ヒロアカみたいな世界に生まれたキーブレード使いはどうすればいいですか? 作:露人
①バス停でめっちゃ話しかけられた!!
②空海さんに指名あり!
③名前どうしよう?
ほんへ、どうぞ!
自分のヒーロー名を決める。それも後に自分の活動名になるかもしれない名前だ。
いつか付ける日が来ることはわかっていたが、いざその瞬間が来ると緊張して
いい名前が出てこない。子に名前をつける親もそんな気持ちなのだろうか。
そんな事を思いながら名前を考える。
どうすっぺ…
ーーそうですね…自分の特徴を名前に入れてみれば良いのでは?
なるほどぉ…ええやん!例えばどんなやつ?
『最悪、自分で思いつかなかったらクルールの名前を出せば良い。』なんて思いながら
ーー例えば…【デストロイフェニックスガイ】なんてどうでしょう?
【デストロイフェニックスガイ】空海はその言葉を聞いた瞬間、激しく首を横に振りながら
ソレはヤダ。絶対にヤダ。確かに死んでは生き返ってるけどその名前は絶対にダメだ!
俺のトラウマが再燃しちまうだろ!いい加減にしろ!
ーーそうですか?我ながら良い名前だと思ったのに…残念です。
「おい空海!何一人で騒いでんだ?」
「あ」
峰田が心配しながら話しかけてきた。そういえばそうだ。
自分にしか聞こえないのだから。一人で馬鹿騒ぎしていたら心配の声をかけられるのは明白だ。
「リクくんってそういうのたまにあるよね。個性によるものなの?」
緑谷も話に入ってきた。『もし普通の高校に入っていたら友達0人だっただろうな…』と思い、
話しかけてくれる友に深く感謝しながら緑谷の質問に答える。
「あーー、うん。そう、個性でね。もう一人の自分としゃべってるんだ」
「本当に!?そんな個性もあるんだ…ソレって時間制限とかないの?
負担とかある?あと・・・・」
個性によるものだと知って緑谷はどこからかノートを取り出し、メモをしながらすごい勢いで
質問を投げかける。記者でも食っていけるような感じだ。
華厳の滝のように勢いよく流れ落ちる質問に圧倒されながらも空海は答える。
「あー!!わかったわかった!うまい説明はできないけど答えるぞ!まず時間制限はない!
だけど四六時中話せるわけじゃないんだ」
「時間制限がないのに?」
『時間制限がないのに四六時中話せるわけではない』
ただの矛盾にしか聞こえないが、そうではない。
「そいつと話すときはこいつを実体化させなくちゃいけないんだ」
そう言い、指さしたバックには
ソレを見て緑谷は驚きの声を上げる。
「え?ということはこの大きな鍵と話してるってこと!?」
「まぁ簡単に言うとそういうこと。四六時中話せないってのはこれをバスの中とか
食堂に持ってくのは…いやーきついでしょ」
「確かに…」
緑谷と峰田はうなずいた。それもそうだろう。あのキーブレードはまぁまぁな大きさをしている。60cmは優に超える大きさだ。持ち歩きには不便だろう。
「ちなみに俺はあの鍵と人格を入れ替えられるぜ。ちょっとクールになるぞ」
それを聞いて峰田は納得したように声を上げた。
「あ、あのときの雰囲気が違うお前ってアイツだったのか!」
「あの時って?」
緑谷は峰田に聞く。どうやら覚えていないようだ。峰田は説明する。
「緑谷は見てないか…ずっと前に対人訓練やったじゃん?緑谷は爆豪チームと戦ったやつ。
オイラたちは空海一人が相手だったんだけど、その時オイラ達のいた場所に外から窓をぶち破って入ってきて、あっという間にオイラ達が制圧されちまったんだ」
「ええ!?そんなことが!?」
「そ。そん時になんか雰囲気が違うなーって思ってたけど…
そりゃ中身が違うんだから当たり前か」
はい、15分経ちました!じゃ、そろそろ出来た人から発表してね!
「「ヤッベ!」」
どうやらもう発表の時間が着てしまったようだ。雑談に花を咲かせてしまい、
全く考えていない空海。出生番号順ならまぁまぁ前の方になってしまうが、出来た人からの発表。まだ時間はありそうだ。と、青山が前に出てきた。
「早!?もう決まったんかいな!?」
「青山くんはどんな名前にしたんだろう?」
固唾をのんで見守るクラスメートたち。クラス中が静まり返り、先陣を切った青山が口を開く。
「行くよ・・・ボクのヒーローネームは!!」
ドキドキ・・・ワクワク・・・
輝きヒーロー!
I can not stop twinking☆!!
(短文かよォォ!!)
「そこはIを取ってCan'tに省略した方が呼びやすいわよ」
(訂正案かよォォ!!?)
予想外の短文。発表の最初に色物枠が出てしまったことでクラスの空気は張り詰めていた。
だが、後続のファインプレーによりなんとか持ち直すことに成功した。
「この名前、小学生の時から決めてたの。私のヒーローネームは…【フロッピー】」
「カワイイ!親しみやすくていいわ!お手本のようなネーミングね!」
「レッドライオット!」
「イヤホン=ジャック」
「チャージズマ!」
「良いね!良いわよぉ!さぁドンドン行きましょー!!」
「爆殺王」
「却下。次の方どうぞー」
「ハァ!?」
順調に名前は決まり、残るは再考の爆豪、飯田、緑谷。そして空海のみとなった。
くっそ~。全然浮かばねぇ!
ーー【オカルトアンダケイン】にします?
Shut the fuck up!テメーは少し黙ってろ!
ーー了解しました。
げ、ヤバイ!飯田と緑谷が立った!マズイマズイマズイ…
ーー飯田は轟と同じく名前の【天哉】、緑谷は…【デク】ですか。挑戦的ですね。
それでは急ぎましょう、間に合いませんよ。
「グ、うーん…なにか…なにかないの… !そうだ!これがあったか!!」
長考の末、やっと思いついた空海。今の彼は『エウレーカー!』と叫びながら全裸で
街を一周してしまいそうなぐらい気分が高揚している。そんな彼を見て峰田は質問する。
「お、決まったのか、空海!」
「ああ決まったぜ。完璧な名前がな!」
空海は笑みを浮かべ、ソレに答えながら教卓へ進んだ。
「お、空海くんね!さぁ見せてちょうだい、貴方のヒーロー名を!」
「俺のヒーロー名は・・・コレだァ!!」
自信有りげに出してきたフリップに書かれていたのはアルファベット2文字。
当然ながら先生から疑問の声が出てきた。
「K…H…?なにかの略称なの?それは?」
「はい。KH。それは、Kingdom Heartsの頭文字を取ってつけました!」
「キングダムハーツ…直訳すると【王国の心】、なんでその言葉にしたの?」
「あ、ソレは…えーと…」
ーーまさか理由もなしにその名前にしたわけではありませんよね?
「…そ、そう!ヒーローになった時に、俺がこの国の、否、世界の心を一つにできるような
ヒーローになりたいと思ったからこの名前にしました!」
「へー!よく考えらているわね!良いわよ!その名に見合うようなヒーローを目指しなさい!」
「ありがとうございます!」
ーー後付にしてはいい理由でしたね。
こうして無事、ヒーロー名決めの時間は幕を下ろしたのだった・・・
「オイラはMt.レディのところにするぜ!」
「峰田ちゃん…またやらしいこと考えてるわね」
「ち、ちちちちげぇし!!」
(図星だな)
ーー図星のようですね。
ヒーロー名決めが終わり、休み時間は職業体験先の話で持ちきりだ。
ちなみに峰田の体験先はMt.レディの事務所らしい。煩悩が丸見えだ。
らしいといえばらしいのだが。
「そういえば空海はどーすんだよ!?」
話を振ってきた。空海を見つめるその目に宿る言葉は『お前も来るよな?』であった。
空海は少し悩んだ後、
「うーん…まぁ一応俺に指名は来てたし、そこにするか、実りのありそうな犯罪多発地域の事務所か、峰田と同じ場所かな〜?」
と答え、事務所の一覧を見る。注目したのは3つ。1つ目は指名が来ていた事務所は山奥。
ヒーローと言うよりかは山岳救助隊のような仕事が多いらしい。そして少し前に
スレ民から聞いていた、一大イベントがあるという保須市、そこのヒーロー事務所。
そして3つ目は峰田と同じくMt.レディの事務所だ。
「うーん…悩ましいなぁ…ん?指名の来てた事務所のヒーロー…」
悩む空海が目にしたのは指名が来ていた事務所のヒーローの写真。
そのヒーローは素晴らしいことに女性であった。
ソレだけでも体育祭で命を削ったかいがあったと言えるだろう。
だが、追加で空海は彼女を見て気付いた。
「結構…これでかいけつか?」
「空海ちゃんも鼻の下を伸ばし始めたわ…もうダメね…」
「もちろんオイラと一緒に来るよな?な?」
「うーん、めっちゃ悩む。一体どーすっかな・・・」
ヒーロー名はとりあえず決めた空海。今度は体験先を決めていくぅ!
一体どこを体験先に選ぶのか!?
ーい つ も の ア ン ケ ー トー
期限はだいたい一週間
ちなみに同点だった場合は投稿者点を入れさせていただきマッス!
どれにしようかな・・・
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家政婦のクウ(Mt.レディ)
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でかいけつゾロリの山岳救助(オリチャー)
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過労の刃ー無限パトロール編ー(in保須)