ナスカメモリの力を取り戻した俺は、そのまま目の前にいるウェザー・ドーパントに変身している園咲冴子と戦いを行っていく。
ウェザー・ドーパントがその手に持つ万能チェーン武器「ウェザーマイン」から雷の刃を作り出していた。
そんな雷の刃と、俺の持つナスカブレードが火花を散らす。そして、戦いの中で、ウェザー・ドーパントは口を開いた。
「あなたもしつこい人ですね……どうしてそこまでして戦おうとするのかしら!!」
そう言い、その雷の刃を俺に向けて振るってくる。
それを俺は、ギリギリのところで避けた。だが、その一撃だけで地面が大きく割れてしまう。
それを見た俺は、冷や汗を流しながら呟いた。
ウェザー・ドーパントの攻撃力は、他のドーパントと比べても高い方だ。
しかも、今のウェザー・ドーパントには、これまで見た事のない新型ドライバーを使っている為、その力はかつてのウェザー・ドーパントと比べてもかなり高い。
だが
「俺の相棒が、あんたを止めたいと願っている!
俺が尊敬する人達が、あんた達家族を止める為に戦っている!!」
そう、俺はナスカブレードに込める力をさらに強くする。
「だから、俺は、戦う!!」
それと共に、俺はナスカブレードで押し返す。それに驚いた表情を浮かべるウェザー・ドーパント。
そして、その隙を逃すことなく、俺はナスカブレードを振り下ろした。
ウェザー・ドーパントはそれを防ごうとするが、間に合わない。
そのまま、ウェザー・ドーパントは地面に叩きつけられた。
「このまま、終わる訳にはいかない!」
『マグニファインググラス』
その音声が鳴ると共にウェザー・ドーパントは、その身体の一部を凸レンズへと変える。
それと共に、そのレンズから真っ直ぐと、俺に向かって熱光線を放つ。
天気を操る事ができるウェザー・ドーパントは太陽光を自身で作り出す事ができ、そこから熱光線を放つ事も簡単に行える。
そういう意味では、相性は良いだろ。
だが
「負けられるかよ!!」『ズー!』『コモドドラゴン』
その音声が鳴り響くと同時に、俺達はナスカズーへと変身し、その身体にコモドドラゴンアーマーを身に纏う。
右腕にコモドドラゴンの頭部を模した籠手を装着し、襲い掛かる熱光線を籠手から放たれる炎で打ち消した。
それと同時に、俺は右手を大きく振りかざす。すると、ウェザー・ドーパントはその動きに合わせて吹き飛ばされていく。
そして、その勢いのまま、壁に激突していった。
その様子を見ながら、俺はすぐに突っ込む。
『ラビット』『オウル』『タイガー』
瞬時に、俺はラビットアーマーを脚に、オウルをボディに、タイガーを左腕に装着し、ナスカズーマキシマムへと変身する。
「さぁ、お前の罪を数えろ!!」
『ズーMAXIMUMDRIVE!』
叫び声と共に、俺達は真っ直ぐとウェザー・ドーパントに接近する。
「ぐっ」
ウェザー・ドーパントはすぐに、その力を全て集結したような台風を真っ直ぐと放つ。
しかし、同時にラビットの跳躍力で跳び、オウルの翼で俺は真っ直ぐとウェザー・ドーパントの懐に潜る。
それと共に両腕にある力を籠め、コモドドラゴンとタイガーの力を込めたライダーパンチを真っ直ぐと放つ。
その一撃によって、ウェザー・ドーパントは吹き飛び、地面を転がっていく。
「がぁ」
それによって、ドライバーは破壊され、それと共にウェザーメモリは破壊される。
「それじゃ、連れて行くとする」
そう、俺は彼女に近づこうとした。
「すみませんが、彼女を連れて行く訳にはいきません」
そう言って、現れたのは、白いスーツの男だった。
そんな人物は、これまで見た事ない。
「誰だ、お前は?」
「私ですか?
私は加頭順です。
まぁ、今は彼女を連れて行くだけですから」
「おい、待て!!」
俺達はすぐに追うとした。
だが。
「あなたは逆らいませんよね、ヒサメ」
「っ!」
聞こえた声、それと共に、俺達の、正確には、ヒサメの身体が止まる。
その震えは、まるで翔太郎さんがテラーメモリの恐怖に犯されていた時と似ている。
「財団でのメモリの被検体。
そして、この街での実験で観察してましたが、まさかここまでとは」
「お前っ一体何をっ」
「それでは、私はこれで」
その言葉と共に、奴は、その場から姿を消した。
何が起きているのか分からない。
困惑を余所に、家は燃えていた。
「ヒサメ、さっきの話は一体っ」
そう俺が問いかけようとしたが、すぐに変身が解除された。
そして、その日から、ヒサメは、俺達の前から姿を消した。