仮面ライダーキマイラ✕ソウルハッカーズ2   作:ボルメテウスさん

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第36話

 新たに現れたゼノンに対して、俺は真っ直ぐとその拳を放った。

 

 だが、その拳はやはり軽々と受け止められてしまう。

 

「式、通常のキマイラでは簡単に対応されるよ」

 

「あぁ、分かった!」

 

 リンゴの言葉を聞くと同時に、俺はそのままもう片方の手でバリッドシャーロバイスタンプを取りだし、そのままキマイラドライバーに装填する。

 

『バリバリィアップ! My name is! 仮面ライダー! キ! マイラ! バリッドシャーロ!』

 

 

 

 キマイラドライバーから鳴り響く音声と共に、俺の身体を中心に氷が発生し、そのままバリッドシャーロへとフォームチェンジする。

 

 同時にそのまま氷を纏った拳で、ゼノンを殴る。

 

 ゼノンはその攻撃に対して、無防備に攻撃を受けた。

 

 それを確認して、俺は思わず言葉を漏らす。

 

「なっ!?」

 

 何故なら、それはありえない事だったからだ。

 

 ゼノンの身体があまりにも硬い事は理解出来る。

 

 だが、それでも拳を受ければ多少なりともダメージはあるはずだ。それなのに、ゼノンには全くと言って良い程に効いている様子が無いのだ。

 

 そんなあり得ない事態に混乱している間にも、ゼノンにさらに変化する。

 

 その身体から光が飛び出る。

 

 その光から出来たのは、なんともう一体のゼノンだった。

 

「ゼノンが増えるって」

 

「まさか、数が増えるのかよっ!」

 

 そうしている間にも、2人に分裂したゼノンはそのまま左右から襲い掛かる。

 

 以前の戦いにはなかった氷を操る能力もあってか、その攻撃になんとか対抗できた。

 

 それでも、苦戦していた相手であるゼノン。

 

 それが2人に増えた事で状況は圧倒的に不利となる。

 

 2人のゼノンの攻撃を防ぐのに手一杯となり、反撃する事が難しい状況になる。

 

(こんな時、どうすれば良いんだよ)

 

 思考を続けるが、解決策は一切思い浮かばない。

 

 その間にも、2人のゼノンは攻め続ける。そして、その身体に変化が起きる。

 

 無数の悪魔が、身体の中にある事もあってか、より大きく変化していく。

 

 悪魔の数も更に増えていく中、まるで鎧のように身体を覆うように、無数の悪魔の顔が生まれて来る。

 

「ちぃッ! もう一体だと?」

 

 その姿には流石に驚きの声を上げてしまう。

 

 先ほどまで目の前にいた存在とは別物のようになってしまったゼノンを見て、ようやく相手の力を理解する事が出来た。

 

 確かに、これは強いかも知れない。

 

 既に、ここまで追い詰められている状況の中で。

 

「式」

 

「リンゴ」

 

「変わり種で行くよ」

 

 その言葉が何を意味するか、疑問に思った。

 

「どうやって」

 

「君とマイラ。

 

 2人だけで今は無理だったら、私も合わせる」

 

「そんなの」

 

「できないの? 

 

 それとも諦めるの? 

 

 だが、まるで悪戯を思わせる顔に俺は笑みを浮かべた。

 

「あぁ、やってやる」

 

「だったら、行くよ!」

 

『ソウルウェポン! 八房!』

 

 鳴り響く音声と共に、リンゴは八つの宝玉が鍔の部分に収まった刀を構える。

 

 同時に

 

『ギタント! オン! ボルケーノ! Come on! キメラ! キメラ! キメラ!』

 

 俺はボルケーノへと姿を変える。

 

 抑えきれない程の衝動に、炎が溢れ出る。

 

 その炎は、ゼノンへと襲い掛かる。

 

 だが、リンゴの手に持った刀に、その炎が吸い込まれた。

 

「これは」

 

「あまり多くはできないけどね。

 

 さっさと決めるよ!」

 

「あぁ!!」

 

『バリッドレックス! フィニフィニフィニッシュ!』

 

 鳴り響く音声と共に、俺はその手に炎を、マイラを集める。

 

 その形は、まるで炎の刀のように。

 

「行くぜ、マイラ! リンゴ!」

 

『あぁ!』

 

「何時でも!」

 

 その言葉と共に、俺とリンゴは、手に持った炎の刀を真っ直ぐとゼノンに叩き込む。

 

 その一撃を受けた瞬間、まるで爆発するように、全身から火花が飛び散りながら吹き飛ぶ。

 

 そして、そのまま壁へと激突した。

 

 それと同時に変身を解除して、俺は息を整える。

 

 正直な事を言えば、かなりギリギリな状態だった。

 

「なんとか倒せた」

 

「正直に言えば、倒せたのは良かった」

 

 そう言いながら、リンゴもまたギリギリだった。

 

「この手はどれぐらい?」

 

「ある意味、今回だけにして欲しいかな。

 

 かなり集中するから」

 

 その言葉に、どこか納得する。

 

「ナナ、とりあえず、ナナ?」

 

 そうしていると、ナナの目を見る。

 

 それは、何かの衝動に蝕まれるように。

 

「ナナ」

 

「……私も、同じかもしれない」

 

「同じって、何を」

 

 それは、どこか嫌な予感と共に。

 

「私も、ロストナンバーかもしれない」

デビルライダー達の戦いで描くのは

  • 王蛇VSカリス
  • エターナルVSサソード
  • ソーサラーVSオーガ
  • デュークVSバロン
  • 4号VSチェイサー
  • パールクスVSBLACKSUN
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