ヒロアカみたいな世界に生まれたキーブレード使いはどうすればいいですか? 作:露人
IF ep12 決着の日
やっぱ山だよな!拓哉!
ーー拓哉って誰ですか・・・
こまけぇこたぁ良いんだよ!行きますよ〜行きますよー行く行く・・・
ーーはいはい・・・
10分後・・・
ハァハァ・・・海に・・・しとくべきだった・・・
ーーもう遅いですよ。拓哉。
くっ!・・・まさかこんなに・・ハァ・道が・・ハァ・・険しいとは・・・ハハァ
ーー見通しが甘かったですね。
早くも山を登るという選択をした自分を恨むリクだった。
なぜなのか?それは楽をしようにも頂上までは無限に続くように見える階段だけであり、
素晴らしく移動スキルに噛み合わないということ。その中でも特に絶大な信頼を寄せていた
エアスライド。これはつま先立ちの体制で地面から少しだけ浮いて移動するスキルである。
なだらかな斜面なら何の問題もない。だが今、彼の目の前で存在感を放つあの階段では話が別だ。
階段につま先が引っかかって禄に進めない…というかそもそも次の段に進めないという
重大な欠陥に気がついてしまったのだ。
どうして・・・と゛う゛し゛て゛た゛よ゛ぉ゛ぉ゛!゛!゛!゛
ーー諦めてエアスライドで斜面を駆け下りますか?
いや、エアスラで下山してったら滑落することになるじゃん・・・
そうなのだ。エアスライドには効果時間があり、効果時間が切れてしまったらその時点の
そのままのスピードで地に足がつく。全力で漕いだ自転車に急ブレーキをかけるようなものだ。
転んでしまう。しかも今回の場合は平坦な場所でなく斜面なのだ。転げ
つまり登るにせよ下るにせよどちらにせよ自力で行くことになるのだ。Oh,shit!
ーーそれでは諦めて自力で登りますか?
・・・ねぇヤダ!ねぇ小生ヤダ!(最大の反論)
ーー諦めて登りましょう。
・・・アアイ・・・
休憩を終え、嫌々ながら重い腰を上げて山頂へ一歩を再び踏み出そうとした時、
ズバァーーン!!!
何処からか閃光とともに雷が落ちたかのような凄まじい轟音が聞こえた。
!?
ーー山頂の方向ですね。
クルールがすぐさま音の発生した方向を判断する。
・・・ダッシュで行くぞ
ーーその意気です。
リクは疲れを忘れ、山頂に向かって駆け上がった。
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「出来ましたわ。」
「?」
「時間がかかってしまいますの、大きなものを創造るのは…」
「!!」
そう言って八百万さんが創り出したのは厚くて大きな絶縁シートだった。
それを見て上鳴くんはにやりと笑い
「なるほど!これなら俺は…クソ強え!」
BZZZZZ!!!!
フルパワーで放電をした。彼の個性は帯電、貯めた電気を放出して攻撃する個性。
電気を操れるわけではないので放電で敵味方関係なく攻撃してしまう。
だけど八百万が絶縁シートを創ってくれたおかげで私達はビリビリせずにすんだ。
ありがとう八百万さん!
「うぇーーい^^」
「え、ど、どうしましたの上鳴さん!?」
「あ〜…電気を使いすぎると脳みそがショートするんだって」
「ええ…そんなデメリットが・・・まぁとにかく!みなさんと合流しましょう!」
敵は全員倒した・・・そう思っていた。その考えがいけなかった。
ガシッ!!
「え!?」
「は?」
「ウェ!?」
???:手ぇ上げろ、個性は禁止だ。・・・使えばこいつを殺す。
まだ・・・まだもうひとりヴィランが残っていました。
おそらくこの方が相澤先生の言っていた通信系の個性の方でしょう。完全に油断していましたわ。
しかもなんと上鳴さんが人質として捕まってしまいました。
しばらくの間沈黙がお互いの間に流れる中不意に耳郎さんが、
「上鳴もだけどさ、電気系ってさ【生まれながらの勝ち組】じゃん?」
「何を・・・」
「だってヒーローでなくても色んな仕事あるし引く手数多じゃん。いや、純粋な疑問ね?
何でヴィランなんかやってんのかなって・・・」
耳郎さんはいきなりどうしたのでしょう?そう思って耳郎さんの方を見ると耳郎さんはプラグを
コスチュームのスピーカーと繋げようとしていました。なるほど!
プラグさえ繋げればノーモーションで攻撃できます!そう思ってると不意にヴィランが
「気付かれないとでも思ったか?子どもの浅知恵など馬鹿な大人にしか通じないさ。」
・・・どうやら相手の方が一枚上手だったようです。
「ヒーローの卵が人質を軽視するなよ。
・・・おまえ達が抵抗しなければこのアホは見逃してやるぜ?」
万事休す。そう思いました。でも動かなくては。そう思いなにか策はないか必死に考えます。
「他人の命か自分らの命か・・・さぁ・・・動くなよ?」
・・・やっぱり何もしないほうが正解なのでしょうか?
否、その場合ヒーローが来るまで私達が無事であるという保証はないでしょう。
何か・・・何か策は・・・と思っているとなにやらヴィランの背後から影が伸びてきて・・・
ゴン!
「痛!?なんだぁ・・・?」
「え!?」
鈍い音と同時にヴィランがうめき声を上げ、、死角からの攻撃から身を護るために
ヴィランの手から上鳴さんが離れました。
好機!すかさず私は創り出したロープでカウボーイのように上鳴さんを回収しました。
「ウェ?(シュルシュル…)・・・グェ!!」
「ナイスでーす(レ)」
「なんだお前!?」
「あ、貴方は?」
ヴィランの影から近づいてきた彼は私達に驚きの声を上げていました。
「いやーあの閃光と爆音は凄かったぁ〜びっくりしちゃったぜ〜。てかみんな凄ぇなぁ!
オレのこれとは大違いだ!良いなぁ・・・」
そう言いながら手に持った大きな鍵を指さした声の正体・・・それは空海さんでした。
彼はあの対人訓練のときとは180度印象の違ういつもの陽気な印象で、
あのときのトゲトゲの鍵ではなく今度は一昔前の鍵(確かウォード錠と言いましたっけ?)
の形をした物を持っています。武器で性格まで変わってしまうのでしょうか?
というか何処から来たのでしょうか?
「あの、」
「話は後で、まずはあの残念そうなやつを倒しちまおう!話はそれから!」
「誰が残念そうなやつだと・・・?」
(怒ってますわ!怒ってますわ!確実に怒っていますわ!!)
「この中学生風情が!」
「なんだとこのヤローー!!ザンネンでした、俺はもう高校生でーす^^
」
「ちょ、空海さん・・・」
「DK?ハハッ!お前ゴリラなのかぁ〜〜?」
「ッ!・・・許さん…絶対に許さんぞ虫けらが!じわじわと…なぶり殺しにしてくれる!」
「短気だなぁ!やっぱてめぇゴr・・・」
Baaan!!!!!
ミ゛ きゃ! ウェイ!? コ゜! …
空海さんとヴィランとの間の白熱した口論の中、不意に隣から爆音が流れました。
見ると耳郎さんがスピーカーから自分のプラグを抜いていました。
・・・この爆音の正体はどうやら耳郎さんのスピーカーだったようです。
「これで終わり、でしょ?」
「えぇ・・・もっと・・・もっとさぁ・・・なにかさぁ・・・」
耳郎さんが敵の気が緩んだ隙を着いて倒しました。流石です。
ですが空海さんはなにか不服そうにブツクサと垂れています。なぜでしょうか?
「みんなと合流することが先でしょ?」
「まぁ・・・そう・・・だけど・・・」
「あと適当な挑発をしないし、乗らないで。」
「クゥーン・・・」
「さぁみんな、他の人達と合流しに行こ。」
「そうですわね。」
一人は脳みそがショートしていて、もうひとりは完全にしょぼくれている残念な男子陣を
引っ張りながら私達はゆっくりとUSJの入り口まで歩き出したのです・・・
残念!経験値は入りませんでした!
ヒーローの変身シークエンスを待ってくれる敵がいるのにコイツらと来たら・・・
ヴィランを見習ってホラホラ
こっちのほうが会話とか読みやすいですか?
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はい
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いいえ