ヒロアカみたいな世界に生まれたキーブレード使いはどうすればいいですか? 作:露人
今回はそんな彼の素顔に迫る。
アンケート回答ありがとナス!!
東京都xx区、閑静な住宅街の一角にこの一軒家が存在する。それは今回密着するプロ高校生、
空海リクの生活拠点である。世界でも有数の(番組調べ)プロ高校生。
彼らの生活は決して世間に知らされるべきものではない。
それでも我々はプロ高校生の一日を追った・・・
AM5:00
「朝、早いですね?」
「ええ、何事も体が資本。体調管理は大切ですからね。一日のスタートをどう切るのか?
これが大事だと思います。」
日が昇る前、人々が動き出す前から空海は動き出す。と、おもむろに彼はジョギングを始めた。我々取材陣など最初から居なかったかのように、かなりのハイペースで前を走っている。
「ぜぇ、ハァ・・・ちょ、ちょっとまっt・・・」
「あ。・・・そこで休んでいてください。朝なんでそこまでのことはしないんで。
終わったら戻るんで家の前で待っていてください!」
我々取材陣の日頃の不摂生が祟ってしまったようだ。しかし朝にこのようなトレーニングを
毎日やっているのだろうか?家に帰ってきた空海に質問を投げかけた。
「この・・トレーニングはぁ・・・毎朝の?・・・」
「はい、毎朝です。毎日5kmのランニングと腕立て、腹筋、スクワット、これを各50。」
「・・・なぜこんな事を?」
「俺なんかが高校生、しかも雄英のヒーロー科でやれてるのはみんなの支え、特に家族の支えが
あるからなんです。だからみんなより早く動き出して、そんで少しでも期待に答えられるように、こうして体を鍛えてるんです。個性は使っちゃダメですからね。まぁ、しょうもない風邪とかで
病院に行ってしまったりすることを防ぐ目的でもあるんですがww」
そう笑いながらトレーニングに打ち込む空海の目は真剣だ。
やはりプロには一切の妥協というものはない。誇りはそこにあるという。
「これから学校ですか?」
「まぁ、はい。ご飯食べて、身支度して。そうですね、ええ。」
朝の5時からみっちりジョギングが30分、筋トレなどを20分。彼の真剣な眼差しからは
並々ならぬヒーローへの信念を感じる。
そして軽い汗の処理などをして、6時からテレビを付け始めた。
「休憩ですか?」
「まぁ、そうとも言う…かな?社会情勢なんかをね。この時間のは(ニュースが)
比較的まともですから。というか朝からやれ人が殺された〜やれ不祥事が〜のなんだのって、
誰がアレ見て嬉しいんですか?大人はそれを見て今日も一日頑張ろう!って思うんですかね?
僕的には社会情勢と犬猫のかわいいニュースだけでいいと思うんですが(笑)
暗いニュースは夜に見たいですね。」
何やらニュース番組に関する愚痴を話している。やはり、メンタル面に気を使ってこそ一流ということなのか。しばらくニュースを見た後に母親が寝室から降りてきた。
「ファ〜〜おはよ。」
「おはよ。」
「ご飯にする?パンにする?」
「いつもの〜!」
「はいはい。」
只今の時間は6:45。朝食のようだ。「いつもの」と彼が言い、出てきたのはサラダチキンと
生卵とゆで卵、そして白米だ。
「鳥ばっかですね。」
「あ、そういえばそうですね(笑)サラダチキンに卵かけご飯で。
ゆで卵はたまにおまけで付けてくれるんです。テンション上がります。(笑)
まぁ大体中学卒業…3ヶ月前?からこんな感じの朝食ですね。」
「量もいつも変わらず?」
「はい。大体200gの米に100gのサラダチキン、そして全卵2個。結構前から
ずっとこれなんでこれ食べないと【朝が来た!】って気分にならないんっすよね。」
やはり体が資本、グラム単位で食事を把握している。彼の高いプロ意識が伺える一幕だった。
と、彼の食事風景を見てふと、カメラマンが疑問を投げかけた。
「サラダチキンって何で食べてるの?」
「最近のブームはケチャップですね。美味しいですよ!
その前は酢、それより前は醤油だったかな?」
「チキン本来に味付けは?焼くとかはしないの?」
「いや、フライパンが焦げ付くのがだるいし、何よりこのしっとり?それともパサパサ?
のワクワク感が好きなんです。どっちでも美味しいですけど。」
どうやら朝から面倒な大物の洗い物をさせないようにしているようだ。鶏肉の調理もレンチンで行っている。細かな気遣い、これが彼のヒーローへの矜持のようだ。朝食を食べ終わる空海。
食器を片付け、二階に上がり、洗面所に向かう。
「身だしなみは、どんなことに気をつけてますか?」
「特にはないですね。強いて言うならば校則を破らないように?とか。
寝癖はどうせ自転車に乗るんで風でどうにかなるだろうと思ってます。(笑)」
そう言いながら歯磨きを口に入れ、トイレに一直線の空海。歯磨きと用を足す、
いわゆる【マルチタスク消化中】といったところか。
そのマルチタスクの消化が終わり、空海は制服に着替え始める。
「これから学校?」
「はい、そうです。なのでとりあえずはここまでかなと。」
我々取材陣は最近話題のあの厳しいセキュリティのある雄英高校への取材許可が得られなかった。当然雄英高校内部に入ることが出来ない。
「じゃあ、いってきま~す!!」
「はい!いってらっしゃ~い」
こうしてプロ高校生、空海リクの密着取材は終わりを告げた。
〜〜冷静大陸〜〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この番組はご覧のスポンサーの提供で、お送りします
ーCM①ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「さっきの約束が・・・いつか私達をつなぐヒカリになるから・・・」
『絶対に・・・なくさない。』
『「KH2 FINAL mix+」』
ーCM②ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「大変大変!私達がパソコンのゲームになっちゃった!」
「なんですって?」
「本当にぃ!?」
あの【ぬきたし】がゲームになって新登場!
個性豊かなヒロインたちを攻略して、ドスケベ条例をぶっ潰せ!
「おいどんも攻略できるんでごわすか?」
「ルートに入れば七瀬さんのあんなシーンも!?」
「あぁーー!!!だめだめぇ!!」
エロ、パロ、色々TINK◯盛、抜きゲーみたいな島に住んでいる貧乳はどうすりゃいいですか?公表発売・・んん!!ほぉ!!
「僕もでるハメよ」
Qruppo
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
彼が学校に行ったところで、我々は共に暮らす母に話を聞くことが出来た。
「彼はいつからヒーローを目指していたんですか?」
『そうですね・・・中学生3年生の卒業から3ヶ月を切ったあたりからですかね。』
「というと・・・彼の朝食がああなったあたりからですか?」
『はい、そうなんですよ~!朝食についてなにかいう前日の朝です。あの子の脳みそがいきなり
再起動したみたいになって、これまでのことを忘れてしまったんです。』
「忘れた?というと?」
『朝起きていきなり「ここどこですか?」って私に、しかも敬語で話しかけきて。
それだけでもびっくりなのにあの子の手には大きな鍵が握られてて!』
「鍵、ですか?」
私達は彼の個性について調べてきた。だが、彼の個性ははっきり言葉にできない力を持っている。まるでゲームの主人公のような、そんな個性だ。
『はい!私達は両親揃って無個性で・・・生まれてきたあの子も無個性だったんです、元々は。
診断もされました。それが今まで見たことのないような大きな鍵を持って、
記憶を失ったかのように話しかけてきたんです!もう、びっくりしましたよ!
誰かに乗り移られちゃったのかなって思いました。』
元々彼は無個性だったらしい。この取材で信じられないことがわかった。母親の話は続く。
『貴方の名前は空海リク、今中学生よって言ったら信じられないって顔してました。
で、その後になにかに気がついたように自分の部屋に走って戻りました。』
「そのあとはなにか?」
『その日の夜、ご飯を食べ終わって自分の部屋に戻ってからですね。
急に部屋から飛び出してきて、「散歩してくる!!」って飛び出していったんです。しかも笑顔で。止められませんでしたよ。』
「なるほど・・・」
『で、2時間ぐらいして帰ってきたと思ったらなんとあの子!服をボロボロにして帰ってきて!!びっくりしました!』
「え?何かに巻き込まれたんですか?」
『そうみたいです。だけど彼が言うには人助けしてきたって言ってました。
彼はそんな喧嘩っ早い子じゃないって知ってましたから嘘ではないなとは感じました。
なのでその日は、とりあえずリクを風呂に入れて寝かせて終わりました。』
『次の日が来て、私と父がいるときに話が始まりました。「俺は雄英高校に行きたい!」って。
昨日の今日でこれですよ!?本当に誰か取り憑いてると思いました。だからどっちも慌てました。「いきなりどうした!?」、「貴方本当にリクなの?」って。』
話は続く。
『昨日、襲われた人を見つけた。本当はヒーローを呼ばなきゃいけなくて、
使っちゃダメだけど個性を使ってその人を庇った。で、その人を助けられた。
ヒーローじゃなけりゃ個性を使えないってことはこの先、助けを呼ぶ人を見て、
俺は葛藤するかもしれない。そして、個性を使えば助けられたはずの人を見殺しにしたという
後悔の念が一生つきまとうかもしれない。それは嫌だ。助けられるんだったら、
助けを呼ぶ声にこの手を伸ばせるのだったら、限界までそれを伸ばしてその人を助けたい。
それが出来るのはヒーローしかないと思った。俺はどんなときも助けるために手を伸ばせる、
世界一のヒーローになりたい。そのために俺は、雄英に入りたい!!
ってリクは私達に語ったんです。』
「それを聞いてどうしたんですか?」
『そりゃあ、もう頷くしかなかったですよ。あの真剣な眼差しと揺るぎない信念を感じたら。
だから私達は彼を応援したんです。「夢に向かって・・・飛べ!」って。
そしたらあの子泣き出して、それにつられて夫も、私も泣いちゃって・・・
途中で来た弟は凄く困惑してましたね(笑)』
どうやら彼の原点は個性を使った初めての人助けだったようだ。
「・・・すごいですね。」
『ええ。リクは凄いやつです。その言葉を発したその日から食事と訓練、あと勉強を始めて。
どれも真剣に取り組んでて夢の偉大さってのをひしひしと感じました。
・・・まぁ実技試験のときリクが死にかけたときはパニックになっちゃいましたけど。』
「え?あの試験での重症者って・・・」
『リクでしたよ。』
またもや衝撃が取材陣に走った。
雄英高校の実技試験で重症者が出たというニュースを皆さんは覚えているだろうか?
あの事件は子供のプライバシーに関わるものとして当事者の詳細は出ていなかったが・・・
まさか彼だとは思いもしなかった。
「本当・・・ですか?」
『ええ。二週間ぐらい寝たきりで、それでも復活して、しかもリクは雄英に受かったんです。
もう色々ありすぎて感情が逆に無くなりそうでしたよ。』
「なる・・・ほど・・・彼の事についてなにか不安はありますか?」
『いや、ないです。』
母は即答した。一体なぜだろうか?
「え?最近雄英で襲撃事件が起きたじゃないですか。それでも心配になりませんでしたか?」
『ああ・・・あれは流石にびっくりしました。でも、それだけです。』
話を続ける。
『リクがチンピラの襲撃ごときで死ぬわけがありませんよ。あの雄英の超巨大ロボットに蹴られてビルを突き破って、体がグチャグチャになっても死ななかったんですから。』
「それは・・・そうですが。」
プロ高校生にはそれ相応の母がいる。取材陣はこの取材を通してそう感じたのだった。
筆者 「雄英に行く本当の理由は?」
リク 「女の子とイチャイチャするためです!!!」
筆者 「親に嘘をついて行く学校は楽しいか?」
リク 「もちろんSA!☆ 楽しかったぜぇ〜!お前らとの感動ごっこォ!!」
筆者 「絶対許さねぇ!!ドン・ハメルンゴォーーー!!!」
ハメ 「はいはい、僕のせい、僕のせいハメ。」