仮面ライダーキマイラ✕ソウルハッカーズ2   作:ボルメテウスさん

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第37話

「ロストナンバー」

 

ここまでの間、幾度も戦い続けた人造悪魔。

 

それが目の前にいるナナもその1人だという事に、俺はショックを受けていた。

 

しかし、どこか予感は確かにしていた。

 

「だけど、ナナは誰も人を襲わなかったじゃないか」

 

「今はね。

けど、ここまで戦ってきたロストナンバーの誰を見ても、人を襲っていた」

 

そうして、ナナはそのまま俺達から目を逸らす。

 

「何を言っているんだ」

 

「ここまでね。

私、自分でも知らない内に嘘をついていたんだ」

 

「嘘?」

 

それと共にナナが言う、嘘。

 

それに俺は疑問にしかなかった。

 

「ロストナンバーを作り出した真弓ゲンは、私の本当の父親じゃなかった。

それどころか、この身体だって、本当の私じゃない。

私とわかり合おうとしたデビルサマナーの身体を」

 

その言葉を言ったナナは、どこか悲痛そうだった。

 

「全部、嘘の記憶だったんだ。

何もかも、全部」

 

嘘。

 

確かに、その話を聞けば嘘かもしれない。

 

「だから、私はもう決めた。

運命に従うって、戦って戦って、人も悪魔も滅ぼして、ロストナンバーだけの世界を作るって」

 

その言葉を紡ぎながら、必死に笑みを浮かべている。

 

だが、それは。

 

「ナナ、それは本心か?」

 

「本心だよ。

これが、私の思いだよ」

 

「それこそ、嘘だな」

 

そう言いながら、俺は真っ直ぐと見る。

 

「なんで、嘘だって言えるのよ」

 

「そんなの、一番バレバレな態度だからだよ。

これまで、嘘の記憶を確かに信じていたお前は、本心で動いていた。

けど、今のお前はそんな自分を消したくて、そうしているのが分かる」

 

「分かる?

私の何が分かるって言うの!

勝手に、私の気持ちを作るなっ」

 

そう、ナナはその手には銃を構えた。

 

そのナナからの迫力は、確実にゼノンを超えている。

 

おそらくはバリッドでも対抗する事はできないだろう。

 

「マイラ、まだ、行けるか」

 

「それは大丈夫だが、その身体で行けるのか?」

 

そう言いながら、問いかける。

 

「その身体で、ボルケーノを使えば、死ぬかもしれない」

 

「かもな。

けど、ここで戦わなければ、どうするんだ」

 

そう言いながら、ボルケーノを強く握り締める。

 

「ナナは、今まで孤独だった。

家族だと思っていた父親の記憶も全部嘘かもしれない。

けどな」

 

俺はそのままボルケーノバイスタンプを構える。

 

「これからは孤独なんてさせない。

彼女の仲間として、家族として、救ってみせる」

 

「家族としてか。

お前も少しは似てきたかもしれないな」

 

そう言ったマイラの言葉はどこか笑みを浮かべた。

 

同時に俺はその手にボルケーノバイスタンプ。

 

そして、反応するようにバリッドバイスタンプが共鳴するように光る。

 

「これは、まさか」

 

『そういう事か。

式、ボルケーノバイスタンプをバリッドバイスタンプに重ねるんだ』

 

「重ねるって、これを?」

 

そう言いながら、俺はボルケーノバイスタンプをバリッドバイスタンプの上に置く。

 

『COMBINE!』

 

すると、ボルケーノバイスタンプはまるで重なるようにバリッドバイスタンプと一体化する。

 

「一つじゃ、できなかったんだ」

 

『悪魔と力を合わせる。

真の意味はこういう意味だったのか』

 

それは、奇跡かもしれない。

 

俺がナナを、家族を救いたい。

 

そんな思いからかもしれない。

 

「行くぞ、マイラ」

 

『あぁ』

 

同時に俺はそのまま一つに合わさったボルケーノバリッドバイスタンプをそのままドライバーに装填する。

 

同時にそれを合図に俺達は構える。

 

『Burning fire!Come on!ボルケーノ!』

 

「変身!!」

 

『バーストアップ!オニアツーイ!バリヤバーイ!ゴンスゴーイ!』

 

その音声と共に、俺の周りにマグマが溢れ出る。

 

それと共に、これまでは実体のなかったはずのマイラは炎の身体と共に隣に立つ。

 

『パネェツヨイ!ダイモン!We are!キマイラ!」

 

同時に、俺達の姿は変わった。

 

これまではメタリックブラックであった部分はキマイラの特徴的なオレンジ色の装甲へと切り替わる。

 

同時に隣に立つマイラは、仮面ライダーダイモンに氷を思わせる青い姿へと変わる。

 

「まさか、これが」

 

「あぁ、これこそが俺達の」

 

「本当のボルケーノだ」

 

炎と氷。

 

対となりながら、支え合う力。

 

「そんな力で、何を」

 

「ナナを救う」

 

その言葉と共に、俺は、目の前にいるナナを救う為に戦い始める。

デビルライダー達の戦いで描くのは

  • 王蛇VSカリス
  • エターナルVSサソード
  • ソーサラーVSオーガ
  • デュークVSバロン
  • 4号VSチェイサー
  • パールクスVSBLACKSUN
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