仮面ライダーキマイラ✕ソウルハッカーズ2 作:ボルメテウスさん
葛葉マンゲツは地下鉄から姿を消していた。
彼が使っていたラボには一冊の日記と複数のアロウの写真が残されていた。
マンゲツがアロウを追っていた理由を解明する為、俺達はマンゲツが残した日記を解読できる人物と接触した。
そこは養護施設こまどりであり、見る限りだと広い屋敷であり、子供も多く見られる。
「ここに」
「あぁ」
そうしながら、施設の様子を見る。
かなり広くゆったりとしているのが見られ、中にいる子供達も各々が好きに過ごしていた。
「お前達、もうすぐ夕食だ!
それまで本でも読んでなさい!」
そう、落ち着いた声で話す職員の声が聞こえる。
「えー! おにごっこしたい!」
「外に出たら、せんせいに怒られるよ!
中でかくれんぼしよう!」
「……」
そうした子供達の声が聞こえる中で、フィグは少し心配そうに見つめる。
「子供が沢山いますね。
全員、家族を亡くしているのでしょうか?」
「こんなの、珍しくないわ」
そう言っているミレディの言葉を聞きながら、ゆっくりと見つめる。
「君は少し居心地悪そうだね」
「いや、その家族が亡くなっていると思うとね。
俺の家である五十嵐家は本当に全員が家族思いな人ばかりだからね」
「そうだね。
こんな怪しい、というよりも実際に危険な集団を笑顔で迎えるぐらいだからね」
そう茶化すように、リンゴは呟く。
「あぁ、施設が悪いなんて、全然思わない。
けど、施設が必要な状況というのが、やっぱりな」
「少しつらい?」
「あぁ、どんなに進んでも、そこは変わらないと思うとね」
俺はそう寂しく思いながら、見つめていると、アロウが施設の子供達と楽しそうに話している。
そして、フィグが子供達の笑顔を見える。
「ははぁ、随分と愉快な連中だな」
そうしていると、こちらに近づく声が聞こえた方を見る。
すると、アロウは笑みを浮かべ、ミレディは構えた。
「あなたが、マンゲツの日記を解読してくれる人?
私は」
「あぁ、今はいい。
アロウ、約束通り時間はとっておいたんだが、話は夕食の後でも良いか?」
「えっ?」
「少し、長くなりそうだからな。
そっちのお友達についても話を聞かないといけないだろ?
下手な真似はしないでくれよ、アロウのお友達」
そう呟いた先は、明らかにミレディだった。
「先生、お腹減った!
今日の晩ご飯は何?」
「なんと、今日はカレーだぞ!」
「においで分かった」
「えぇ、またカレーかよ!
みんなー! 今日もカレーだぞ!!」
そう楽しそうに会話をしている様子を見て、少し安堵していた。
『この光景、よく見ていましたからね』
「あぁ、そうだな、マイラ」
俺自身の悪魔という事で、俺の記憶を知っている。
だからこそ、その光景は、五十嵐家でも変わりなかった事に俺も頷く。
しあわせ湯で家族経営しており、元太曾爺ちゃんも1年前までは生きていた。
だからこそ、今は少し寂しさはあるが、長年通っていたお客さんや俺の親戚などが中心に賑わっていた。
そうした光景を見ながら、時間はゆっくりと過ぎていく。
やがて、施設の子供達の食事は終え、そのまま部屋へと戻った事、レイブンさんから話を聞けるようになる。
「まず、アロウ。
お前の任務はC計画の調査と妨害で間違いないな」
「そうだ」
「任務の途中で、C計画は世界の滅亡を呼び込むものであると尻、それを阻止しようと動いていたAion、そして仮面ライダーに助けられる」
そうしながら、俺を見つめる。
「いや、仮面ライダーになったとしても、本当に最近ですけど」
「Aionと協力し、コヴェナント所有者、組織に捨てられたミレディとそっちのサイゾーを助けた」
「まさか、あの鉄仮面の懐刀とこんな形で話す事になるとはな」
「……」
だからこそ、雰囲気は結構、険悪な様子なのか。
「なんというか、俺が知らないだけで、裏の世界は本当に色々あったんだな」
「さて、それじゃ、聞きたい事だけど」
「あぁ、分かっている。
マンゲツの日記の解読だったかな」
それと共に、レイブンさんはそのまま日記に書かれた内容を話してくれる。
コヴェナントの見分け方についてだが、コヴェナントには「色」がある。
コヴェナントには赤、黄、青、緑、紫の5色。
それはコヴェナントの契約。
それと共に分かったのは、ファントムソサエティの目的だった。
コヴェナントを集め、大いなる存在と契約する。
それによって、古い世界は崩壊し、新たな世界を創造する。
「まるで、悪魔との契約だな」
「まぁ、コヴェナントに関する計画自体はどうやら50年前から始まったそうよ。
それ以前は大いなる存在とは別の存在と協力していたらしいわ」
「別の存在?」
「ギフよ」
「それって」
「そういう事。
そういう意味では、私達ファントムソサエティと貴方達五十嵐家は結構因縁があるのよ」
そうして、会話していく中で、俺達はマンゲツが次に訪れるだろう場所の予測だった。
マンゲツが訪れただろう場所や、関わっただろう事件を調べるなど、地道な捜索を提案されたが
「21世紀以降、ヤタガラスが放棄した研究施設のリストなら提供できる。
地下で姿をくらましたマンゲツならば、ここで姿をくらませる事はできるだろうが」
「十分です。
私達、Aionの本領をお見せしましょう」
その言葉と共にフィグさんは目をゆっくりと閉じた。
「なにをしている?」
そう、レイヴンさんの呟いた後
「改竄データを見つけました。
第14号放棄施設の監視カメラです。
「復元出来る?」
「もう、できています。
出します」
その言葉と共に出された画像には片手のない老人が1人がいた。
「間違いない、葛葉マンゲツだ」
「この人が」
「さすがはフィグ!
なら、ここで間違いね、情報提供ありがとう、レイブン!」
「あぁ、マンゲツの事で分かった事があれば、教えてくれ」
「うん、約束する。
それじゃ、第14号放棄路線に急ごう」
リンゴの一言と共に、俺達はそのまま第14号放棄路線へと行く事になった。
「それにしても、まだ若いね。
これも、仮面ライダーの宿命か」
「んっ?」
「なんでもない、気にしないでくれ」
そう、レイブンさんの一言が気になったが、とにかく第14号放棄路線へと向かう事にした。
さすがに放棄された施設という事もあってか、僅かな電灯があるだけで、周りは暗い。
俺達はそのまま施設の中へとゆっくりと進んでいく。
そうして、施設の奥へと進んでいくと、どうやらファントムソサエティのメンバーだとお思われる人影があった。
「はぁ、カブラギが死んだって聞いたし、ここに来るだろうと思ってたけどさ。
まさか、ミレディがそっち側についているな……うそ」
そう、影のある雰囲気をした女性がこちらを見た。
同時に驚いたように目を見開く。
いや、正確には、こちらにいる1人の人物を見て、驚いていた。
それは、ミレディに対してではなく、一番後ろにいるサイゾーだった。
「おいおい、マジかよ」
そう、サイゾーもまた驚きを隠せなかった様子だ。
「なん……で」
そう、向こうのサマナーはサイゾーを見ていた。
呟いた一言は、驚きだろう。
アロウとカブラギの時と似た様子なのもあって、俺達は少し驚きを隠せなかった。
「よぅ、アッシュ。
そんなお化けが出たような顔をしないでくれよ」
「アッシュ、それって確か」
「あぁ、サイゾーが探していた恋人だったね」
俺とリンゴはそんな2人の様子を見ながら、呟く。
聞いた話だと、サイゾーが死んだ時に何かあったのは聞いていた。
だが、カブラギの時とは違い、アッシュさんの表情を見る限り、どこか違うらしい。
「アッシュ、今度こそ、大丈夫だ」
「大丈夫って、何が?
もぅ、ファントムからは逃げられない。
それは分かっているはずよ」
「あぁ、けど、僅かでも可能性がある。
BLUE BIRDならば、きっと大丈夫だ」
「BLUE BIRD?
あそこは確かに強い組織なのは分かるけど、私達なんかに「取引は既にしてある」なに?」
「この事件を解決してくれたら、生活を保障してくれる。
だから!!」
「そんな事、できる訳ない!
あたしは、ファントムソサエティのサマナーだ!
運命は変えられないんだよ!!」
そう、錯乱気味に、その両手に持った銃をこちらに向ける。
「式っ、悪いが、お前は戦いには参加するな!」
「そこにいるのが、仮面ライダーっ!」
同時にサイゾーはそのまま制止する。
「サイゾー」
「悪い、俺のわがままだって。
けど」
「別に気にしないでくれ、一緒に戦った仲間の家族を傷つけたくない。
そんなの、当たり前だろ」
「家族、確かにな」
同時にサイゾーもまたすぐに走り出す。
「何を甘い事を!!」
『ツチグモ! ソウルミクス!』
鳴り響く音声と共に、サイゾーの背中からは4本の蜘蛛の足が生える。
それに一瞬だけ、驚いたアッシュだが、召喚した悪魔を蜘蛛の足が吹き飛ばす。
同時にサイゾーはそのままアッシュを拘束するように蜘蛛の糸で巻く。
「ぐっ」
「悪いな、アッシュ」
「そうかよ、けどな、マンゲツはもう死んでいる!
鉄仮面と、ゼノンに始末されている!」
その言葉は、俺達を驚かせるには十分だった。
一瞬の隙と共にアッシュはそのまま蜘蛛の糸から逃げ出した。
同時に一瞬だけ、サイゾーさんに、悲しそうに見た後、すぐに逃げ出した。
「はぁ、思ったよりも根が深そうだな。
一回死んだのに、サマナーを続けている俺が言うのなんだけどな」
そう言いながら、帽子を深く被っていた。
「……今はマンゲツの所へ行こう」
「けど、あの子の事は」
「サイゾーには、この世界の滅亡を回避して、迎えに行くって、約束したんでしょ。
だったら、行かなきゃ」
「……あぁ、そうだな」
その言葉に、サイゾーもまた立ち上がる。
デビルライダー達の戦いで描くのは
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王蛇VSカリス
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エターナルVSサソード
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ソーサラーVSオーガ
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デュークVSバロン
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4号VSチェイサー
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パールクスVSBLACKSUN