仮面ライダーキマイラ✕ソウルハッカーズ2   作:ボルメテウスさん

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オーバーデモンズの試練

 Aionが作り出した仮想空間。

 

 そこで、俺達は向かった。

 

 本来ならば、ミレディさんも一緒に行うはずだった。

 

 だが、それよりも早く、オーバーデモンズとアギレラを倒す必要があった。

 

「えっと、まずはオーバーデモンズだけど」

 

「そっそうだね」

 

 そう、俺と玉置は震えながら、後ろを見る。

 

 そこには、ミレディさんと花さんが思いっきり火花を散らしている。

 

「とっとりあえず、始まるな」

 

「あっあぁ」

 

 その言葉と共にようやく戦闘が始まる。

 

 その仮想空間として生成されたのは、廃工場。

 

 周りには無造作に放置された機械類や鉄屑があるだけ。

 

 そんな場所において、今回の俺が戦うべき相手が、生成されていく。

 

 その姿は、以前戦ったベイルと似た外見としながら、よりヒロイックになった姿。

 

 それこそが、デモンズドライバーの完成形といえるライダー、オーバーデモンズだ。

 

 オーバーデモンズは、まるでマントのようなクワガタの羽を翻しながら、構える。

 

「これは、本当に気合いに入れないといけないな」

 

 その言葉と共に、俺もまたキマイラへと変身する。

 

 キマイラに変身した事によって、相棒であるマイラもまたキングハンマーとダイルバスターを同時に構える。

 

 同時にオーバーデモンズは走り出した。

 

 その動きは、今まで戦ったどの敵よりも素早い。

 

 そして、その攻撃も的確で、鋭い一撃を放ってくる。

 

 その攻撃を俺はどうにか回避し、手に持ったダイルバスターからビームで反撃を行うが、オーバーデモンズもそれを回避していく。

 

 だが、それは想定内だった。

 

 オーバーデモンズの動きを見た上で、俺はあえて隙を見せたのだ。

 

 その隙に、オーバーデモンズは飛び込むように攻撃を仕掛けてくる。

 

 しかし、その攻撃に対して、俺はわざと避けずに攻撃を受けた。

 

 それにより、俺の体に衝撃が走る。

 

 ダメージはそこまで大きくはないが、それでも攻撃を受ければ痛みはある。

 

 それを我慢しつつ、すぐにキングハンマーを振り下ろす。

 

『Add……! アノマロカリス! Dominate up! アノマロカリス! ゲノミクス!』

 

 そう鳴り響くと同時に、オーバーデモンズの両手の甲赤と黄色のラインと頭部の赤と銀のラインに似た籠手だった。

 

 その籠手で、キングハンマーを受け止めると同時に、右腕側の2本の触手を出し、俺の脚に絡ませる。

 

「なっぐっ!」

 

 触手に絡め取られた事で、バランスが崩れた瞬間、オーバーデモンズはそのまま俺を投げ飛ばす。

 

 投げ飛ばされた俺は空中で体勢を整えて着地するが、そこに追撃を仕掛けるように、オーバーデモンズは左腕側のカギ爪で俺に襲いかかってきた。

 

 それに対して、キングハンマーで受け止めるが、その際にカギ爪の先端がキングハンマーの装甲を切り裂く。

 

 それによって、傷口ができる。

 

 その傷口から血が流れ出る。

 

 この程度の出血なら問題ないが、このままだと押し切られてしまうだろう。

 

 だからといって、簡単に負けるつもりはない。

 

 そのまま力任せに押し返すと、オーバーデモンズはすぐに後ろに飛ぶ。

 

 しかし

 

『Add……! コンドル! Dominate up! コンドル! ゲノミクス!』

 

 その音声が鳴り響くと同時にオーバーデモンズの背中には紫色の翼が生え、両足にも紫と黒のラインが入った。

 

 それにより、オーバーデモンズの飛行能力は格段に上がる。

 

 それと同時に、右手のカギ爪を伸ばしながら襲い掛かってくる。

 

 それに対して、俺もまたダイルバスターを構える。オーバーデモンズの攻撃は、飛行能力を活かした連続攻撃であり、鋭い攻撃の連続だ。

 

 それに対して、俺もまたキングハンマーで防ぎ続ける。

 

 激しい攻防が続く中、お互いに決め手を欠いていた。

 

 そんな中、先に動いたのはオーバーデモンズの方だった。

 

 オーバーデモンズは大きく跳躍すると、一気に上空へと移動する。

 

 そして、空高く舞い上がった状態で、両手を広げる。

 

 その動作を見て、俺は嫌な予感を覚えた。

 

 だからこそ、すぐさまダイルバスターを構えた時だった。

 

『Add……! バッタ! Dominate up! バッタ! ゲノミクス!』

 

『Add……! スコーピオン! Dominate up! スコーピオン! ゲノミクス!』

 

 その音声と共に、オーバーデモンズの姿は大きく変わる。

 

 その脚はまるで飛蝗を思わせ、巨大な蠍を思わせる尻尾が出てくる。

 

「あれが、フルゲノミクス」

 

 話だけに確かに聞いていた。

 

 その圧倒的な力を、どこまで対抗できるか分からない。

 

「けど、これを越えないと越えられないよな!」

 

 同時に俺は懐からバリッドキマイラバイスタンプを取りだし、そのままベルトに装填する。

 

『バリバリィアップ! My name is! 仮面ライダー! キ! マイラ! バリッドシャーロ!』

 

 

 

 その音声と共に、俺もまた、バリッドシャーロへと姿を変える。

 

 音声が鳴り響きながら、俺は氷の鎧を身に纏い、構える。

 

「来いよ!!」

 

 その言葉に合わせて、オーバーデモンズは上空から襲い掛かってくる。

 

 それと共に、俺もまた拳を構える。

 

 お互いの刃が激しくぶつかり合う中、俺は即座に距離を取る。

 

 だが、そんな俺に対して、オーバーデモンズも同じく距離を取った瞬間だった。

 

 背中から、紫色の羽を、まるで銃弾のように放っていく。

 

 俺はすぐに、地面から氷の壁を作り、それを弾く。

 

 しかし、その壁を貫いて来たのか、何発もの弾丸が俺を襲う。

 

 どうにかして回避しながら、俺は氷の槍を作り出して投げつける。

 

 しかし、それはあっさりと回避されてしまう。

 

 どうやら空を飛べるという事は、それだけ有利になるようだ。

 

「だったらっ、こっちも!!」

 

 それと共に、俺はベルトを操作する。

 

『リボーン! キマイラ! バリバリスタンプフィーバー!』

 

 鳴り響くと同時に、俺の前に現れたのはシロクマとシャチだった。

 

 だが、その2匹の動物はそのまま目の前で組み合わさり、変わる。

 

 その姿は、まさにシロクマとシャチの特性が組み合わさったキマイラだった。

 

 その特徴と言えば、全身を覆うように生えた毛皮だろう。

 

 しかも、この姿になった事で、さらに攻撃力が上がった気がした。

 

 そして、それと同時に、俺自身もまた新たな力を感じる事が出来た。

 

 今なら分かる。これは間違いなく、俺の力だ。

 

 そう思った瞬間には、俺は既に動き出していた。

 

 オーバーデモンズに向かって走り出し、一気に距離を詰めていく。

 

 だが、同時に目の前に現れたキマイラは、その獰猛な動きと共に、対抗する。

 

 フルゲノミクスとなったオーバーデモンズと互角以上のパワーを持つキマイラ。

 

 互いにぶつかった瞬間、衝撃音が周囲に響いた。

 

 その一撃を受け止めた俺は、思わずニヤッとする。

 

 確かに、力は向こうの方が上かもしれない。

 

 それでも

 

「一気に行くぜ!」

 

 俺はその叫び声と共に、俺はベルトにあるバイスタンプを操作する。

 

『バリッドシャーロ! フィニフィニフィニッシュ!』

 

 それと同時にキマイラが走りながらオーバーデモンズを地面に押さえつけて引きずる。

 

 同時に、俺はその先に待ち構え、その手には二つの武器が合体した巨大な剣、キマイラスラッシャーを構える。

 

 キマイラに押さえつけられているオーバーデモンに、俺は勢いよく振り下ろす。

 

 その一撃を受けたオーバーデモンは大きく吹き飛ばされる。

 

 同時に、その勝負は決した。

デビルライダー達の戦いで描くのは

  • 王蛇VSカリス
  • エターナルVSサソード
  • ソーサラーVSオーガ
  • デュークVSバロン
  • 4号VSチェイサー
  • パールクスVSBLACKSUN
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