侑ちゃんと付き合ってたら、スクールアイドル同好会の人達から命を狙われるようになった。 作:5eek
侑が新しい女の子を攻略した。
虹ヶ咲学園の生徒会長である
なんか見たことあるなと思っていたが、中川さんはあの人だ。虹ヶ咲の有名スクールアイドルで俺の推しである
………とてつもない人を攻略したな俺の彼女よ。
え?なんで攻略したことを気がついたのかって?
そりゃあお前あれよ、上原のせいだよ。
察した?察しちゃった?いや、上原という名前で察するよな?
そうだよ、俺は推しから命を狙われるようになったんだよ。
上原から侑の彼氏が俺だと知られたらしい。
なんだ、このクソゲー(人生)。前々からクソゲーだとは思ってたけど、ついにバクったわ。唯一、癒しである部分は侑と男の友達だけである。
「聞いているんですか?侑さんと別れないのならば⚫す、と言っているのですが」
もう少し現実逃避させてください……
誰が好きで推しから殺害宣言をくらわないけないんですかねぇ?
「いや、待った待った。俺をトマトのように真っ赤にするのはちょっトマトなんて。HAHAHA……」
とても冷たい目を俺に向けてくるせつ菜ちゃん。
あぁ、性癖が歪みそうだ。もう少し優しくしてください。
ぼかぁね、中川くん。侑の彼氏ですよ。
たたでさえ推しが目の前にいて喜びに打ち震えそうなのに、どうして命の危機でも打ち震えなきゃいけないんですか?
俺の余命の短縮、ヨシ!
いや、よくないわ。なに現場ネコになって、余命短縮の指差し確認行ってるんだ。
「待った! 話し合おう! 何事も話し合いから始めるべきだと思うんだ」
「私は貴方が侑さんと別れるのであればなんでもいいです。求めるのはそれだけですから」
はー、俺の彼女はなんでこんなに女の子を落とすことが上手いのか。
……だが俺も、彼女を思う気持ちは負けていないと自負している。
「例えどれだけ言われても、どれだけ⚫されかけても、俺は侑と別れるつもりなんてないよ。あるんだとしたら死別か侑から振られて別れるぐらいだ」
侑と別れるつもりなんてサラサラない。最初の感情はただの1人の幼馴染としてという感情だけだったが、それでもこの長い年月で侑とすごしたことで俺は彼女を世界で1番愛してるんだ。誰かに脅されたり⚫されかけた程度じゃこの愛は消えん!
「そうですか、分かりました。貴方を⚫せば解決するんだってことは」
そう言って彼女は
いや、それにしても苦無がとても似合うな我が推しは。
苦無を投げる仕草も可愛い、なんて素晴らしいんだ!侑がいなければ、俺はせつ菜ちゃんを彼女にしたいと思ったんだろう。
ハッ!?殺気が!?
し、鎮まれ!鎮まりたまえ!さぞかし可愛い俺の彼女だと見受けたが、何故そのように荒ぶるのか!俺は侑以外を彼女にするつもりなどない!
その言葉で殺気は収まった。しかし目の前のニンジャは止まってくれない。
目前まで苦無が来ていたため、膝を曲げ身体を地面と水平にするように避ける。もちろん手もキチンと動かした。気分はマトリックスだ。
といっても本家も銃弾を受けていたから、もちろん俺にも苦無は掠っている。
いやぁー、痛いね!俺のダモクレスの剣も落ちてしまいそうだ。
『ノーブラ!ノーブラ!ノーブラ!』
ちがった、『
カッコイイよね、周防さんと宗像さん。声が津田⚪次郎さんと杉田⚪和さんってのも最高な点だよな!
「痛いな、これ」
「え……?な、なんでその程度で済んで……!?」
苦無が足を掠るのがその程度と申すか!?
おのれ、おのれおのれおのれ!許さんぞ、雑種!
いや、我が推しに雑種と言ったわけでは無いんで勘違いはしないでもらって。じゃあ誰に?決まってるでしょ、彼女じゃないもう1人の名前を言ってはいけない幼馴染だよ!絶対、俺を⚫すためにアバダケタブラを使えるようになってくるって!
「そんなこんなで……俺は帰りますんで、おつかれさまです」
「あ、お疲れ様です。……って、まだ話は……!」
我が推し、せつ菜ちゃんがなんか言っている。チョロ可愛いね!
ついでに、推しから命を狙われたけど推し変は一切しませんでした。いやぁ、可愛いっていいね!ゆうせつならまだギリギリ許せます。
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せつ菜ちゃんから命を狙われたあと、侑と合流し帰路へと向かう。
「何かあったの、その傷?大丈夫?」
俺の足の傷を見て訝しげに問うて来る侑。
ここでせつ菜ちゃんと言うのは簡単だが、侑がせつ菜ちゃんと親交が無くなると思うと悲しいものだと思う。それは上原と中須にも当てはまるものである。命を狙ってくるのは辞めて欲しいが、裏を返せばそれ以外は別に許容出来るものである。俺の命を狙うのも侑が大切で俺のような男では信用出来ないからでもあるのだと俺自身が思ってる。
「いや、大した事じゃないよ。可愛い猫にやられたんだ」
「そうなの?こうすけが大丈夫って言うんならいいんだけど……また痛かったら言ってよ?」
「ありがとう、侑。本当に優しい最高の彼女だね」
「そ、そんなことない……ってまた揶揄って」
照れた侑を見てニヤニヤしてたのがバレて揶揄われてると察せられた。
あー、自分いいっすか?
(言いたいことがあるんだよ!! やっぱり侑は可愛いよ!! 好き好き大好きやっぱ好き!! やっと見つけたお姫様!! 俺が生まれてきた理由!! それは侑と出会うため!! 俺と一緒に人生歩もう!! 世界で一番愛してる!! ア・イ・シ・テ・ル!!)
ハッ!?ついついガチ恋口上を思い浮かべた!?
な、なんて可愛さなんだ……!くっ、こんな可愛い女の子が今までいただろうか(反語)
「あー!なんで侑先輩と2人で帰っているんですか!?」
……まさか、この声は。
「お前か、かすかす……」
「かすかすじゃないです、かすみんですぅ!ってちがいますよ!なんで2人で帰ってるんですかぁ!侑先輩と帰ろうと思ってたのにぃ!」
なんでもなにも……
「そりゃあ俺と侑が付き合ってるからだが?」
「私はまだその妄言を信じてません!」
この女、今妄言って言いやがったか?
「かすみちゃんごめんね?最近は同好会の活動で忙しかったし、久しぶりに彼氏と一緒に帰りたかったんだ。また今度一緒に帰ろうよ?ね?」
侑の口から彼氏という言葉が出たのがショックだったのかとても落ち込んでいた。
「あ………」
あ?
「諦めないんですからぁ!!」
そんな捨て台詞を吐いてどこかへ走っていった。
ようやく2人きりの時間が出来たな………
「やっと2人で帰れるな」
「そうだね。かすみちゃんには悪いなって思ったけど、こうすけと二人だと安心するよ」
なんて言いながらまた帰路に就こうとした。
したんだが………
「あれ?侑ちゃんと宏介くん、2人で帰るの?仲良いね、羨ましいなぁ……
……対あり、お疲れ様でした。