仮面ライダーナスカ   作:ボルメテウスさん

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AtoZ-06

【仮面ライダーマーベル】

 

赤い機械の鎧を身に纏った仮面ライダーマーベル。

 

 彼が、この世界に訪れると共に、目の前にいたのはドラゴンの記憶が宿るドラグーン・ドーパントと戦う事になった。

 

 ドラグーン・ドーパントはその口から炎を真っ直ぐとマーベルに向かって、放っていく。

 

 それに対して、マーベルは、その手を真っ直ぐとドラグーン・ドーパントに向けて、ガントレットの掌からリバルサー・レイを放った。

 

 それによって、炎と光がぶつかり合い爆発が起こる。

 

 爆風や爆煙に包まれていく中で、マーベルは拳を構えて、一気に距離を詰めようとする。

 

「……ッ!?」

 

 だが、そこで彼は気付いた。

 

 自分が立っている場所が地面ではなく空中だという事に。

 

 空中でも、マーベルは特に問題なく戦える。

 

 だが、問題にしているのは。

 

「まさか、人がこんなにいるとは」

 

 その下には風都の市民が多くいた。

 

 下手に攻撃をすれば、市民に被害がある。

 

 そして、ドラグーン・ドーパントの攻撃を避ける事ができない。

 

「ならばっ!」

 

 同時にドラグーン・ドーパントに向かって突っ込む。

 

 その攻撃に対して、ドラグーン・ドーパントは再びマーベルへと向かって火球を放つ。

 

 だが、マーベルはそれをガントレットの手甲部分で弾き飛ばす。

 

 被害を出さないように、注意しながら。

 

「はああぁぁ」

 

 それと共に、マーベルは両腕のサブマシンガンと両肩の武装から秒間何十発もの弾丸とグレネード弾をドラグーン・ドーパントに狙いを絞って撃ち込んでいく。

 

 対して、ドラグーン・ドーパントは全てのグレネード弾を弾丸を燃やすように炎を吐き出す事で防ぐ。

 

 それによって、煙で覆われる。

 

 しかし、そのまま至近距離までマーベルが接近する。

 

「さて、これでも喰らえ」

 

 同時にマーベルは胸部のリアクターに光を集め、真っ直ぐとドラグーン・ドーパントへと向ける。

 

「アルティメットユニビーム!!!」

 

 叫び声と共に、マーベルから、巨大な光の奔流が放たれた。

 

 それは一直線にドラグーン・ドーパントへと向かう。

 

「がああぁぁ!! 

 

 空に一本の光に、吸い込まれたドラグーン・ドーパントはそのまま吹き飛ばされる。

 

「さて、一体、ここはどこなんだ?」

 

 

 

【滅&チェイサー】

 

「ふんっ」

 

 目の前で、何が起きているのか、分からない滅とチェイサー。

 

 だが、似た経験をしている2人は、目の前にいるナイト・ドーパントと戦っていた。

 

 ナイト・ドーパントは、その手に持つ盾で、チェイサーの持つシンゴウアックスからの攻撃を剣で受け止める。

 

 その隙間を狙うように、滅はアタッシュアローを真っ直ぐとナイト・ドーパントに向けて、矢を放つ。

 

 しかし、その手に持つ盾で、矢を受け止め、そして弾き飛ばす。

 

 それを見たチェイサーは、一瞬にして判断すると、素早く行動に移った。

 

 まず、背中のタイヤ型装備であるホイーラーダイナミクスを回転させて、ナイト・ドーパントへと突進を仕掛けたのだ。

 

 だが、それは読まれていたようで、すぐに対応されてしまう。

 

 ナイト・ドーパントも同じように、その手に持つ武器を剣から槍へと変える。チェイサーの突撃に対して、槍を使って迎え撃つ。

 

 ぶつかり合う金属音と共に、お互いの力をぶつけ合いながら、鍔迫り合いのように押し合っている。

 

 その間に、滅は一度、距離を取ると、今度はアタッシュアローを構えて、連続で矢を放った。

 

 しかし、それも全て防がれてしまう。

 

 だが、それも少しずつ変わっていた。

 

「何?」

 

 それは僅かな違和感だった。

 

 先程まで完全に防ぐ事ができた攻撃が徐々に当たり始めた。

 

 その事にナイト・ドーパントは疑問に感じた。

 

 それはやがて、予感は確かに的中した。

 

「まさか」

 

 それは徐々に、ナイト・ドーパントの行動パターンがチェイサーと滅が読んでいた。

 

 最初は偶然だと思ったが、それが何度も続き、そして確信に至る。

 

 ナイト・ドーパントの盾には、小さな穴が空いていた。

 

 それに気づいた瞬間、ナイト・ドーパントは急いでその場から離れる。

 

 だが

 

「悪いが、ここで終わらせる」

 

「あぁ」

 

『スティングディストピア』『ヒッサツ! フルスロットォル!』

 

 その音声と共に滅の脚から蠍の尻尾がナイト・ドーパントを拘束する。

 

 そして、そのまま滅とチェイサーの元へと引き寄せる。

 

 それと共に、紫色のエネルギーが集った脚を真っ直ぐとナイト・ドーパントにライダーキックを放つ。

 

「ぐっ」

 

 ナイト・ドーパントはすぐに盾を構えて、そのライダーキックを防ごうとした。

 

 だが、2人のライダーキックを防ぐ事ができず、そのままナイト・ドーパントは吹き飛ばされる。

 

「がはああぁ!!」

 

 それによって、ナイト・ドーパントは爆散した。

 

 それが戦いの決着となった。

 

 

 

【灰色のアッシュ】

 

 灰色の怪人であるアッシュ。

 

 それと相対するのは、祝福の記憶を宿るドーパント、ブレッシング・ドーパントと相対する。

 

「ここは、俺が知っている風都とは違う?」

 

 そう、アッシュは首を傾げる。

 

「お前が誰だが分からないが、私達の邪魔をするならば」

 

 アッシュの疑問の声を無視するように、ブレッシング・ドーパントはそのままゆっくりと近づく。

 

 その動作に対して、アッシュも一歩前に足を踏み出す。

 

 そして、二人は互いの拳をぶつけ合う。

 

 互いに拳を突き出し合い、そのままぶつかり合うと両者は後ろに吹き飛ばされた。

 

 吹き飛んだ両者であるが、アッシュはすぐに立ち上がる。

 

 一方でブレッシング・ドーパントの方はダメージがあるのか膝をつく。

 

「結構力はあるようね。

 

 だけど」

 

 その言葉を呟くと共に、ブレッシング・ドーパントのダメージが受けた部分が光る。

 

「私は祝福されている。

 

 どんなダメージもね」

 

 そう笑みを浮かべながら、ブレッシング・ドーパントは手を振るう。

 

 すると、先ほどまであった傷跡が消えていた。

 

「NEVERとして元々備わっていた不死と、ブレッシングの祝福。

 

 それが合わさる事によって、まさしく不死」

 

「なるほど、だったら、単純な事だな」

 

 その言葉を呟きながら、アッシュは再び走り出した。

 

 それを見たブレッシング・ドーパントもまた、動き始める。

 

 そして再び両者の拳がぶつかる。

 

 今度はお互いに後ろへと吹き飛ぶ事はなかった。

 

 それは、アッシュがブレッシング・ドーパントを掴んでいたからだ。

 

「なに?」

 

「祝福しても、NEVERとかで回復しても。

 

 それが治る前に叩くだけだ」

 

 その言葉と共に、アッシュは先程と同じ箇所を何度も殴る。

 

 それは単純な攻撃ではあるが、確実にダメージを与える。

 

「くっ、このっ!」

 

 そのダメージを回復させながら、なんとかアッシュの腕を振りほどこうとする。

 

 しかし、相手の方が力が上なのか振り払う事が出来ない。

 

「これで終わりだ」

 

 そう言って、アッシュは最後の一撃を放つために腕を引く。

 

 それに反応するように、ブレッシング・ドーパントも抵抗しようとするが、間に合わない。

 

 まるで灰色のエネルギーが纏うように、蹴り上げる。

 

 その一撃は確かに必殺だった。

 

「があぁぁ!!」

 

 そして、ブレッシング・ドーパントはその攻撃を耐えきる事ができなかった。

 

 それは二つの回復力を持ってしても。

 

「あっあぁ」

 

 

 

【マリス・フライングバットレス】

 

「さて、ここがどこかなのか、分からない。

 

 だが」

 

 そう、そのライダー、サウザーはこの状況は未だに何が起きているのか分からずに首を傾げる。

 

 しかし、そんなサウザーに対して、その存在を見つめる。

 

 身体は緑色の不気味な雰囲気を漂わせるドーパント、グラビテーション・ドーパントはゆっくりとサウザーに近づく。

 

「ここにいる人々を守る為に、戦わないといけないようだ」

 

 その言葉と共にサウザーは刺突に特化した槍に、剣の刃先を組み合わせたような見た目の武器であるサウザンドジャッカーを構える。

 

 それに対して、グラビテーション・ドーパントはサウザーに向けて、重力波を放つ。

 

「なるほど、重力を操るか」

 

 その攻撃にサウザーは呟くと同時にサウザンドジャッカーで切り払うように切り裂き、攻撃を相殺する。

 

 そして、グラビテーション・ドーパントの攻撃を防いだ後に、サウザーはその武器を振るう。

 

「ふっ!」

 

 鋭く息を吹き出す声と共に振るわれたサウザンドジャッカーから斬撃が放たれ、それを喰らったグラビテーション・ドーパントは大きく吹き飛ばされる。

 

 しかし、それと共にサウザンドジャッカーに変化が起きる。

 

 そのサウザンドジャッカーは表裏を裏返しになっていた。

 

「まさか、重力を操るとは、ここまでとは」

 

 その言葉と共にサウザーは瞬時にサウザンドジャッカーを捨てる。

 

 それと共にサウザンドジャッカーは完全に使い物にならない。

 

「手に触れるだけでも危ないか」

 

 サウザーはそのまま構える。

 

 だが、そうしている間にも、グラビテーション・ドーパントは重力を操作し、瞬く間にサウザーへ腕を振れようとする。

 

 触れるだけでも死は確実。

 

 だからこそ、サウザーはその攻撃を冷静に避ける。

 

 しかし、その瞬間、グラビテーション・ドーパントの腕が大きく変化し、まるで触手のように伸びる。

 

 それは鞭のように伸び、そのままサウザーへと襲い掛かる。

 

「はっ! ぐっ」

 

 攻撃を避けながら、サウザーはグラビテーション・ドーパントの攻撃を避ける。

 

「くそっ、厄介な奴だ」

 

 サウザーは毒づくも、その間にもグラビテーション・ドーパントの猛攻が続く。

 

「だが、その脅威となるのは、その腕だ」

 

『two powerful hornsAbility!』

 

 その音声が鳴り響くと共に、そのグラビテーション・ドーパントの手に向けて、二つの角を貫く。

 

 そのまま、グラビテーション・ドーパントは地面に腕が釘刺しになる。

 

「っ!」

 

「さて、これで終わりだ」

 

『サウザンドデストラクション!』

 

 それと共に、腰にあるベルトに手を伸ばす。

 

 そして、そのままグラビテーション・ドーパントに向けて、エネルギーを右足に集め跳び蹴りを放ち、更に踏み込むように連続キックを叩き込む。

 

 それにより、グラビテーション・ドーパントは爆散する。

 

「……さて、まさかここは、別の世界なのか?」

 

 そんな疑問と共に、周りを見渡す。

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