ヒロアカみたいな世界に生まれたキーブレード使いはどうすればいいですか? 作:露人
①脳無とヒーロー殺しが現れた
②脳無と接敵し、強面おじさんに助けてもらう
③逃走成功!
ほんへ、どうぞ!
マニュアル達から離れ、血眼になって脳無を探す空海。残りの脳無は後たった2体だけ。
すぐに見つかる……と空海は思っていた。だがここはゲームではなく現実の世界。
空海はこの街がかなり広いということを忘れていた。
「ゼェ‥・ゼェ……ク、クソ!全然見つからん!」
ーー街を甘く見ていましたね。出現場所を前もって調べておくべきでした。
「畜生!このままだともう終わっちまうぞ!」
ーー非常にまずいですね。なにか打開策を考えましょう。
この状況を打開するための策を考える空海。どこにいる?悲鳴が聞こえてくる方向か?
思考の海に深く沈みこむ寸前、その集中を妨げるようにスマホから着信が来た。
LINE!!
「んあ!?何だラインかよ、ったく誰だこのクソ忙しい時n……これは……」
グループラインに送られてきたのは緑谷の位置情報ただそれだけ。
一瞬疑問が浮かんだがすぐにその疑問は解消された。
ーー緑谷からのSOSですね。……行きますか?間違いなく相手は格上のヒーロー殺しですが。
その言葉を聞き空海は考えた。この広い街でたった2体の、しかも移動する脳無を探すより
緑谷と飯田を助けに行ったほうが確実に経験値を稼げるのではないか?
そう思った空海は瞬時に決断する。
「行くしかねーだろ!こんなんじゃここに来た意味がない!全速力で行くぞ!場所をナビしろ!」
ーー了解しました。
空海は猛スピードでその場所へ向かって移動を始めた。
ーー右の路地裏に入ります。
「OK。後どれ位で着く?」
ーー5分といったところでしょうか。もうすぐです。
「よしよし……」
路地裏をグライドでかっ飛んでいく空海。進んでいた路地裏を抜けたその先には
二坪ほどの空き地が広がっており、空海はそこで一旦立ち止まる。
「おいおい、なにか意味ありげな空き地だな……」
ーーそうですね。まぁなにもないと思いますが。…左にある路地に進んでください。
左手に見える路地に向かって進もうとする空海。その瞬間、
ギュァァァーー!!!!!!
どこからか人と獣の中間のような雄叫びが聞こえてきた。戦闘態勢に入り、
キーブレードを構える空海。すると声の主はビルの屋上から飛び降りてきた。
「な、何だコイツ!?脳無か!?」
現れたのは二足歩行の存在。鱗のような爬虫類じみた肌を持ち、
ふくらはぎと手首から肘にかけて鋭いヒレのようなものが生えている。
オマケに目元が見えない兜と野暮ったく見栄えを考慮していない拘束具のような鎧を着ている。
その姿から空海は脳無だと疑うが、肝心の頭は兜で見えない。
だが、脳無じゃないにしても一般人があの鎧を自分の意思で装着するとは思えないし、
ヒーローであるとも思えない風貌であった。
怪しさ全開な相手に空海は武器を構えながら問いかける。
「そこをどいてくれ!俺はそこを進まなくちゃいけないんだ!!」
「……ハッハッハ…」
荒い呼吸音のみが空き地に響く。返事はない。空海は更に質問を重ねる。
「聞こえないのか!?それとも言葉がわからないのか!?」
「………」
またもや返事はない。だが突然頭を抑え苦しみだし、更に呼吸を荒くしながら
絞り出すようにある言葉をつぶやく。
「グルルル……ソノ…ブキハ……キー…ブレード……」
「!?な、何でそれを!?」
この世界で聞くことはないだろうと思っていた言葉を聞き、驚愕する空海。
詳しく話を聞こうとするが、相手は雄叫びを上げてこちらに飛びかかり、
腕についたヒレを振り下ろしてきた。
グォォォォォァア!!
「!?ック……!」
ガキィィン!!!!
激しくぶつかるヒレと鍵。生じた音はまるで金属同士がぶつかったかのような音だった。
そんなヒレをキーブレードで受けた空海は鍔迫り合いをしながら問いかける。
「お前……なんで
「ァァァァ……!!」
やはり答えない。それどころか唸り声を上げながら振り下ろした腕に力を入れ、
キーブレードごと空海を押しつぶそうとしてくる。
「クッソ……がぁァァ!!!」
なんとか相手を払い除け、相手との距離を置く。
「クソ、何で話さないんだ!しかも斬りかかってくるなんて!!」
ーーわかりません。ですが相手は興奮しているようです。話を聞くのは後にしましょう。
「そうだな……ッ!!来るぞ!」
ガォォォ!!!
フン!
突進してくる相手に勢いよくキーブレードを横振りする空海。
だが鎧にダメージを吸収され、痛がる素振りも見せずに攻撃してくる。
その一撃をスライドで避けながら相手の背後を取って密着し、
今度はキーブレードではなく魔法で攻撃を仕掛ける。
「これならどうだ!燃えろ!!!」
空海の周りを回る火球が相手を攻撃する。だがこれもあまり効いているようには思えず、
攻め手が見つからない。
「畜生、あいつには俺の攻撃が効かないのか!?」
ーーそんな事はありません、攻め続けましょう。
「だけどあいつの攻撃、喰らったらヤバそうだぞ。」
ーーカスあたりでもかなりダメージを貰いそうです。ましてやクリーンヒットなんてしたら……
「
ーーですが彼が私達が元の世界に戻る為の鍵になるかもしれません。
「!!…そうだな!」
ーーその意気です。攻撃しなくては倒せません。やりましょう。
そこから空海は相手の致命傷となりえる攻撃をすべて避けつつ、コンボで相手を削っていく。
だが戦況は好転しているとは思えない。なぜなら空海に見えている相手のHPバーは
未だ一ゲージも減っていないばかりか、空海の方はところどころ当たる一撃で回復が追いつかず、少しずつHPが削れてきているからだ。
「ハァ…ハァ……まずいまずいまずい!!!」
一向に減らない相手のHPと徐々に減っていく自身のHPに焦り始め、その焦りと疲労からか
段々と太刀筋は大振りになり、集中が途切れていく。
ゴァァァ!!!
ガキィィン!!!!
「!?し、しまった!!」
相手を薙ぎ払ったキーブレードが弾き飛ばされ、無防備となった空海に上空から飛びかかる相手。 死 ただそれだけを感じた時、空海は目をつぶりその時を待つほかに選択肢はなかった。
ザシュッ!
香る血の匂い。だが痛みは伴ってなっておらず、あの滴り落ちる生暖かい液体の感触もない。
「…え?」
不思議に思い、恐る恐る目を開けるとその理由は明らかになった。
開かれた目に写ったのは一人の男が空海を庇い、赤く濡れ倒れている光景。
そして倒れている男の顔は空海にとって見覚えがある顔だった。
!?せ…せ……先……輩!!?
空海を庇い、コスチュームが血に染まり倒れる男。それは空海の職業体験先のヒーロー、
マニュアル。その人だった。
KH1やってて投稿遅れましたハメ。(隙自語)
アルテマウェポン鬼つええ!このまま隠しボスも全員ブッ殺していこうぜ!
あとシークレットムービーもみたいナリね。