ヒロアカみたいな世界に生まれたキーブレード使いはどうすればいいですか?   作:露人

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あの予選から…ハァ…ずっと動きっぱなしだ…
 ーー休みますか?

ああ…
 ーーしかし体内の器官の活動は安定しているようです。
【インターン先の確保】という任務を遂行するのでしょう?・・・休 み ま す か ?

…いや。
 ーー流石私です。休んでいられませんよね、任務を遂行しなければ。


ep17 騎馬と頭脳と制空権

予選を通過したのは上位42名!ここからが本戦よ!気張りなさい!      というわけで第二種目は!

 

 

騎馬戦

 

 

おお、クルールくん!やっと体育祭らしいものが出てきたぞ!

予選の障害物競走は……ああ!もう思い出したくない!…なんだクルール?

過去を振り返ることも大事、そこからなにかが学べるはず?…あの事故から何を学べってんだよ!

強いて言うならばこういうときはあやつらの近くには寄らない事ぐらいだよ!クソ!!

で、肝心のルールは…ほーん。参加者は2〜4人のチームを組み、そんでルールは普通の騎馬戦と

同じであると。思ったより良心的だな!ん?

先程の結果にしたがい各自のPが振りあてられる・・・?

 

1位に与えられるPは1000万よ!!!

 

知 っ て た 。まあそんなところだろうとは思ってましたけど〜〜

・・・流石にKTGDKSGじゃない?まぁ俺には関係ないケド。

…制限時間は15分、ポイントの合計が騎馬のポイントで、それを奪い合う。

そりゃね?ポイントときたらそりゃ取り合うわな。

で、取ったハチマキは騎手の首から上に巻くことと。まぁハチマキだからな!

・・・騎馬が崩れてもオッケーなのか(困惑)・・・なかなか面白そうですねえ!

でも問題は俺がグループに入れるかどうかなんだが・・・まぁ予選でまぁまぁ目立ったし、

引く手あまただろうからダイジョブだよな!(楽観)

 

 

彼は絶望した。

 

 

「峰田ぁ・・・峰田ぁ・・・」

 

「うあ!?ど、どうしたんだよ空海?そんな涙流して!?」

 

「うぅ・・・予選で不運が続いたせいで・・・俺と組んだら・・・不運に巻き込まれるって

言われてどこのグループにも入れねーんだよぉ・・・」

 

「それは・・・まぁ・・・」

 

「頼む峰田!俺を入れてくれ!頼みの綱はお前しかいねーんだ!!!」

 

「このままだと俺は地獄みてーな雰囲気の騎馬に入れられちまう!」

 

「・・・」

 

「良いんじゃないか?」

 

「障子?・・・」

 

「お前の個性は貴重だ。そして予選はお前の運が悪かった、ただそれだけだ。」

 

「そうよリクちゃん。あなたの個性はクラスメートのワタシたちが一番知ってるもの。」

 

「障子・・それに蛙吹さん・・・!」

 

「・・・そうだな!お前の個性は使える!空海!俺たちの騎馬に入れ!」

 

「ぃやったーーーー!!!!持つべきものはやっぱり友だな!!!」

 

「急に元気になってんじゃねーよ!」

 

「俺を入れてくれたっていう恩は必ずこの戦いで返す!・・・それと提案なんだけど・・・」

 

俺は考えていた作戦(必殺技)を皆に伝えた。ルールは守っている。が、守っていないとも言える

オフホワイトの作戦。案の定、皆の反応は否定的だった。

 

「!? それは大丈夫なのか?」

 

「そうよリクちゃん。その作戦は失格になってもおかしくないんじゃないの?」

 

「大丈夫。だって【騎馬が崩れてもアウトにはならない】・・・そう言ってたじゃない?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

よォーし、全員組み終わったな!!?それじゃあ行くぞ!

 

3!!!

 

2!!

 

1!

 

スタァァーーーーートォ!!!

 

第二回戦の騎馬戦が幕を開けた。最初の予想通り殆どのチームから緑谷は狙われている。

同情を覚えてしまう程だ。ちなみに空海達の騎馬も緑谷のハチマキを狙っている。

 

「!? 峰田くんのアレ!?一体どこから!?」

 

「ここだよ緑谷ァ・・・」

 

「ナァァ!?それありなの!?」

 

空海達の騎馬は障子一人で、移動はスムーズ。また、騎手の峰田と騎馬(大嘘)の蛙吹と空海は

障子の腕で完璧にガードされいる。そして、

 

SWIP!!

 

「私の舌攻撃を避けるなんて・・・やるわね緑谷ちゃん・・・!」

 

「蛙吹さんも中に!?凄いな障子くん!!」

 

中に入っている者は全員飛び道具つきだ。もしこれが敵だったらプレイヤーはクソゲーと

嘆くだろう。RTA走者なら即リセ案件かもしれない。

 

(今の所隠れてる俺に気がついてるやつはいねーな。後半までハチマキ洗って待ってろよ?

もっとひどいクソゲーを仕掛けてあげるね♡)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あ、ハチマキなくなってた。」

 

中盤、一応の騎手である峰田から衝撃の言葉が告げられた。

 

「は?・・・は? ふざけんな峰田!お前ェこの要塞の中でなんでハチマキ取られてんだよ!?」

 

「そうよ。良い策だったからあなたでも組んだのに、いつハチマキ失ったの?」

 

「わかんねーよ!」

 

「てめぇ・・・(そろそろ殺るか…♤)」

 

「けど、これでもう失うもんはねえ!ガチンコ勝負しようとしてるあの爆豪とB組のやつ、

2組のPを全力でかすめ取るぞ!!」

 

(…終盤で使うはずだったけど・・・この状況ならもうやるしかねぇな!)

 

「・・・予定変更!お前ら!作戦行動開始だ!!」

 

「え!?もう!?」

 

「そうだ!今のポイントはゼロ!誰からも狙われないここしかねえだろ?」

 

「・・・そうね。ポイントがなければ撃ち落とされることもないケロね。」

 

「ま、待って!まだ心の準備がァ!!」

 

「障子!俺たちが離陸したらフルアタックモードでアイツらのハチマキを取れ!

蛙吹!俺たちが飛んだ後の混乱した奴らのハチマキをパクれ!」

 

「「了解だ。 わかったわリクちゃん。」」

 

「峰田、死ぬ気で頭のソレ投げろよ?そうしなかったら・・・お前を俺が地面に叩き落とすぞ。」

 

「おいおい冗談はやめろって!・・・おい、目がマジだぞ・・・?」

 

「行くぜ!アフターバーナー全開!空海リク、スクランブル!」

 

その言葉と同時に障子が俺とおんぶされている峰田を掴み、天高く空へとブン投げた。

 

あああああああああ!!!!!!!!!!

 

絶叫する峰田と俺は騎馬(要塞)からその胸に燃える熱い心(煩悩)を燃料にして、勝利に一番近い場所に

飛び立ったのだった・・・

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

騎馬戦も終盤!騎馬たちがしのぎを削り、ド派手なバトルを繰り広げてるぞ!!

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

実況席

 

ラー漢 団体戦のド迫力

 

ソー漢 まじで白熱してるな・・・これはオリンピックに取って代わりますねクォレハ・・・

 

レー漢 というかイッチはどこだ?影も形もないんだが?

 

タンタン漢 イッチ'sカメラの方は真っ暗で時折峰田とかとの話し声が聞こえるみたいだぞ

 

つけ漢 ええ…ということは障子のあの中に隠れてる・・・ってコト!?

 

フクロ漢 なんでそんな事を・・・?

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

緑谷と轟の勝負に目が離せ・・・オイ!一人空に打ち上がったやつがいるぞ!

アイツは・・・リクだ!1−Aの空海リクだ!予選で不運続きの空海!

またしても巻き込まれてしまったのかァァ〜〜!?

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

実況席

 

アルカディアス・モモキング また君か壊れるなぁ・・・

 

ボルシャック・モモキング こいつは何回注目を集めたら気が済むんだよ・・・

 

ボルメテウス・モモキング ん?今度は背中に誰か乗せてるぞ!?

 

ボルバル・モモキング あ、あれ・・・

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

空高く打ち上がった空海!その背中には・・・峰田だ!

同じく1−Aの峰田が乗っているゥ!?

オーマイガー!彼もおまけに巻き込まれてしまったのかァ!?

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

実況席

 

逆転王女 おま・・・流石にそれは・・・

 

閃光娘々 ん?アイツこっちに手を振らなかったか?

 

永遠 あ?アイツ・・・グルグル旋回しながら滑空していってるぞ?

 

高飛車姫 あれ・・・何を考えてるんだ?

 

悠久を統べるもの あいつ騎馬を捨てて空に逃げようってか?・・・頭いいな!(驚嘆)

 

姫様宣言 だけどイッチと峰田はハチマキ持ってなくね?

 

有給を統べるもの ええ?じゃあなんでそんn!?おいおいおい!!アイツやべぇよ!!

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

現在俺達は打ち上げられ、空を間近に感じ、蒼穹という言葉の意味を肌で感じていた。

 

「ひいい!!空海!降ろしてくれ!頼む!一生のお願いだから!」

 

「じゃあここから重力を感じてみるか?」

 

「いや、それは・・・」

 

「いいか、巨峰?俺たちは今、空に打ち上げられている。」

 

「峰田だ。」

 

「いまチラッと観客席の方を見たが、やっぱりほとんどの人がいきなり打ち上がった俺らに

注目してるぞ、デラウェア。」

 

「峰田だ。」

 

「ヒーローもオレたちの次の動きは何かと注目してるに違いない。」

 

「だからどう・・・ハ!?」

 

「そうだ。俺たちの目標はきれいな大人のお姉さんのいるインターン先を確保すること。

それには特にヒーロー達の注目を集めることが大事だ。」

 

「・・・」

 

「体育祭、全国が注目しているビッグイベント。そんなイベントでいま日本中、いや、世界中が

俺達に注目している。ここだよな?全力全開で命を削るところって。・・・見せつけてやろう。

俺たちが来たってことを、世界の(美人)ヒーロー達に。」

 

「・・・ああ!全力で投げまくってやる!やるぞ!空海ィ!!」

 

「リクって呼べや!!そんじゃ・・・行くぞ!」

 

最高高度に到達する直前、俺はテレビカメラにも聞こえるような声で、前々から用意していたセリフを叫んだ。

 

見せてやろう!心の煩悩が作り出した、最強の力の象徴!絶対無敵、究極の力を解き放て!

 

発動せよ!

 

 

もぎもぎメタルシャワー!!

(・・・この必殺技の名前、俺が考えたんだぜ?かっこいいだろ!)

 

峰田はそう叫び、頭のもぎもぎを見境なく、やたらめったらに投げ始めた。

それと同時に俺はグライドでグルグルと旋回しながら滞空する。

するともぎもぎメタルシャワーは広範囲に空から降り続ける。騎手の腕やら足に張り付いたり、

騎馬の足が地面と接着され動けなくなったり、騎馬同士が張り付いたりもしている。

 

「何だこれ!?動けねぇ!?」

 

「これは・・・峰田くんの・・・」

 

「ちょ、変なとこ触らないでよ!!」

 

これこそ完全なる勝利を導く絶対的な力!その力の前ではあらゆる物が無力!!        これが俺の切り札、ローリング・もぎもぎ・サンダーだ!

 

そう叫びながら空海は悠々と空を旋回しながらまだ滞空する。

だがその間にももぎもぎは降り続けている。ちなみに峰田の出せるもぎもぎの量には

限界があるのだが、ケアルで体力を回復して投げさせている。その甲斐あってか地上は至るところにもぎもぎが落ちていて、皆動くことが出来ないようだ。そんな動かない的となったハチマキを

蛙吹が舌で絡め取っていく。人馬一体の究極合体技であると言えるだろう。

 

「甲州!ナイスだ!これで奴らは後は動けない!」

 

「ハァ・・・ハァ・・・峰田・・・だ・・・」

 

空海達のチームは作戦が成功し、取ったハチマキの量は優勝確実のように見える。

 

 

「よし!着地するぞ!これで後はまた飛んd・・・」

 

 

Time up!! 試合終了!!!

 

 

 

「お、終わった!?」

 

「ハチマキは・・・蛙吹が持ってるな!」

 

「おいおいあんなに持ってんじゃん!オイラたち・・・やった!やったんだよなリクぅ!!」

 

「工事完了です(恍惚)・・・」

 

空海と峰田はフライトを終え、涙を流しながら抱き合って喜んでいた。

俺たちの勝ち。負けることはないと安心しきっていた。空海も峰田も蛙吹も障子も。

暖かな勝利の光があたりを包み込んでいく。だが彼らは忘れていた。

この騎馬戦のルールの一つを・・・

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

これより結果発表に移るわ!

この中の上位4チームが第三試合への出場資格を得ることが出来るわよ!

 

 

来たな結果発表!!へへ・・・一位は俺たち、確定だな!

 ーーそうだと良いのですが・・・

 

なんだよクルール!アレで負けるわけねぇだろ〜?心配性だなぁ〜〜

 ーー・・・楽しみですね。結果が。

 

そうだよな!お、発表だ!四位は・・・緑谷チーム。OK、知ってた。

三位は・・・え?心操!?誰だアイツ!?

 ーー普通科の生徒ではないでしょうか?ヒーロー科に彼は所属していません。

 

ま、まぁ良いや、二位は・・・爆豪チーム!まぁでしょうね。

あの化け物が勝てないわけないよな・・・ん?残ってる有力チームは轟チームだよな?

 ーーそうですね。ちなみに彼は緑谷チームと戦い、そのハチマキを勝ち取っています。

 

え?・・・と、ということは!?

 

 

一位は轟チーム!

 

 

「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!俺たちは・・・俺たちのあの大量のハチマキは

一体何点だったんですか!?」

 

「そうだよミッドナイト先生!!オイラ達の点はいくつだったんすか!?」

 

あら空海くん、それに峰田くん。そうね、あなた達の得点は・・・       残念、0点ね。

 

「え?な、なんで!?」

 

「嘘だろ!?あんなに頑張ったのに!?」

 

ルール説明で言ったでしょう? 

【取ったハチマキは騎手の首から上に巻くこと】って。

 

「それがどうs・・・あ。」

 

試合終了時、あなた達の騎手の峰田くんにはハチマキは巻かれておらず、    騎馬の蛙吹さんの腕でハチマキが保持されていた。つまり…

 

「ルールの【取ったハチマキは騎手の首から上に巻くこと】が達成されず、

獲得ポイントはゼロ、ゼロ、ゼロ♡…ということですか。」

 

ええ。…惜しかったわね。まぁこれを糧にして来年頑張りなさい。

 

「・・・コッ゜!!」

 

「空海…オイラ、もう疲れたよ…なんだかとっても眠いんだ…」

 

空海と峰田の二人は深い悲しみの闇に飲み込まれ、呆然と立ち尽くすことしか出来なかった・・・




八百万 「峰田さん、上鳴さん、空海さん、騙しましたわね!?」

八百万を筆頭にレクリエーション種目の会場に現れた1−A組の女子たちは皆【 な ぜ か 】チアダンスの格好をしていた。誰の目から見ても彼女たちが勧んで着たとは思えない。
いわゆる「ハメられた!」というやつだろう。一体誰に嵌められたのだろうか?(すっとぼけ)

空海 「不屈の心が歴史に名を残す。」
峰田 「今日は死ぬにはいい日だ。」
上鳴 「みんなと出会えてよかった。」

後にこの三人はなぜか【雄英煩悩三銃士】と呼ばれ、なぜか後の雄英生にも語り継がれ、
なぜか雄英の伝説としてまことしやかに囁かれていったという・・・
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