仮面ライダーキマイラ✕ソウルハッカーズ2 作:ボルメテウスさん
全てが暗闇に包まれる地下鉄。
そこで、2人の仮面ライダーがまさしく戦いをくり広げられていた。
1人は全体的に黒く染まっており、人の形を模した飛蝗を思わせる存在であり、その荒々しい戦い方をするブラックサン。
そんなブラックサンの荒々しい攻撃に対して、手に持った光の剣、リボルケインでブラックサンからの攻撃を受け流す仮面ライダー。
その名は、バールクス。
全身に金色の歯車のような意匠があるそのライダーは、ブラックサンの攻撃に対抗していた。
地下鉄という、あまりにも狭い空間の中で行われる一進一退の攻防。
「ぐっ……!」
しかし、徐々に追い詰められていくバールクス。
このままでは負けてしまう。そう思ったバールクスだった。
しかし、近くにいたギフジュニアを見つけると共に、それを真っ直ぐとブラックサンに向けて投げる。
ブラックサンはそれに対して、気にする事なく、瞬時にギフジュニアを蹴り倒す。
それが一瞬の隙だった。
瞬く間に接近したバールクスは、そのままブラックサンの蹴り上げる。
それによって空中へと吹き飛ばされたブラックサンだったが、すぐさま体勢を整えて着地をする。
だが、そこには既にバールクスの姿はなかった。
どこに行ったのかと思いながら周囲を見渡そうとした時、背後から声をかけられた。
そして、振り向くと同時に、バールクスの持つ光の剣によって腕を斬り裂かれる。
斬り裂かれた腕からは血が溢れ出し、地面に落ちる。
痛みを感じながらも、ブラックサンは即座に反撃しようとするも、それよりも早くバールクスが次の攻撃を仕掛けてきた。
「っ」
流れ落ちる血を抑えるように、ブラックサンは左腕を押さえる。
すると、そこへバールクスが追撃を仕掛けてくる。
ブラックサンは慌てて避けると、地面を踏みつけて衝撃波を放つ。
バールクスはそれを避けると、今度はこちらから仕掛けようと走り出す。
それに対し、ブラックサンはバッタの脚を無理矢理引きちぎり、勢いよく振るって遠心力で剣状へと変化させたもの世紀王ブラックブレードで斬り裂く。
一瞬、その攻撃に対して、バールクスは手に持ったリボルケインで受け止める。
火花は散るも、ブラックサンはその一撃を止める事ができずに、弾き飛ばされる。
それでも、ブラックサンはすぐに立ち上がると、バールクスに向かって走り出した。
バールクスもまた、それに対抗するかのように走る。
2人の間に距離はなくなっていき、互いの武器をぶつけ合う。
光のレーザーサーベルと思われるリボルケインと、バッタの脚の形をした世紀王ブラックブレードがぶつかり合い、周囲に光が飛び散った。
それはまるで花火のように輝きを放ち、両者の視界を眩ませる。
その中で、ブラックサンはバールクスの背後に回ろうとし、バールクスはそれを阻止しようと動く。
互いに相手の行動を読んでいるかのような動きを見せる中、2人は一気に動き出した。
そして、再び刃同士がぶつかり合う。
先ほどよりも強い衝撃が周囲に広がり、激しい音を立てる。
そんな中でも、2人の戦士は止まらず、むしろさらに加速していく。
何度もぶつかる度に金属音が響き渡り、それと同時に火花も散らす。
やがて、2人が同時に後ろに下がると、そこで戦いに変化が訪れた。
今まで防戦一方だったバールクスが攻め始めたのだ。
リボルケインを振り回し、ブラックサンに攻撃をする。
それに対して、ブラックサンは両腕を交差させてガードするも、バールクスの攻撃に押され始める。
少しずつ後退しながら戦うブラックサンだった。
しかし、その身体には、徐々に僅かであるがダメージが確かに残っていたのか、血が滲み出していた。
それを目にしたバールクスはチャンスだと思ったのか、一気に畳み掛ける。
しかし、その瞬間。
ブラックサンに大きな変化が起こる。
ブラックサンを中心に衝撃波と共に、その姿は変わる。
先程、切り落とされた腕は瞬く間に再生する。
そして、細かい部分は変わらず、ブラックサンの左胸に白く刻まれ、赤く光る複眼。
それが、これまで怪人を思わせるブラックサンの姿をより仮面ライダーらしい姿に変わった。
その変化に、バールクスは一瞬、戸惑いを隠せないが、再びリボルケインによる攻撃を放つ。それに合わせて、ブラックサンも動いた。
今度はブラックサンから仕掛けた。
バールクスに向かって駆け出し、一気に接近すると蹴りを放つ。
バールクスはその攻撃を防ぐように腕を上げようとするが、それより早くブラックサンの拳が顔面に当たる。
それにより、バールクスは大きく吹き飛ばされるが、空中で体勢を整えると地面に着地して、すぐさま反撃に出る。
リボルケインを構えて振り回す。
それに対し、ブラックサンは左腕を前に出して受け止めるとそのまま掴む。
バールクスはすぐに引き抜こうとするが、それよりも先にブラックサンは右ストレートを放ち、バールクスを吹き飛ばす。
そして、バールクスは地面を転がって倒れると、ブラックサンはゆっくりと近づく。
バールクスは立ち上がると、すぐに構えを取る。
しかし、次の瞬間。
ブラックサンは一気に距離を詰めると同時にバールクスの腕を掴む。
「ライダーパンチ!」
そう、静かに呟いたブラックサンの言葉と共に、ブラックサンの目は赤い光と共に、その拳をバールクスを吹き飛ばす。
「ぐっ!?」
その一撃は、これまでのどんな攻撃よりも重く、強いものだった。
しかし、それがまさにバールクスにとっては致命傷となった。
既にブラックサンは大きく跳び上がり、その脚を真っ直ぐとバールクスに向けていた。
「ライダーキック!」
叫ぶような声と共に放たれたブラックサンの必殺の蹴り。
それはバールクスに命中し、彼の体を貫いて背後の壁にまで激突させる。
バールクスはそのまま壁にめり込む形で止まると、全身から火花を出しながら倒れ伏す。
それと同時に、バールクスの体が崩れ始め、爆発する。
それが、戦いの決着を意味した。
「よしっ、これでデビルライダー軍団を倒せた!」
そう言いながら、サイゾーは笑みを浮かべながら言う。
「まだっ油断はするな!
センチュリーが誕生するまでは」
「あぁ、分かっている」
サイゾーはそう言いながら、未だに迫りくるデビルライダー達に立ち向かっていく。
デビルライダー達の戦いで描くのは
-
王蛇VSカリス
-
エターナルVSサソード
-
ソーサラーVSオーガ
-
デュークVSバロン
-
4号VSチェイサー
-
パールクスVSBLACKSUN