仮面ライダーキマイラ✕ソウルハッカーズ2   作:ボルメテウスさん

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地下鉄での激戦

 俺達が次に向かった先は、地下鉄廃路線だった。

 

 その目的としては、現在、判明している残る最後のコヴェナント。

 

 その所有者が、葛葉マンゲツという事が判明した。

 

 そして、その人物が現在いると思われる地下鉄廃路線。

 

 そこは元々は首都直下型地震に備えて、地下鉄に新幹線を作る為に建設された場所。

 

 だが、それは表向きの理由であり、実はBLUE BIRDが設立する前の組織であるウィークエンドが、かつてギフとの戦いから人々を守る為に建設された、避難用の地下シェルターの一つだった。

 

 建設自体は既に10年前から行われており、ギフとの戦いが終わった後は誰も立ち入らなくなっていた。

 

 既に50年前から作られていたが、避難した後、長い間生活する事を前提として作られている為か、この場所に住むホームレスもかなり多い。

 

「それにしても、ここもまたBLUE BIRDの施設っていうのは驚きだねぇ」

 

 そう言いながら、サイゾーは周りを地下鉄の様子を見ながら、呟く。

 

「結構、昔から存在していたらしいからね。

 

 それこそ、ファントムソサエティやヤタガラスと同じぐらいの歴史を持つんじゃない? 

 

 なんだって、組織の名前を変えながらも、存続していたからね」

 

「そうね、実際にフェニックスという組織があった時なんて、とんでもないものだったとは聞いていたわ」

 

「あれ、ミレディは知っているの? 

 

 それって、もしかして鉄仮面の?」

 

「えぇ、話だけでも。

 

 ギフを倒したのは確かに五十嵐一輝だけど、その前にフェニックスの長だった存在を倒したのは意外にも現在のBLUE BIRDの長である五十嵐大二らしいわ」

 

「それって、どんな人だったのか、少し気になるわね」

 

「最後の最後で信用してはいけない相手を信用した馬鹿な男よ」

 

 そう雑談を行っていると、見えてきたのは、人影だった。

 

 だが、どうも穏やかな雰囲気ではなく、ホームレス二人に対して、男は手に持った武器で脅していた。

 

「ひぃぃ! やめてくれ!!」

 

「なら、俺の質問にこたえてくんねーか? 

 

 極力、手荒な真似すんなって、言われてんだ」

 

 そう言いながら、男はそのまま銃を真っ直ぐとホームレスに向けていた。

 

「おい、あいつ、ファントムのサマナーじゃねぇか? 

 

 取り込む中だけど、どうする?」

 

「放っておけないでしょ。

 

 というよりも、それをする暇はないと思うよ」

 

 そうリンゴの言葉と共に、既に俺は男に向かって、蹴り飛ばしていた。

 

「なにっ!」

 

「ひゅー、足が速いねぇ。

 

 そういうのは、嫌いじゃないけどな」

 

 そう言いながら、サイゾーもまた追撃するように手に持った銃を男に向けて放つ。

 

「お前達はっ、ちっ、こんな所で邪魔が入るとはなぁ!」

 

『コモドドラゴン』

 

 同時にサマナーが取り出したのは、バイスタンプだった。

 

 バイスタンプをそのまま自身に押印すると共に現れたのは、恐竜を思わせるデットマンだった。

 

「まったく、結構バイスタンプが流れているようだけど、これはもしもの予想をした方が良いかもね」

 

「とにかくやるしかないな!」

 

 俺はそう言うと共に、すぐに腰にキメラドライバーを巻く。

 

「変身!」

 

『スクランブル!』

 

 鳴り響く音声と共に、俺はそのまま仮面ライダーに変身すると共に、目の前にいるコモドドラゴン・デットマンを吹き飛ばす。

 

 キマイラへと変身した俺はそのまま目の前にいるコモドドラゴン・デッドマンを見つめる。

 

 こちらの存在を確認したコモドドラゴン・デッドマンは、そのまま唸り声を出す。

 

 それと共に口に炎を溜める。

 

 暴れ出そうなその炎の狙いは真っ直ぐと俺に向けられていた。

 

 それを見ると共に俺は瞬時に走り出した。

 

 それに合わせるように、コモドドラゴン・デッドマンもまた炎弾を吐き出した。

 

 地下鉄という暗い空間には、コモドドラゴン・デッドマンの炎弾は酷く目立っていた。

 

 俺は迫り来る炎弾を身体を僅かにずらして、避ける。

 

 しかし、その攻撃だけでは終わらず、追撃するようにコモドドラゴン・デッドマンは炎弾を放っていく。

 

 その一撃、一撃を避けていく。

 

 時には避けきれない時には、腕を勢い良く振り払い、受け流す。

 

 幸い、この姿でのキマイラの防御力は高い。

 

 だからこそ、ある程度の攻撃は受ける事ができる。

 

 そうしている間にも、徐々に距離を詰めていく。

 

 このまま一気に決めるかと思った瞬間、俺はふと気づいた。

 

 それはコモドドラゴン・デッドマンが俺に向けて放った炎弾に、何かが混ざっている事に。

 

 その炎弾の中に混じっていた物、それは──―。

 

「ちっ……」

 

 舌打ちをすると共に、俺は地面を強く蹴って、その場から離れた。

 

 すると次の瞬間、地面に着弾した炎弾はまるで溶岩を思わせるような赤熱した物体へと変わり果てた。

 

 それを見ていた俺は思わず顔をしかめる。

 

 そして同時に思った。あの炎弾が放たれていたら、どうなっていたのかを。

 

 恐らくだが、この鎧の防御力をもってしても無事では済まなかっただろう。

 

 しかし、だからといって怯む訳にはいかない。

 

 何故なら今のコモドドラゴン・デッドマンはこちらを殺す事だけを考えているからだ。

 

 ならばこちらも相手を確実に殺す事だけを考えなければならない。

 

 それがたとえどれだけ困難であろうともだ。

 

 コモドドラゴン・デッドマンへと向かって走る中、再び炎弾を放つために口を開く。

 

「ならば」

 

 それと共に俺はキメラドライバーに新たなバイスタンプをセットする。

 

『スクランブル! バッタ! クワガタ! 仮面ライダーキマイラ! キマイラ!』

 

 その音声が鳴り響くと共に腕アーマーのような武器型装甲バックワガレールソードガンが装着される。

 

 俺はバックワガレールソードガンを構えると共に駆け出し、斬りかかった。

 

 それを見たコモドドラゴン・デッドマンは口から炎弾を吐き出す事で迎撃しようとする。

 

 俺はそんな攻撃を気にする事無く、一気に駆け抜ける。

 

 迫ってくる炎弾に対してバックワガレールソードガンを振るう。

 

 するとバックワガレールソードガンから放たれた衝撃波によって炎弾が弾き飛ばされる。

 

 それと同時にコモドドラゴン・デッドマンへ接近し、バックワガレールソードガンで胴体部分を思いっきり斬りつけた。

 

 その攻撃を受けたコモドドラゴン・デッドマンは悲鳴を上げる。

 

 しかし、致命傷には至らないようで、すぐに立ち直るとそのまま噛みつこうとしてきた。

 

 しかし、それよりも早く、俺もまたドライバーを操作した。

 

『クワガタエッジ』

 

 その音声と共にバックワガレールソードガンのソード部分にエネルギーをチャージされる。

 

 同時にエネルギーはクワガタ虫の顎を模した刃を形成し、俺はそれをコモドドラゴン・デッドマンの身体目掛けて突き刺した。

 

 それにより、コモドドラゴン・デッドマンは苦痛の声を上げながら、地面に倒れ込む。

 

 それと共に爆発を起こした。

 

「これで、よし。

 

 あとは」

 

 そうして見てみると、既に向こうも戦いは終わっている様子だった。

 

 ならば、すぐに合流しておこう。

 

「にしても、リンゴの言っていた予想って、一体なんだろう?」

デビルライダー達の戦いで描くのは

  • 王蛇VSカリス
  • エターナルVSサソード
  • ソーサラーVSオーガ
  • デュークVSバロン
  • 4号VSチェイサー
  • パールクスVSBLACKSUN
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