

 

それに合わせて、翔太郎さんは再び殴り掛かる。

 

それに対して、エターナルも同じように拳を放つ。

 

「うぉら!!」

 

そして、互いの拳がぶつかり合う。

 

その衝撃によって、互いに吹き飛ばされるもすぐに体勢を立て直す。

 

「ふぅ……なかなかやるじゃないか」

 

「そりゃどーも……」

 

エターナルの言葉に、翔太郎さんは言う。

 

「だが、無駄だ」

 

それと共にエターナルはT2メモリを腰にあるメモリスロットに入れていた。

 

『ユニコーン!MAXIMUMDRIVE!』

 

「翔太郎さん!」

 

俺は叫ぶが、翔太郎さんに向かって、エターナルの必殺の一撃が叩き込まれる。

 

吹き飛ばされた翔太郎さんのベルトからジョーカーメモリが外れる。

 

同時に、エターナルの手元にはジョーカーメモリが落ちた。

 

「AtoZ。

 

これで、全てのメモリが揃った」

 

同時にエターナルはまるで俺の事は眼中がないように、そのままエターナルはフィリップさんの背後にあるプリズムビッカーにメモリを入れる。

 

『ゾーン!MAXIMUMDRIVE!』

 

その音声が鳴り響くと共に、俺のベルトに挿入されているナスカメモリが飛ぶ。

 

同時に、T2メモリが全て、装置に突き刺さる。

 

26本のガイアメモリの増幅器にされていたフィリップさんには凄まじい負荷がかかり、悲鳴は、エクスビッカーが発する光のように、天まで届く勢いだ。

 

そんなことを無視して、大道は中継カメラを作動させて再び風都のTVジャックをする。

 

「風都の諸君、朗報だ。これから街に光が満ちる時・・・諸君らは、死ぬ。

エクスビッカーのある此処風都はその光は降り注ぐだろう。

だが安心しろ、エクスビッカーの光が、諸君らの肉体を変質させ、俺たちと同じ、不死身の怪物へと変えてくれるだろう」

 

そして、大道は笑みを浮かべる。

 

「さあ市民諸君、地獄を楽しみな・・・!」

 

その一言を皮切りに、風都は混乱と恐怖が入り交ざる。

 

「それが貴様の本当の目的とはな・・・!」

 

まさに恐怖の計画であった。

 

しかし、それだけではなかった。

 

「克己・・・助けて・・・可笑しいんだ。身体が維持できない・・・」

 

「あの人は」

 

そこには、確か、ヒートメモリを使っていたNEVERのメンバーの1人。

 

「俺がジョーカーメモリを見つけた時に襲って、メモリブレイクした。

だが、これは一体」

 

それには、翔太郎さんもまた疑問に感じた。

 

「NEVERとはいえ、マキシマムを受ければ塵となる。

お前らの代わりなんてこれから幾らでも造れる」

 

大道は、その余りにも冷たすぎる言葉と共に、その女性を突き飛ばす。

 

「おいっ」

 

敵だった女性。

 

だが、それでも彼女の死に対して、翔太郎さんは必死に呼ぶ。

 

だが、既に、彼女の死は覆る事はできなかった。

 

「フハハハハハハハ!!いい気分だ!もう実験台の化物は、俺だけじゃない!皆俺と同じ、生ける死者になれ!!」

 

それと共に、空を見上げる。

 

大道の、その狂気染みた笑みを浮かべる。

 

しかし、それはすぐに途切れた。

 

「なに?」

 

それはエクスビッカーからだった。

 

「こんな奴らに風都は破壊させないっ!」

 

「まさかっこいつっ発射プログラムをっ」

 

それは、まさに装置の一部となっているフィリップさんの行動だった。

 

「貴様ぁ!!」

 

「影!!」

 

「はい!」

 

俺と翔太郎さんはすぐにフィリップさんの行動を助ける為に、すぐに大道へと飛びかかる。

 

奴自身、生身での戦闘能力は高く、簡単に吹き飛ばされる。

 

それと共に大道はそのままエクスビッカーのスイッチを強く押す。

 

それによって、さらに強い光を放つ。

 

このままでは。

 

だが、そんな大道を止める人物が現れた。

 

「止めて克己!!」

 

マリアさんの予定外の行動に不覚を取り、あるものを身体に打ち込まれた。

 

「マリアさん・・・・・・」

 

それにはフィリップさんも驚きを隠せなかった。

 

「なにを・・・?まさか、細胞分解酵素を・・・!?」

 

どうやら、それはNEVERにとって脅威ともいえる薬品の投与によって、大道の身体には異常なまでに血管が浮かび始める。

 

「俺のっ俺の邪魔をするなぁ!!」

 

同時に、マリアさんに向けて、拳銃を取りだし、放つ。

 

放たれた銃弾に対して、マリアさんは避ける事なく、そのまま倒れる。

 

「マリアさんっ!!」

 

フィリップは叫ぶ。

 

同時にエクスビッカーから放たれた光と共に、T2メモリが散り散りになる。

 

『どうやら、彼がやってくれたようだね』

 

「その声は」

 

聞こえた声。

 

同時に見れば、そこには霧彦がいた。

 

それが意味をするのは。

 

「メモリが蘇ったのか」

 

それは喜びであるが、同時に、この状況を作り出してくれた人物のおかげでもあった。

 

その人物に翔太郎さんとフィリップは寄り添う。

 

最後の、彼女の言葉。

 

それをしっかりと聞くように。

 

「お前は、あいつの事を友だって言うけど、この悪魔の所業を見ても、そう言えるのか。

シディ」

 

俺はそう言いながら、既に部屋の前にいただろう人物を見る。

 

「NEVERは記憶を徐々に薄れる。

奴は、それによって、本来の優しさが無くなった。

それでも、友だと言ってくれた奴の為に、俺達は戦う」

 

「それは違うぞ」

 

同時に俺は睨む。

 

「友達が間違っていたんだったら、ぶん殴っても止める。

それが、本当の友達だ。

お前はただ、それをやる勇気がなかっただけだ」

 

「お前に、何が分かる!

何よりも、この状況をどうするつもりだ」

 

それと共に画面に映ったのは、様々な所にいるドーパント達の姿。

 

それは、おそらくはT2ガイアメモリで変身したNEVERのメンバーだ。

 

その中には、既にアクセルメモリを使えるようになった照井さんが、目の前にいるアクセル・ドーパントと対峙していた。

 

「既にお前達が使っていたメモリも、こちらが手にしている。

この圧倒的な数のドーパントを相手に、お前達だけで、どう戦う」

 

「おい、シディ。

お前も、傭兵だと言うんだったら、俺の事をちゃんと調べておけよ」

 

同時に俺はそのまま仮面ライダーへと変身する。

 

「どういう意味だ」

 

「俺がこの状況を、打開するお宝を手にしていないと思っているのか」

 

『パラレル』

 

同時に鳴り響く音声。

 

「パラレルメモリっ、まさか!!」

 

「お前達がNEVER、不死身の軍団だったら、こっちは仮面ライダー軍団で相手するよ。

という事で、ある意味頼むぜ、本当に!!」

 

『パラレル!MAXIMUMDRIVE!』

 

鳴り響く音声。

 

それと共に、街で暴れるドーパント達の前に、銀色のオーロラが現れる。

 

それはまるでカーテンを思わせる物であり、その中から次々と人影が現れる。

 

「お前達っ」

 

ドラゴンの記憶を宿らせたドラグーン・ドーパントは、目の前現れた赤い鋼鉄の装甲を身に纏った戦士が。

 

「一体っ」

 

グラビテーション、重力の記憶を持つグラビテーション・ドーパントの目の前には金色の5本の角を持つ戦士が。

 

「何者」

 

騎士の記憶、ナイト・ドーパントの目の前には紫色が特徴的な2人の機械の戦士が。

 

「なんだっ」

 

祝福の記憶を持つ、ブレッシング・ドーパントの目の前には灰色の戦士が。

 

銀色のオーロラを通って、現れる。

 

「「「「仮面ライダーだ」」」」

 

同時に、ドーパントに宣言するように、その戦いが始まろうとする。




今作で、ゲストとして登場した仮面ライダーに関しては、こちらの作品で登場した方々となっています。
https://syosetu.org/novel/290753/
これからも、よろしくお願いします。
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